”Tokyo Box Breakout Strategy”が興味深いぞ!
本日もYou Tubeをザッピング中に見つけた興味深いFXストラテジーを紹介します。
Tokyo Box Breakout Strategyと呼ばれるブレイクアウト戦略です。動画はこちら。
Japanese Forex Trader Kei氏によるFX動画です。解説はすべて英語ですがとてもわかりやすい英語なので理解しやすいと思います。もちろん英語が苦手な人は迷わず自動翻訳にて視聴してください。You Tubeの自動翻訳機能については海外の投資系動画、まだ見てないヤツは今すぐみるべき!のなかで解説しています。
Tokyo Box(東京ボックス)とは?
本題です。Kei氏のTokyo Box Breakout Strategyは、その名の通りTokyo Boxをブレイクした方向に仕掛けるというシンプルな手法です。
Tokyo Boxは日本時間における9時〜15時(協定世界時=UTC午前0時〜6時)の間に形成された最高値&最安値を上辺・下辺とするボックス(箱)を指します。
- BOX左辺…日本時間9時のローソク足
- BOX右辺…日本時間15時のローソク足
- BOX上辺…日本時間9時〜15時における最高値
- BOX下辺…日本時間9時〜15時における最安値
上のチャート図(CHF/JPY 1時間足)に四角い箱がいくつか並んでいますね。これがTokyo Boxですね。
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東京BOXブレイクアウトの手順はたったの3つ!
Tokyo Box Breakout Strategyを実践するための手順は以下の3つ。
- Step1:Highlight the Tokyo Session
- Step2:Place buy stop above,Place sell stop below the Tokyo Box
- Step3:Place Stop Loss below or above Tokyo Box
超訳すると…
- 手順1:東京BOX(9時〜15時)をBOXで囲む
- 手順2:東京BOXの少し上に買い注文、少し下に売り注文を入れる
- 手順3:買いの場合SL(損切りポイント)を東京ボックスの下に置く、売りの場合SL(損切りポイント)を東京ボックスの上に置く
つまり、東京BOXを上方にブレイクしたら買いで仕掛ける(SLはBOX下辺)、東京BOXを下方にブレイクしたら売りで仕掛ける(SLはBOX上辺)という極めてシンプルなストラテジーです。
東京BOXブレイクアウトに”優位性”が存在する理由
手順はとてもシンプルでわかりやすいですね。ところで、Tokyo Box Breakout Strategyの優位性について、提唱者のKei氏は次のように述べています。
このストラテジーが機能するのは、日本人トレーダーのトレードスタイルにあるんだよね。
日本人の大半は逆張りトレードを好むんだ。僕は日本人だからこのことをよく知っているんだ。
逆張り、つまり強気トレンド時は売り、弱気トレンド時は買うということを日本人の多くはしているんだよね。こうした日本人のトレードスタイルが東京時間におけるボラティリティの少なさの理由なんだよ。
東京時間がレンジを形成しやすく、結果的にその後の時間帯にブレイクしやすいってわけ。
たしかに一理ありますね。日本人が逆張りトレードを好む結果、BOXの上辺では売りが多く、下辺では買いが多くなります。それらのポジションのSLはそれぞれの辺のやや下に置かれることになります。
日本人のSLを狙うのが、次の時間帯のトレーダー。つまりロンドン時間におけるトレーダー達です。
東京BOX上辺や下辺に蓄積されたSLを狙い撃ちする結果、BOXブレイクした方向にレートが伸延しやすいわけです。
クロス円に限定してストラテジーを使うこと!
Tokyo Box Breakout Strategyが機能する通貨ペアには制限があります。日本人が好む通貨ペア、つまり「クロス円」ですね。
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、CHF/JPYなどの円が含まれる通貨ペア(クロス円)です。
また本ストラテジーを実践する際の注意点として以下の2つが挙げられています。
- 経済指標発表時のトレードに注意すること
- 最低でも過去3日の動きを振り返ってBOXブレイクアウトが機能しているかを確認すること