【FX】AO(Awesome Oscillator)を活用した出口戦略を考察するよ!
前回、ボリンジャーバンドとEMAでスキャルピングするFX手法を解説するよ!の記事にてスキャル戦略を解説しました。元ネタ通りなのですが、今回はこのストラテジーで使われていた「AO(Awesome Oscillator)」を当サイトの特典のひとつである「SQI」と組み合わせて、出口戦略を考察してみます。
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以下の図が「AO(Awesome Oscillator)」です。
赤と緑のヒストグラム(棒グラフ)で構成されたインジケーターです。AO(Awesome Oscillator)の解説についてはまた改めて記事にする予定です。
まずは以下のチャートをご覧ください。
上のメインチャートにはSQI。サブウィンドウにはAO(Awesome Oscillator)を表示させています。AO(Awesome Oscillator)は移動平均線ベース(終値)なので、ローソク足が確定すれば再描写(リペイント)することはありません。
さて、出口戦略です。考え方は次の通り。AO(Awesome Oscillator)のヒストグラム(バー)の色が変化したら、そのローソク足の高値or安値にSLを移動させるというもの。
上昇トレンド時は、AOのヒストグラムが緑色から赤色に変わったらSLをそのローソク足の「安値」に設定します。その後はローソク足が確定するごとに、SLを段階的に「安値」に移動。つまり、トレーリングストップです。
下落トレンド時は、その反対。AOが赤色から緑色に変化したらSLを「高値」に設定し、段階的にSLを移動させる。
そのSLにヒットしたタイミングで手仕舞いとなります。
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MetaTrader4にて出口戦略を検証
EUR/USD(ユーロドル)の30分足チャートで検証してみましょう。
上昇トレンドが発生している相場です。AO(Awesome Oscillator)もゼロラインを超えていますね。SLを設置するのはAOのヒストグラムが赤色に変化したタイミングです。
最初の上昇トレンドでは、3回目のSLで手仕舞いとなりました。まずまずのトレードですね。
次の大きなアップトレンドでは、2回目のSL移動で手仕舞い。こちらもがっぽり利幅を取れています。
どちらも、トレーリングストップによって含み益を大きく損なうことなくトレンドに追随していくことができていますね。
下落トレンドもチェックしてみましょう。
左(過去)から見ていきます。1回目の下落トレンドでは最初のSLにヒットして手仕舞いとなっています。2回目の下落トレンドはそもそも不発(ダマシ)でしたね。
小さな上昇トレンドを経て、3回目の下落が始まります。上下動が激しいですがトレーリングストップで微益です。
戻し後に再び下落しますが、こちらはSL設定によってまずまずの利益を確保出来ました(1回目のSLヒットで手仕舞い)。
トレーリングストップによって、トレンドフォローにつきものの急激な戻しを心配することなく利幅を確保できることが理解できますね。
いかがでしょうか?AO(Awesome Oscillator)をトレンドフォローの出口戦略に活用するアイデアです。