エンベロープ(Envelopes)は順張りでも使える優等生!
前回は、エンベロープ(Envelopes)を逆張り(カウンタートレード)で活用する方法を紹介しましたね。こちらです。
でもね、エンベロープ(Envelopes)は逆張りだけじゃないって知ってました?実は順張り(=トレンドフォロー)でも使える優等生なんです!
今回は、みんな大好きなトレンドフォローでエンベロープ(Envelopes)を活用する方法を紹介しますね。
まずはMetaTrader4の設定から。使用する通貨ペアはとりあえずUSD/JPYの1時間足としましょう。
期間は「25」、偏差は「0.1%」で設定します(通貨ペアや時間足にあわせてエンベロープのパラメーターを変更することをおすすめします)。
チャートに表示させると…
エンベロープのバンドウォーク(band walk)現象
ご覧の通り、強いトレンド発生時はローソク足がエンベロープ(Envelopes)のラインを超えて、バンドウォークしています。
バンドウォーク(band walk)とはラインの上を歩くように(スキップするように)トレンドを描く様を指します。
もともとは、ボリンジャーバンドで使われるバンドウォーク(band walk)ですが、エンベロープでも活用できるんです。
海外ではエンベロープのバンドウォーク現象を利用したインジケーターも提供されています。
ルールはシンプルです。
ローソク足がエンベロープの外側で終値をつけたら、次足始値でENTRYとなります。
一目均衡表の「雲」でフィルタリング
とはいえ、闇雲にENTRYしてはダマシも連発します。順張りなので、トレンドフォロー系のフィルターを噛ませたほうが良いですね。
例えば「一目均衡表」の雲とか。
雲の上では「買いENTRY」のみ、雲の下では「売りENTRY」のみとすると、良い感じでフィルタリングできますね。
また、「エンベロープ上抜け」かつ「一目の雲を上抜け」を満たしたときに買いでENTRYというのも、トレンド初速を捉えるシグナルとして有効です。
逆方向も見てみましょう。
こちらも、「エンベロープ下抜け」かつ「一目の雲を下抜け」で、下落トレンドの発端を捉えられていますね。
その後もエンベロープ下抜けで順張りENTRYすることでそこそこの値幅を抜くことに成功しています。
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エンベロープへの”収束”で手仕舞い
手仕舞い(EXIT)は、一旦エンベロープから放たれた値が再びエンベロープに吸収されたタイミングがベターでしょう。
トレンドが強い場合は、エンベロープへの収束で手仕舞いせずに、むしろ再びエンベロープ抜けでポジションを増し建てするのも面白いかもしれません(ピラミッディング)。
レートが一目均衡表の雲に吸い込まれるほど逆行したら、潔(いさぎよ)く手仕舞いです。
海外でも人気の高い『エンベロープ』
色々と研究してみると新たな発見がある『エンベロープ』。海外ではけっこう人気のあるテクニカルの一つです。
海外FXフォーラムのForexFactoryでも多くのスレッドがたっていて、日夜、様々な議論がおこなわれています。
もっと研究してみたい人は、ぜひ海外FXフォーラムを覗いてみることをおすすめします。