タイで7人の養女と暮らしながら1億4000万円を稼いだ木本隆義さんとは?
週刊SPA!に興味深い記事が掲載されていました。以下の引用記事は、週刊SPA!に掲載されていたものと同じWEB記事です。
[タイ式FX]で1億4000万稼いだ必勝トレード術とは
2015年11月16日 マネー
3年前にタイに移住し、確実に利益を出すFXトレーダーがいる。利益総額はなんと1億4000万円! 数々のトレーダーバトルでも実績を残す注目のタイ在住投資家が、その必勝術をついに明らかにする!
3年で1億4000万円稼いだ!
「3年前、タイへの移住をきっかけにFXを始めました。タイバーツ高の影響リスクを回避したかっただけなのですが、やがて本格的にトレードするようになり、利益は累計1億4000万円を超えました」
バンコク市内を見下ろす超高層コンドミニアムのプールサイドで、くつろぎながら、そう話すのはタイ在住の起業家・木本隆義氏。3年で億超えの実績も見事だが、特筆すべきはその方法論だ。
(中略)
外国語学校を展開し7人の養女を支援
タイ式マッサージを受けながら数多くの予測記事を読み込むという木本氏。タイでの暮らしぶりも気になるが、さぞ豪遊を?
「毎月の支出は100万円ほどです。7人の養女たちの生活費や学費を支援しているし、家賃も15万円ほどかかります。FXで稼いだお金も、あまり貯金はせずに外国語学校や保育所へ投資したりして使ってしまっていますね。せっかく身につけたMBAのスキルを、実業にも生かしたいですから。次はひつまぶしや鯛めしを出す日本料理店をタイで開けたらな、と」
野望の膨らむ木本氏。タイでのトレーダー生活もなかなか楽しそうだ。MBA流FXを身につけてバンコク移住を目指してみる!?
引用:HARVARD BUSINESS Online
タイ在住の日本人がわずか3年で1億4000万円を稼いだというものです。その人の名は木本隆義さん。木本さんは、慶応義塾大学を卒業後、トヨタ自動車関連の会社に勤務し、その間に名古屋商科大学大学院でMBAを取得するなどして、現在はタイに在住し、7人の養女と暮らしながらFX投資に取り組んでいます。
なかなか興味深い経歴の持ち主ですね。
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MBAとトヨタで学んだスキルをFXに応用
木本隆義さんの手法も非常に興味深いものです。多くのトレーダーも参考になるのではないでしょうか。
「普段のトレードで使うのは『CAPM理論』です。大相場では『デシジョンツリー』を作成し、取引の効率性を『見える化』して、『期待値最大化原理』で判断します」
彼がトレード理論として取り入れているのがCAPM理論とデシジョンツリーと呼ばれるものです。
CAPM理論
CAPM理論とは、資本資産価格モデル(Capital Asset Pricing Model)のことですね。市場均衡下における資産の期待リターン算出モデルです。非常に難解な理論ですが、個人投資家でこの理論を取り入れている人も少なくありません。
「ノーベル経済学賞を受賞した投資理論ですが、実際の投資への応用として、簡単に言ってしまえば『性格の異なる投資対象5つ以上に分散すれば、市場全体に投資したのと大差ない効果が得られる』と理解しておけばいいでしょう」
デシジョンツリー
デシジョンツリーとは、分岐シナリオのことですね。ITメディアエンタープライズに参考になる図があったので拝借します。
分岐図を描くことで思考を整理し、選択すべきルートを意思決定するためのツールがデシジョンツリーです。
「すべてのシナリオの期待値の合計が大きければ大きいほど効率のいいトレードだということになります。シナリオごとの発生確率やターゲットについてはプロの予想屋が書いた記事を参考にする。それで判断できなければ予想屋に直接質問することもありますね」
彼はデシジョンツリーを投資に応用し、複数のシナリオを描きながら期待値を算出し、意思決定しているようです。
出典:HARVARD BUSINESS Online
非常にロジカルで勉強になります。
実際のトレードはボリンジャーバンドを使っている
多くの個人トレーダーは、自分で相場の方向性を予想しようとしていますが、木本隆義さんは複数のアナリストの予想を読み解き、シナリオを組み立てます。さらにデシジョンツリーで、損切りしたときの損失額と利確したときの利益額を算出し、全体の期待値が大きければ仕掛けるという流れのようです。
実際にポジションを持つタイミングはボリンジャーバンドを使っているようです。
エントリーは4時間足のボリンジャーバンドなどを参考に。高値を買わず、安値を売らないように買いはマイナス1σ、2σ付近でエントリー。売りはプラス1σ、2σ付近を目安にしてエントリーする
ロジカルなルールがあってはじめてFXが”ギャンブル”から”投資”になる
この記事を読むと、木本隆義さんが自身に課したロジカルで厳しいルールが見えてきます。ここまでしてはじめてFXがギャンブルではなく投資になるということなのではないでしょうか。