エンベロープ(Envelopes)の基本はリバウンド狙いのカウンタートレード
前回の記事で、エンベロープについて基本的なことを理解できたと思います。
今回は、エンベロープを使った具体的なトレード手法について解説していきますね。
エンベロープ(Envelopes)の基本戦略は逆張り=カウンタートレードです。ローソク足が上下のエンベロープラインにタッチで、逆方向に仕掛けるわけですね。
移動平均線からの「乖離からの収束=リバウンド」を狙ったトレードですね。
とはいえ、エンベロープの偏差(乖離幅)をどれくらいで設定するかは、人それぞれです。ざっくりとですが、一般的に使われる偏差を紹介しておきます。
- 日足の偏差=1.0%
- 1時間足の偏差=0.2%
- 15分足の偏差=0.1%
また、エンベロープを複数表示させてトレードしている人も存在します。例えば6本。それぞれの偏差(乖離幅)は以下の通り。
- 1本目…0.10%
- 2本目…0.15%
- 3本目…0.20%
- 4本目…0.25%
- 5本目…0.3%
- 6本目…0.4%
実際に表示させると…
各ラインにタッチする確率は、外側のラインほど低くなりますね。逆に言えば、外側のエンベロープラインにタッチ後に反発する(戻される)確率は高くなります。
各ラインへのタッチ後のレートが戻り長いヒゲを残したローソク足の次足でENTRYとなります。
この手法を得意とするトレーダーは、あの有名な「ぶせな」氏です。彼の詳しい手法については以下のサイトをご覧ください。
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ぶせな氏は20EMA(指数平滑移動平均線)を使っています。
ここまで極端でなくても、複数本(2〜3本)のエンベロープを表示させてトレードしている人はわりと存在します。
エンベロープ抜け後に長いヒゲをつけたらENTRYチャンス
エンベロープからのリバウンドを狙う場合は、「ヒゲ」が一つの目安です。
エンベロープにタッチ・抜け後に「長いヒゲ」を形成したローソク足の次足始値でENTRYすることで、確度を高めます。
逆張りトレードの精度を高めるためにも、より上の足(長期足)でのトレンドを確認しておくことは必須です。
長期足(例えば日足)が上昇トレンドにあるならば、執行時間足(30分足、1時間足)では「買い方向」のみを選択して仕掛けるなどすることで、安心してENTRYができるはず。
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「利食い」はセンターライン(移動平均線)タッチ
EXIT(利確)は、センターラインつまり移動平均線へのタッチが無難ですね。
ただ、トレンド方向へ仕掛けているならば、もっと大きな利幅を狙えるケースもあります。この辺りは各人の裁量判断となるでしょう。
エンベロープに特化したインジケーターを紹介
最後に、エンベロープに特化した面白いインジケーターを紹介しますね。『CAP Channel Trading』というインジケーターです。以下のサイトからダウンロードできます。
上下に引かれたエンベロープラインの外側にレートが出ると、自動的に矢印マークを表示してくれます。無料で利用できますよ。(以前まで無料でしたが有料になったようです。30ドルで購入できます。)
ダウンロードはこちらからどうぞ。