BOXブレイクアウト専用のSQBOX|そのロジックとは?
当サイトのオリジナル特典であるSQBOXについて、詳しいロジックを知りたいという問い合わせをいただきました。
そこで今回改めてSQBOXの詳細なロジックを解説します。
まずはMT4チャートに設定したSQBOXをごらんください。
上のチャート図はEUR/USD(ユーロドル)の15分足チャートにSQBOXを設置しています。SQBOXはご覧の通り、チャート上にボックス状(箱状)の描写をするインジケーターです。
基本的にはトレンドフォロー型のテクニカルになり、ボックスの並び方や形状によって相場の環境認識を行うためのツールです。
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ボックスはどのようなロジックで描写されているのか?
ご質問の内容は、このボックスがどのように描写されているのかを知りたいというもの。
実はこのボックスは非常にシンプルなロジックによって描かれています。
まずは上のチャート図に単純移動平均線(SMA)を表示させます。期間はボックスの期間に合わせて「14」とします。
ボックスを描写するには、上辺と下辺が必要ですね。この上辺・下辺を描写するために単純移動平均線(SMA)を使っているのですね。
上辺を描写するロジック
ローソク足(終値)が単純移動平均線を下抜けたタイミングで、直近n本の最高値を取得して上辺値とする
下辺を描写するロジック
ローソク足(終値)が単純移動平均線を上抜けたタイミングで、直近n本の最安値を取得して下辺値とする
たったこれだけです。
ローソク足(終値)と単純移動平均線のみでBOXを描写しているのですね。非常にシンプルであることがわかります。
ローソク足(終値)が単純移動平均線を下抜け・上抜けのタイミングでBOXの上辺・下辺の値を変化させているのです。下抜け・上抜け後、終値と移動平均線の関係が変化しない場合は、そのままBOXの上辺・下辺を右に伸ばし続けているのです。
SQBOXチャートで確認してみよう(下辺の変化)
チャートを拡大してチェックしてみましょう。
ローソク足(陽線)の終値が単純移動平均線(SMA、期間14)を上抜けました。
そのタイミングでBOXの下辺が直近ローソク足14本の最安値まで移動しています。
SQBOXチャートで確認してみよう(上辺の変化)
次に上辺の変化について確認してみましょう。
上のチャート図では2箇所、ローソク足の終値が移動平均線(期間14)を下抜けていますね。
移動平均線の上抜け・下抜けがないときはBOXの変化はない
そして移動平均線の上抜けや下抜けが発生しないときは、そのままBOXの上辺・下辺を右に伸ばし続けます。
直近n本の最高値・最安値を取得するが、n本はどこで設定するか?
さて、SQBOXは直近n本の最高値や最安値を常に取得しつつBOXを変化させていますが、このn本は何本なのか?
これがパラメーターにて設定します。
SQBOX(SQBOX_BOX.ex4)のパラメーターを開くと、LBPという項目があります。この値を14にすれば、直近14本の最高値・最安値を取得することになり、同時にロジックのベースになる単純移動平均線(SMA)の期間も14となります。
以上が、SQBOXのロジックです。非常にシンプルで拍子抜けしたかもしれません。ただシンプルであるがゆえ、汎用性が高くアレンジも効かせやすいと考えています。
オリジナル特典の解説はこちらからどうぞ。