1分足スキャル商材、最近増えてるよね?
ここ最近1分足を使ったFX商材をよくみかけるようになりました。2021年だけでも以下の通り。
2021年に販売された1分足スキャルFX商材
上に挙げた3つの商材はどれも1分足を執行時間足としたストラテジーを採用しています。1分足ですから当然スキャルピングトレードです。おそらくFXトレーダーのニーズが高いのでしょうね。1分足スキャルならば1日におけるトレードチャンスが非常に多くあります。また勝敗判定もすぐにわかるため、ゲーム性が高く射幸心が煽られやすいという点も人気の一つです。
最近のスマホゲームやガチャなどと同じ感覚で、暇な時間やスキマ時間を埋めるアイテムの一つとしてスキャルピングがシェアを拡大しているようにも思えます。言ってみればバイナリーオプションと同じですね。
海外の1分足スキャルピング手法を紹介するよ!
余談はさておき、本日は1分足に特化したスキャルピングストラテジーを紹介します。ソースは古いですが、それなりに優位性がありそうです。
Forex Strategies Resources
- https://www.forexstrategiesresources.com/scalping-forex-strategies-iii/317-1-minute-scalping-system/
1minute Scalping System
記事タイトルは1minute Scalping System(1分足スキャルピングシステム)です。記事内の画像をみていただくとわかりますが、GMMAを使用します。GMMAに使用するEMA(指数平滑移動平均)は次の通り。
短期足群
- 3EMA
- 5EMA
- 8EMA
- 10EMA
- 12EMA
- 15EMA
長期足群
- 30EMA
- 35EMA
- 40EMA
- 45EMA
- 50EMA
- 55EMA
さらにトレンド確認用の移動平均線を1本加えます。
トレンド確認EMA
- 200EMA
これらをMT4チャート上に設定した画像がこちら。
各EMAの色もネタ元と合わせてみました。GMMAで使用する各EMAに色を加えることで、トレンド発生を視覚的に捉えやすくする工夫が施されています。具体的なトレードルールを確認します。
When the two groups of MMAs part, you have an entry signal. You can tell when this has occurred by watching for a gap between the yellow and aqua EMAs.
The best entries are given when the long-term (red) group is already aligned in a perfect order behind the trend indicated by the short-term (green) group. Sloppy crosses result in sloppy trades.
There are a few of things you need to pay attention to with this implementation of guppy:
1. Avoid trading against the 200 EMA. (I don’t like trading against the multi-day trend, either.)
2. Don’t take shaky crosses. You want the candle to be moving above or below the greens with authority.
3. The best crosses occur at a sharp angle against the reds.
4. Do not take a cross if the reds are still pointing the other way. When the reds tighten and start to flip over, you’re ok.
5. Sometimes it is better to wait for a pullback to confirm the validity of the move. When you get a candle closing at its high or low in the direction of the move, you can enter.
引用:https://www.forexstrategiesresources.com/scalping-forex-strategies-iii/317-1-minute-scalping-system/
GMMAの2つのグループ(短期群・長期群)が分離すると、ENTRYシグナルが発生する。黄色と水色のEMAの間のギャップを監視することで、ENTRYシグナルがいつ発生したか確認できる。
長期群(赤色の束)と、短期郡(緑色の束)が明確な序列で並んでいる場合に、最高のENTRYとなる。この序列がぐちゃぐちゃの場合は、ENTRYに適していない。
GMMA(グッピー)ストラテジーを使用する場合に以下の点に注意する必要がある。
- 200EMAのトレンドに逆らわないこと
- GMMAとローソク足の不安定なクロスを避けること
- 最高のクロスは赤ラインにたいして鋭角に交わったとき
- 赤ラインが反対方向を向いている場合はクロスしてもスルーする、必ず赤ラインの収束と反転を待つこと
- ダマシを避けるためにプルバック(押し目や戻り)を待ったほうが良いケースがある、ローソク足終値がトレンド方向につけた場合にENTRYする
上のルールに従い、実際のチャートでENTRYタイミングを確認してみましょう。
買いENTRY
GMMAが200EMAより上にありかつ短期群が長期群を上抜けしたタイミングで買いENTRYとなります。
売りENTRY
同様に、GMMAが200EMAより下にありかつ短期群が長期群から離脱したタイミングで売りENTRYです(最初の下抜けは200EMAの上にあるためスルー)。手仕舞いやストップについてネタ元では言及されていませんが、先に述べた5つのルールが崩れた場合に手仕舞いでOK。
5つのルール
- 200EMAのトレンドに逆らわないこと
- GMMAとローソク足の不安定なクロスを避けること
- 最高のクロスは赤ラインにたいして鋭角に交わったとき
- 赤ラインが反対方向を向いている場合はクロスしてもスルーする、必ず赤ラインの収束と反転を待つこと
- ダマシを避けるためにプルバック(押し目や戻り)を待ったほうが良いケースがある、ローソク足終値がトレンド方向につけた場合にENTRYする
シンプルですね。トレンドフォローなのでレンジ相場ではグズグズになります。しっかりと短期群と長期群の交差を確認し、念を入れるためにその後の押し目や戻りを待ってからENTRYすれば、大怪我をすることはありません。もちろん200EMA(大きなトレンド)に決して逆らわないことは大前提です。
1minute Scalping Systemのテンプレートを用意したよ!
ソース元記事にはテンプレートが用意されていないので、GMMAベースの1minute Scalping Systemを取り入れてみたい人向けに、MT4専用のテンプレートを用意しました。以下のリンクからDLできます。
1minute Scalping Systemのテンプレート
ダウンロード後に解凍し、MT4の「データフォルダ>templates」にコピペしてください。MT4を開いて「右クリック>定形チャート」からgmma_scal.tplを選択すれば、チャート画面が以下のように変わります。