上位時間のローソク足を現行時間足に重ねて表示させる『CustomCandle6.mq4』を紹介するよ!
トレードしてるときって、ときどき上位時間のローソク足がどうなってるか気になりませんか?そういうときってチャートを切り替えたり、別ウィンドウに表示させた上位時間チャートを見たりしますよね。でも、同じチャートに上位時間のローソク足が表示できたら便利じゃないかな?って思ったことありませんか?
実は、MT4のインジケーターで実現できます。今回は、上位時間のローソク足を現行時間足に重ねて表示させることのできるインジケーター『CustomCandle6.mq4』を紹介しますね。
ダウンロードはこちら。もちろん無料でDLできますよ。
ダウンロードするのは『CustomCandle6.mq4』です。『CustomCandle.mq4』ではありませんのでご注意ください。
◯…CustomCandle6.mq4
✕ …CustomCandle.mq4
必ず末尾に「6」がついているものをダウンロードしてください。
『CustomCandle6.mq4』をMetaTrader4に設定してみよう!
さて、ダウンロードできたらさっそくMetaTrader4に設定してみましょう。
チャートはUSD/JPYの30分足です。ちょっとわかりにくいので上位ローソク足本体に色をつけます。
上位ローソク足本体に色を乗せるには、『CustomCandle6.mq4』のパラメーターの「BGCandle」をTrueにすればOK。
すると、
より上位足の形状がわかりやすくなりましたね。
上位ローソク足ですが、初期設定では240分、つまり4時間足で設定されています。1本のローソク足が4時間足、ということですね。
上位足の時間はパラメーターで変更できます。ここですね。
- 30分足を表示させたいならば「30」
- 1時間足を表示させたいならば「60」
- 4時間足を表示させたいならば「240」
- 日足を表示させたいならば「1440」
数字を変更して表示させたい上位足の時間を決めます。
その他のパラメーターは触らなくてもOKです。CustomCandleTimeShift(下から3番目)パラメーターは「0」となっていますが、MT4のタイムゾーンによっては(サーバー時間と日本時間に差がある場合)、この数字を変更する必要があります。日本時間で動くMT4ならば「0」のままで大丈夫です。
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『CustomCandle6.mq4』をどう使う?
さて、『CustomCandle6.mq4』をトレードにどのように活かすか?
もっとも効果的と考えられるのは、短期トレード時に長期足の節目を意識するために活用する方法ではないでしょうか。つまり、5分足や15分足のスキャルピングトレードで、1時間足や4時間足のサポレジラインやトレンドラインを意識するために『CustomCandle6.mq4』を使うわけです。
5分足に4時間足を重ねて表示させてみると…
以下のチャートはUSD/JPYの5分足です。
一見、仕掛けどころが分かりづらいチャートに見えますね。この5分足チャートに『CustomCandle6.mq4』を導入して4時間足を重ねて表示させてみます。
直近2本の4時間足が陽線であることがわかりますね。
俯瞰すると4時間足のチャートパターンが見えてきた?
もう少しチャートを縮小して俯瞰してみると…
4時間足をベースにした2本のライン(トレンドラインとレジスタンスライン)が浮き上がってきましたね。この形はペナント(三角持ち合い)パターンにも見えます。
しばらくは、下のライン(サポートライン・トレンドライン)で跳ね返される動きが続くかな?と予測できます。
もしくは、上値抵抗が強いとみて、今後トレンドラインを下抜けすれば、下落基調に変わると読み取れるかもしれません。
上位足(4時間足など)のチャートパターンを意識しつつ、短期足での戦略を立てやすくなります。短期足だけを見ているとどうしても戦略が短絡的になりがちで、相場の流れを大きな視野で見ることを忘れてしまいます。
『CustomCandle6.mq4』はスイングトレードでも使える
『CustomCandle6.mq4』はもっといろいろな使い方ができそうですね。1時間足に日足を重ねて表示させれば、デイトレード〜スイングトレードでも使えますね。以下のチャートはUSD/JPYの1時間足に『CustomCandle6.mq4』で日足を同時に表示させたものです。
1時間足だけでは分かりづらかった相場環境ですが、日足を上から重ねることで、ここ数日のレンジ(収束)状態がよくわかりますね。そしてレンジ前の下降と上昇トレンドもビジュアル的に把握しやすくなります。
現在(ここ数日)は日足がレンジ状態ですから「難しい相場」と言えそうです。無理してトレードする必要もありません。
仮に、日足が上昇トレンドを描いているならば、1時間足などで買いメインでトレードするなど、その日の戦略が立てやすくなりそうですね。
『CustomCandle6.mq4』を活用して環境認識に役立ててみてください。