ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-【検証とレビュー】

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-｜概要

株式会社ベアードラインが販売するFX情報商材『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』を検証レビューします。

構成・文／戸室達也

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-｜検証とレビュー

開発者であるぷーさん（熊木章人）は、FX商材業界ではかなり古参です。すでにいくつかのFX商材を販売していてその全てが超ロングセラーを記録。本サイトでも以下の商材をレビュー済みです。

ぷーさんFX商材

• FXぷーさん式手法トレードマニュアル輝（全体編）｜その1
  
• FXぷーさん式手法トレードマニュアル輝（基礎動画編）｜その2
• FXぷーさん式トレンドフォロー手法トレードマニュアル輝を見終わった｜その3
• ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル　火花～ひばな～【検証とレビュー】
• 優位性を目でハッキリと見えるようになるためのトレード講座　光～ひかり～

ぷーさん（熊木章人）が開発するFX商材には際立った特徴がいくつかあります。まず価格が安いこと。高騰を続けるFX商材の中で常に低価格での商材販売を続けてきています。「輝」や「火花」はいずれも11,000円。今回の「閃（せん）」は29,700円と高めの設定ですが、それでも他のFX商材に比べるとかなり低価格です。

• トレードマニュアル輝…11,000円
• トレードマニュアル火花…11,000円
• 本商材…トレード手法閃（せん）…29,700円

そしてもう一つの特徴は、彼の投資スタイルにあります。相場に対して謙虚であり気負いがありません。あくまでも、相場からおこぼれをいただく…という一貫した受け身（低姿勢）なのですね。「よーし！稼ぐぞ！」というハイテンションではなく、「すみません、ほんのちょっとだけ頂戴しますね…ありがとうございます♡」という遠慮深さを感じさせるトレード手法なのですね。

逆張りトレードマニュアル火花のレビューでも次の通り言及しました。

クジラにくっついておこぼれをもらう「コバンザメ戦略」

『ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル　火花～ひばな～』は、機関投資家連中（クジラ）に”コバンザメ”のようにくっついて、彼ら（クジラ）のおこぼれをちゃっかりと手にする戦略です。

ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル　火花～ひばな～「コバンザメ戦略」

• 「クジラ」＝機関投資家（大手金融機関・大手ファンド・投機筋など）
• 「イワシの大群」＝その他大勢のかわいそうな個人投資家たち
• 「コバンザメ」＝ぷーさんトレーダー

「クジラ」は大洋をゆったりと泳ぐ”海の王様”です。一方、私たち個人投資家は「クジラ」の餌にされる「イワシの大群」です。お腹を空かせた「クジラ」は、「イワシの大群」を追いかけて取り囲み、一気に丸呑みします。「イワシの大群」は、つねに「クジラ」の影に怯えて右往左往する哀れな存在です。

「クジラ」から逃れるには、「コバンザメ」になって彼らのお腹にこっそりくっつき、「クジラ」のおこぼれをいただく戦略にシフトするしかありません。「クジラ」が食い散らかした「イワシ」の残りを、少しだけおすそ分けしてもらうのです。この「コバンザメ戦略」こそ、『ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル　火花～ひばな～』の全てです。

引用：ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル　火花～ひばな～【検証とレビュー】

「コバンザメ戦略」こそ、ぷーさん（熊木章人）式投資の真骨頂だ

クジラ（大手機関投資家やヘッジファンド連中）が食い散らかした「イワシ」の残りを、少しだけおすそ分けしてもらう。いわゆる「コバンザメ戦略」こそがぷーさん（熊木章人）投資の真骨頂なのです。今回発売された『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』も、このコバンザメ戦略が存分に活かされた手法となっています。

1分足での市場オープン（ロンドン＆NY）を狙い撃ちする高速スキャルピング

先に本商材の概略をざっくりと解説します。本手法は、1分足での市場オープン（ロンドン＆NY）を狙い撃ちする高速スキャルピングです。市場が開く時間帯をピンポイントで待ち伏せし、レートが動く方向へ素直に順張りをしてサクッと利益を刈り取ります。

この手法ですが、最近販売された『モンスタースキャルFX』と非常に似ています。モンスタースキャルFXは東京市場オープンを狙った1分足スキャルでした。一方のぷーさん式FXスキャル閃は、東京市場ではなくロンドン市場とNY市場オープンを狙った1分足スキャルです。

モンスタースキャルFXとの違い

• モンスタースキャルFX…「東京市場」OPを狙った1分足スキャル
• プーさん式FXスキャル閃…「ロンドン・NY」OPを狙った1分足スキャル

トレードタイミングは、主にロンドン市場オープン（日本時間17時/冬は16時）とニューヨーク市場オープン（日本時間22時/冬は21時）の2つ。市場オープン時間前に1分足チャートを開き、ローソク足の形状を確認して仕掛けの方向やタイミングを取ります。いわゆるプライスアクショントレードですね。詳しいルールも販売ページに開示されています。

買いENTRYルール

• 市場オープンを待つ
• 大陽線（3pips〜4pips）1本、もしくは陽線2本（合計で5pips前後｜連続出現が絶対条件）の出現を待ってENTRY
• 少し引きつけて指値でのENTRY（成行でもOK）

ローソク足の本体の幅が4pips以上の大陽線であることが条件ですが、連続する2本の陽線の本体が合わせて5pips以上ある場合もOKとされています。

市場オープン直後に大陽線（もしくは連続する2本の陽線）出現がENTRYのサインです。実際のENTRYは少し引きつけて（戻りを待って）、指値or成り行きで仕掛けます。

売りENTRYルール（買いルールの反対）

• 市場オープンを待つ
• 大陰線（3pips〜4pips）1本、もしくは陰線2本（合計で5pips前後｜連続出現が絶対条件）の出現を待ってENTRY
• 少し引きつけて指値でのENTRY（成行でもOK）

売りのルールは逆です。市場オープン直後に大陰線（もしくは連続する2本の陰線）出現で仕掛けていきます。

利確・損切りルール（リスクリワードは1対1）

• 損切り（SL）…ENTRYを判断したロウソク足の数pips下に置く（ざっくりでOK）
• 利確（TP）…損切り幅と同等（1対1）

SL（損切りポイント）は、大陽線・大陰線の数pips下に置き、SL幅と同じ幅でTP（利確ポイント）を定めます。つまりリスクリワードは1対1となります。

クジラ（大手機関投資家・ヘッジファンド）が市場開始直後に利益を狙う動きに素直に便乗する＝「コバンザメ戦略」

プーさん式FXスキャル閃のロジック根幹にあるのは、やはり「コバンザメ戦略」です。クジラ（大手機関投資家・ヘッジファンド）が市場開始直後に利益を狙いにいく…そのクジラの動きに素直に便乗してちゃっかりおこぼれをいただくという戦略です。逆張りトレードマニュアル火花のレビューと考え方は同じです。

FX相場を大海原に例えるとわかりやすいです。大海には大きな潮の流れがありますね。それがFX相場のトレンドです。そしてその大海を縦横無尽に泳ぐのがクジラ、つまり大手機関投資家やヘッジファンドです。一方の私たち個人投資家は「イワシの大群」です。常に群れをなし集団で行動しています。クジラにとって大好物は「イワシの大群」なのですね。見つけ次第大きな口を開けていっきに飲み込みます。私たち「イワシ」は常にクジラの餌食となる運命なのです。

ところが、イワシの中にも賢い連中が少しだけ存在します。それが「コバンザメ」的な動きをする魚です。クジラの巨体にこっそり隠れて（ひっついて）、クジラと行動を共にしています。彼らはクジラがイワシの大群を食い散らかしたそのおこぼれを少しだけいただくのです。クジラの動きに決して逆らうことなく、クジラと同調し、そのおこぼれをちゃっかりもらう。これがコバンザメ戦略です。

「ロンドン・NY市場オープン時」に限定したコバンザメ戦略

『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』は、このコバンザメ戦略を市場オープンタイミングに限定して活用するわけです。ロンドン・NY市場オープン時にレートが大きく動く、その動きに便乗しサクッと利益を刈り取ります。非常に賢い戦略ですね。

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-｜欠点

まず『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。

トレードタイミングは局所的かつ限定的だ

本商材のトレードタイミングは主に以下の2つ。

1. ロンドン市場オープン（日本時間17時/冬は16時）
2. ニューヨーク市場オープン（日本時間22時/冬は21時）

なお、東京時間オープンはボラティリティが低いため除外されています。

1日に（原則）2回しかトレードチャンスはありません。その点を事前に理解しておく必要があります。

1分足スキャルピングなので大きな利幅は狙いにくい（平均4〜10pips）

本商材は1分足を使った高速スキャルピングです。結果、大きな利幅は狙えません。リスクリワードは1対1（損切り幅と利益幅が同じ）なので、絶対的に50％以上の勝率が求められます。ある意味シビアな手法といえます。

通貨ペアやその時のボラティリティにもよりますが、一度のトレードで狙える利幅は4〜10pips前後となるでしょう。利幅が小さい場合はスプレッドの影響度も大きくなり、トントンか場合によってはスプレッド負けすることも考えられます。

未完成の手法（9割程度完成）を先行販売するスタイルは賛否分かれるかも…

本商材は完成品ではないとぷーさんは述べています。

今現在の手法の完成度は9割ほどといった感じでしょうか。トレードルールは、ほぼ完全に出来上がっており、ただいま検証段階の終盤に差し掛かっております。

9割ほど完成しており、残りの1割を購入者と情報交換しつつ検証を続け、最終的に100％まで仕上げていくとのこと。なかなか斬新です。この販売スタイルをどう捉えるかはユーザー次第です。最初から100％の商品を手に取りたい、と考えるユーザーは躊躇するでしょうね。

優位性の検証はオンタイムで継続中…

本商材の優位性については開発者ぷーさんによってオンタイムで継続検証中とのこと。そこに先行購入者の協力を得てさらにロジックの完成度を高めるという、ある意味前衛的な試みのFX商材です。1分足というノイズの多い相場（チャート）において、プライスアクションを取り入れることについては、それなりの困難さもあると考えられます。どこまで優位性を求められるかについては、これからの検証作業にかかっているでしょう。

ここが残念

1. トレードタイミングは局所的かつ限定的だ
2. 1分足スキャルピングなので大きな利幅は狙いにくい（平均4〜10pips）
3. 未完成の手法（9割程度完成）を先行販売するスタイルは賛否分かれるかも
4. 優位性の検証は、まだまだオンタイムで継続中…

ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-｜評価点

次に『ぷーさん式FXスキャルピングトレード手法 閃-せん-』の評価できるポイントを解説します。

開発者「ぷーさん」の首尾一貫した取引スタイル（コバンザメ戦略）が継承されたロジカルなスキャル手法

本商材の真骨頂はなんといっても「コバンザメ戦略」です。前作ぷーさん式FX　逆張りトレードマニュアル火花と同じように、相場を動かすクジラにひっついておこぼれをいただくという極めて賢い戦略を採用しています。決して欲張らず、相場に対して謙虚に臨む姿勢は、まったく気負いを感じさせません。

”先行販売”という斬新な販売スタイルを採用

本商材は先行販売という斬新な販売スタイルを採用しています。つまり商材そのものはま100％完成していないというのです（約8割完成）。先行購入者とともに残りの2割を完成させていくという販売スタイルです。手法が完成する過程（残り2割）の情報配信をすることで、得られる知見をみなで共有しようという大胆な試みです。非常に興味深いですね。

まだまだ手法としては荒削りな感じが否めませんが、開発者のぷーさんと購入者が協力して手法をブラッシュアップしていくというスタイルは斬新です。なお、先行購入者には様々な特典が用意されています。

• 残り2割の手法完成までの解説動画
• 様々な検証動画・トレード解説動画
• 無制限&無期限の質疑応答

低価格で求めやすい

ぷーさん（熊木章人）がこれまでに販売してきたFX商材同様に、本商材も比較的良心的な価格で提供されます。高騰を続けるFX商材の中でも際立った存在感がありますね。

ここが評価できる

1. 開発者「ぷーさん」の首尾一貫した取引スタイル（コバンザメ戦略）が継承されたロジカルなスキャル手法
2. ”先行販売”という斬新な販売スタイルを採用
3. 低価格で求めやすい