ピボットでのライントレードにおける優位性が凄まじい件
ピボットのラインが先行指標として優れている理由とは?にて、PIVOTポイント及びS1〜3、R1〜3の各種ラインの有用性について述べました。
つまり、PIVOTインジケーターはライントレードに欠かせないツールであるということ。今回は、PIVOTを活用したライントレードにスポットを当てて解説していきますね。実際のチャートにPIVOTを設置してみましょう。
上のチャート図は、USD/JPY(ドル円)の30分足です。表示させているPIVOTインジケーターはおなじみPivotPoints.All-In-One.ex4です。
PIVOTが効いている箇所をチェックしてみましょう。
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レートがS1・S2に近接して反転したら「押し目買い」のチャンス
まずは一番左側。PIVOTのS1がしっかりサポートラインとして機能していることがわかりますね。
レートがR1・R2に近接して反転したら「戻り売り」のチャンス
次はこちら。
PIVOTのR2ラインでレートが3回跳ね返されています。ここは戻り売りのチャンスです。
上位足が上昇トレンドならばR1・R2ラインは買いの利確目安ライン
もしくは、上位足が上昇トレンドであり、その足に同調する方向で仕掛けているならば(買いポジションを保有しているならば)、R2ラインは利益確定のタイミングでもありますね。
上位足が下落トレンドならばS1・S2ラインは売りの利確目安ライン
上のチャート図ではS2ラインでレートが反発していますね。サポートラインとして明確に機能していますね。基本的には下落基調ですので、売りで仕掛けたトレードの手仕舞いタイミングです。
PIVOTのS1でダブルボトムを形成し相場転換のサインを示す
上のチャート図は非常に明確です。S1ラインでダブルボトムを形成しています。ダブルボトムは、下落基調が終焉し上昇基調へ転換する際に出現頻度の高いチャートパターンのひとつです。
S1ラインでダブルボトムが出現したわけですから、相場転換したと判断するには十分なチャート形状といえます。このタイミングで安心してLongで仕掛けることができそうですね。
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PIVOTポイントで反発|上位足が上昇トレンドの場合「押し目買い」のチャンス
上のチャート図ではPIVOTポイントでレートが押し返されています。上位足が上向きのトレンドである場合、ここは押し目買いのポイントとなり得ますね。
先ほどのチャート図と合わせれば…
S1にてダブルボトムを形成したことによって下落トレンドが終焉。その後上昇トレンドへと変化。ここで買いポジションを建てる。その後、PIVOTラインで押し目をつけたタイミングで「買い増し」する…このようなシナリオを作ることができそうですね。
R1・R2ラインは買いポジションの手仕舞いタイミング
上のチャート図では上昇していたレートがR2で押し戻されています。しかも2回。このタイミングで買いポジションを手仕舞いするべきですね。
USd/JPY(ドル円)30分足の後半部分をまとめてみてみましょう。
S1ダブルボトム形成で「買いENTRY」し、PIVOTポイントでの反転で「押し目買い」、そしてR2ライン突破を2回チャレンジして失敗したところで「手仕舞い」となります。
こうして精査してみると、面白いようにPIVOTが機能していることがわかりますね。ここまではっきりとラインが機能することはそうそありませんが、それでもPIVOTを常時表示させたくなったのではないでしょうか?
トレードが上手な人は、たいていPIVOTを含むラインを意識しています。ラインは先行指標としての優位性が高いので、FX初心者は絶対に表示させるべきです。
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