CCIゼロクロス+5MAで毎日100pips抜く伝説の『972手法』
あなたは『972手法』を知っていますか?
ご存知の通り、FX手法には様々な種類があります。
今回は『972手法』と呼ばれる古典的なトレードテクニックをピックアップします。
『972手法』は、移動平均線にCCIを取り入れたトレンドフォロー手法です。
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どうして『972手法』と呼ばれるのか?それは2ちゃんねる投資スレッド「正直、移動平均線だけで勝てるだろ」に書き込まれた投資手法のスレ番が972番だったからです。
まずは、その972番の書き込みをご覧ください。
972 : Trader@Live![] 投稿日:2009/05/13(水) 12:08:42 ID:x6Mg+xL1
5分足 5MA抜けて次の足の終値が抜けた側を維持しててCCIがゼロを抜けてる時
だけ5MA寄付きでエントリー
終値が5MA維持できなかった時点で必ずリカク
これだけで 毎日適当にやってても 100PIPは取れる
むかしからある方法だが 今でもこればっかやってる日足 4時間足 1時間足のトレンドラインは引いておく斜めも横も
方向性を見て順張り
MAは21 50 98 150 200も出しておくルール
損切りは待たずに早めにする チャンスはいくらでもある
トイレや食事に行く前は必ずリカクしていく
レンジに当たる前に必ずリカクする
値動きがない時間帯はトレードしない
何PIP取れたかは気にしない事
大きく張らないボリバンは初心者の時よく使っていたが
効力ない事に気が付いてからは出す事ない
全然おもしろみもなく 同じ事の繰り返しだが
食ってはいける976 : Trader@Live![] 投稿日:2009/05/13(水) 16:13:11 ID:x6Mg+xL1
ポン円とポンドル ドル円
リラックスしてできるな
ポンは方向性強いから一瞬で利益でるけど
反対に反発するのもすさまじいから
欲出すとやられるなw981 : Trader@Live![] 投稿日:2009/05/13(水) 21:20:16 ID:x6Mg+xL1
14でやってる(標準値)982 : Trader@Live![sage] 投稿日:2009/05/13(水) 21:24:26 ID:W+oq8glZ
>>981
わかりました。
良い方法をありがとうございます。すいません、1日に何回ぐらいエントリーしてますか?
989 : Trader@Live![] 投稿日:2009/05/13(水) 21:45:16 ID:x6Mg+xL1
>>982
平均6、7回ぐらい
ドル円なんかは 十数回やるけど
そこそこ動いてる時は 100PIPは無理なく取れるよ
上に書いてる方法は単純だけど最初は慣れるまで我慢するのが
つらいと思う しかしリスク少なめで利益を出す事が目的なので
やってるうちにトレードする事が楽になるよ精神面がね
おもしろくないけどw991 : Trader@Live![sage] 投稿日:2009/05/13(水) 21:49:49 ID:31GRImfZ
>>989
それは1日?
それとも夕方からやって?995 : Trader@Live![] 投稿日:2009/05/13(水) 22:00:24 ID:x6Mg+xL1
>>991
場合によるけど 朝は寝てるし
昼は状況を見て 夕方はチャート見てない時ないですね
他の個人投資家と同じです たぶん引用:2ちゃんねる「正直、移動平均線だけで勝てるだろ」
書き込まれたのは2009年です。もう10年以上前ですね。
その当時、この書き込みが話題になり『972手法』などと呼ばれるようになりました。多くのトレーダーが『972手法』を検証したりして、ネット界隈でちょっとした盛り上がりをみせていたんですね。
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『972手法』をまとめてみた
まずは、『972手法』をざっくりとまとめてみます。
推奨通貨ペア
- GBP/JPY(ポンド円)
- GBP/USD(ポンド米ドル)
- USD/JPY(ドル円)
推奨時間足
- 執行時間足:5分足
- 環境認識:日足・4時間足・1時間足
トレードチャンスと狙える利幅
- 1日に6〜7回
- 1日トータルで100pips前後
使用するテクニカル
- CCI(パラメーター期間…14)
- 移動平均線6本(期間5、21、50、98、150、200)
- トレンドライン(日足、4時間足、1時間足)
買いルール
- 方向性の確認(移動平均線+トレンドライン)
- ローソク足(1本目)が5MAを上抜ける
- 次足(2本め)終値が5MAを上抜けたまま維持
- CCIが0レベルより上
- 次足(3本目)寄り付きで成り行きエントリー
売りルール
- 方向性の確認(移動平均線+トレンドライン)
- ローソク足(1本目)が5MAを下抜ける
- 次足(2本め)終値が5MAを下抜けたまま維持
- CCIが0レベルより下
- 次足(3本目)寄り付きで成り行きエントリー
手仕舞いルール(利確&損切り)
- ローソク足終値が5MAまで戻されたときに手仕舞い
ここまでが『972手法』で言及されているルールです。
『972手法』をチャートで再現してみるよ
では実際のチャートで目視検証してみます。GBP/JPY(ポンド円)の5分足です。
移動平均線は全部で6本。トレードの基準となる5MAは黄色ラインです。サブウィンドウはCCI(期間14)のみ。
トレンドラインはあえて引いていません(チャートが見づらくなるため)。トレンドの方向性に関しては、6本のMAが同調している点を重視しています(MAの傾きや確度、並び順など)。
さっそく仕掛けのタイミングをピックアップしてみます。まずは「買いENTRY」。
1回目のENTRYを拡大してみます。
①でローソク足終値が5MAを超えています。もっと早め(7本前)に5MAを抜けていますが、各移動平均線の並びや角度をみて、その場面は見送っています。
②次足が5MA超えを維持し、その次の足始値でCCIもゼロレベルをプラスに超え得ていたため(③)、買いでENTRY(④)しています。
手仕舞いは終値が5MAを切ったタイミングです。
も一つ買いパターンを取り上げてみます。
どちらの取引も微益ですが、勝てていますね。
次は売りパターンをチェックします。GBP/USD(ポンド米ドル)5分足です。
勝ててる相場をピックアップしていますので、優位性がありそうに見えますね。
『972手法』の本質は5MAのバンドウォークだ
『972手法』の概略をみて、どのように感じましたか?
CCIをフィルターに使っていはいますが、手法の本質は5MAのバンドウォークであることがわかりますね。
複数のMAやトレンドラインで方向性を確認し(MTF=マルチタイムフレーム)、順張り方向へ仕掛けます。
5MAの抜けが確かなものであることを確認してからENTRYし、少しでも5MAを割ればそこで手仕舞いという手堅い手法です。
『972手法』は勝てない?
身もふたもない話だが”環境認識”次第で優位性は変わってしまう…
2009年当時、『972手法』は多くのトレーダーによって検証されました。「972手法は、勝てる!」という意見もあれば「972手法、やっぱり勝てない…」というネガティブな検証結果もあり、賛否両論でした。
『972手法』は、入るべき相場であるかどうかを判断するのに裁量(MTFによる環境認識等)が大いに必要とされる手法です。
環境認識次第では勝てるし、認識が甘いと勝てません。
リスクを極力小さくしてトレンドの勢いある箇所だけを細かく刈り取る手法
また、5MA抜けが確実であることを重視するため、トレンドの初速は捉えられません。また、5MA割れで即手仕舞いするため、ノイジーな相場では細切れなトレードになりがち…というデメリットがあります。
だからこそ、堅実性があると言えますね。リスクを極力小さくしてトレンドの一部を手堅く刈り取る手法です。
GBP/JPY(ポンド円)、GBP/USD(ポンド米ドル)、USD/JPY(ドル円)を同時監視すれば、トレードチャンスは1日に4〜6回くらいはありそうです。
毎日100pips取れるかと言われれば、それは相場次第というところですね。5分足でのトレードなので、一度に狙える利幅は10〜20pipsくらいでしょう。
『972手法』はポテンシャルを感じさせる投資法だ
『972手法』は2009年に流行った手法ですが、いまでも十分に通用します。
移動平均線をベースにした手法なので、普遍性もあります。シンプルなロジックなので『972手法』に様々なアレンジを加えるなどの汎用性の高さも申し分ありません。
『972手法』のポテンシャルは相当高いのではないかと感じますね。
気になる人は、ぜひ『972手法』にチャレンジしてみてください!きっと新たな発見があると思いますよ。