三尊天井・逆三尊よりもダブルトップ(Double Top)ダブルボトム(Double Bottom)を狙ったほうが効率がいい
前回は、三尊王子ことKAZMAX(吉澤和真)の三尊手法を解説しました。
彼の手法は、天底で出現する三尊天井・逆三尊を、フィボナッチや価格の節目(ゾーン)でフィルタリングするというものでしたね。
とはいえ、三尊天井・逆三尊はそうそう出現するチャートパターンではありません。しかも出現したからといって優位性が高いわけでもありません。ダマシも多いのが特徴です。
だったら、もっと出現頻度の高いダブルトップやダブルボトムを意識したほうがトレードがはかどります。
三尊天井・逆三尊(Head and Shoulder、Reverse Head and Shoulder)よりも、圧倒的にチャート上に出現します。相場の転換点に現れやすいチャートパターンとして世界中のトレーダーに重宝されています。もちろんダマシもありますが、それは三尊も同じですよね。
ダブルトップ(Double Top)ダブルボトム(Double Bottom)の最大のメリットは、なんといっても出現頻度の高さです。出現頻度が高いからこそ、他のフィルターを使って優位性の高いものだけを抽出しやすいわけです。
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『PricePatterns.ex4』で確認してみる
ダブルトップ(Double Top)ダブルボトム(Double Bottom)がどれくら出現するのか、無料インジケーター『PricePatterns.ex4』を使って実際のチャートで確認してみましょう。今回の検証で使う通貨ペアはUSD/JPY(ドル円)です。日足、そして4時間足でチェックします。
USD/JPY日足|その1
最初のダブルトップは下落トレンドの戻りを捉え見事にネックラインから下落しています。次のダブルトップも同様ですね。キレイに決まっています。
USD/JPY日足|その2
こちらもネックラインから上昇&下落していて、気持ちの良いくらいにパターンにハマっています。
USD/JPY日足|その3
ダブルトップですが、天井を捉えて相場転換していますね。ネックラインで仕掛ければかなりの利幅を取れています。
USD/JPY日足|その4
下落トレンド中の戻りがダブルトップを形成し、ネックライン抜けで再び下落しています。
USD/JPY4時間足|その1
次は4時間足です。
相場転換を捉えたダブルボトムです。
USD/JPY4時間足|その2
今回は、どちらも失敗トレードですね。
USD/JPY4時間足|その3
最初のダブルトップは失敗です。次のダブルトップは見事に成功しています。天井を捉えていますね。
USD/JPY4時間足|その4
ネックラインで売りエントリーでなんとか上手くいったケースですね。
USD/JPY4時間足|その5
最初のダブルボトムは良い具合に利益が出ていそうです。次のダブルトップは失敗トレードです。というよりも、天井圏で押さえ込まれているので、その後の下落は読めそうですね。
ダマシをいかに回避するか?
全てのダブルトップ(Double Top)ダブルボトム(Double Bottom)でエントリーしていては、非効率です。ダマシも少なくないので、いかにダマシを回避するかが課題になりますね。
次回の記事にて、ダブルトップ(Double Top)ダブルボトム(Double Bottom)の中から優位性の高いチャートパターンを抽出する方法を解説します。