”KAZMAXの影響で三尊効かない説”とまで揶揄された三尊手法について検証してみる
先日、三尊・逆三尊を取り入れた『三尊無双FX』をレビューしました。
その中で、沢尻エリカと同じ合成麻薬MDMAを使った疑いで逮捕された「KAZMAX(吉澤和真)」も、三尊・逆三尊を得意としていたと述べました。
あまりにも「三尊・逆三尊」を好むことから、アンチからは”KAZMAXの影響で三尊効かない説”などと揶揄されるほどでした。
今回は、そんな”三尊王子”KAZMAX(吉澤和真)の手法を少しだけ紐解いてみたいと思います。合成麻薬で逮捕はされましたが、彼の手法そのものはわたしたちも非常に参考になるはずです。
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それにしても、どんだけ三尊のこと好きやねんwww
まずはKAZMAX(吉澤和真)のTwitterから三尊・逆三尊関連のTweetを拾ってみます。
右肩上がりの逆三尊ですね😌
強いっすよ!— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 31, 2019
【重要・RT希望】
これは大切です。
【出現すべきところで出現するテクニカルにのみ意味がある】
今回だと、赤線上部トレンドライン上で、逆三尊を構築したことに意味があります。
意識されるポイントでは出来高が加速するので、大口の意思が反映されたテクニカル構築がされやすい、ということ。 pic.twitter.com/5zmgJA1NQd
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 8, 2019
おーハメさん久しぶりです^ ^
長期では間違いなく上ですね!逆三尊有能です👍
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 4, 2019
【ダウ】
右肩上がりの最強形の逆三尊がこちらになります💁♂️今にもぶち上げそうやなぁ。。。 https://t.co/KKXWwF1BfI
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 4, 2019
原油の転換点にも美しい逆三尊^ ^ https://t.co/mVPHTVvep2
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 4, 2019
日経は理想的な展開へ。
やはり、長期トレンドには抗えないよね。「逆三尊wwwは?www」
とか言ってる奴多いけど、ここまで有効に機能するテクニカルは他にないし、非常に愚かだと思う。笑
過去の長期チャートを分析すると、ほぼ必ず転換点で出現しているからね。 pic.twitter.com/SunSSuZoj1
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) October 4, 2019
【BTC】
結局、重要局面では必ず逆三尊、三尊が出現するよね pic.twitter.com/0xosfqlXoO
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) May 12, 2019
【ドル円・豪ドル円】
フィボ到達で
ドル円はショートエントリー
豪ドル円はショート増しました
ドル円は109.1円up定着でロスカット
豪ドルは時足レベルの逆三尊否定したらかなりアツいかと
逆三尊形成中、ネックライン抜けに時間を要し過ぎるパターンは総じて逆三尊を否定するケースが多い pic.twitter.com/UTRfzziygg
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) January 17, 2019
天井倍プッシュしたので、
日経は、あと100円ストンでプラ転
ドル円は、ずっとプラス
豪ドル円は、謎に強いが結局は日経に引っ張られるし、長期の形激弱いので放置。日経は、高値圏節目で、三尊形成からの逆三尊構築失敗だからそこそこ期待できるんじゃない?
このまま20000割れ定着キャモン pic.twitter.com/arPByqoFr1
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) January 7, 2019
どんだけ三尊・逆三尊のこと好きやねん!って思わず関西弁でツッコみたくなるほど、「三尊が〜♪」「逆三尊が〜♪」と呟いています。
まあ、彼のおかげで「三尊」や「逆三尊」を知ったというトレーダーも少なくないと思うので、彼には三尊・逆三尊を世間に広めた功労賞でもあげたいですね。
さて、そろそろKAZMAX(吉澤和真)の手法について考察していきます。彼の主戦場はBTCを始めとした仮想通貨FXです。一応FXなども触ったりしていたようですが、メインは仮想通貨FXトレーダーですね。
KAZMAX(吉澤和真)が好んで使っていたのはGMOコインの仮想通貨FXアプリ『ビットレ君』です。
『ビットレ君』はBTC/JPYを始めとした主要5仮想通貨に対応した取引プラットホームです。KAZMAX(吉澤和真)がTwitter上に貼り付けているチャート画像の大半は『ビットレ君』のものですね。
KAZMAXの手法は「三尊・逆三尊」をフィボナッチでフィルタリングした”逆張り”
では実際の手法を解説していきます。
彼の手法ですが、特段難しいテクニックを使っていたわけではなく、相場の天底で出現しやすい三尊・逆三尊をフィボナッチやゾーンでフィルタリングしたカウンタートレードです。
全ての三尊・逆三尊を意識していたわけではなく、あらゆるパターンの中から確度の高い三尊・逆三尊のみを抽出して、逆張りに仕掛けるというもの。
優位性のある三尊や逆三尊を抽出するために使っていたのが「フィボナッチ」や「価格の節目・ゾーン」です。
まずは復習として、三尊・逆三尊をざっくりと解説します。相場の天底で出現しやすいとされるチャートパターンですね。三尊は三尊天井とも言われます。
どちらのパターンも、ネックライン抜け(ブレイク)で仕掛けます。
もちろん全ての三尊・逆三尊で仕掛けるわけではありません。最も優位性が高いとKAZMAXが考えていたのが「価格の節目や高値圏・安値圏で出現する三尊・逆三尊」です。
三尊や逆三尊をはじめとするテクニカルは、節目以外の短期足で出現しても、騙しが横行して意味がないケースがほとんどだから気をつけてね^ ^
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) May 21, 2018
価格の節目とは、キリ番と呼ばれる切りの良い価格のこと。キリ番とはダブルオー、ラウンドナンバーなどとも呼ばれていますね。為替でいえば108.00とか110.00などの小数点以下が00(あるいは000)になるような切りの良い価格のことです。BTC/JPYならば、「810,000円」や「880,000円」などですね。
高値圏や安値圏はその名の通り、直近の意識される高値・安値のライン(ゾーン)のことであり、これらのゾーンで三尊・逆三尊が出現した場合は、確度が高いと認識していたようですね。
もうひとつ、目安にしていたのが「フィボナッチ」です。
KAZMAX(吉澤和真)によるフィボナッチの使い方はいくつかあるのですが、ここでは代表的な方法をひとつ紹介しますね。それは三尊のいわゆる「右肩」がどのあたりで形成されるのか?を推測するためにフィボナッチを使用するというもの。
フィボナッチを取り入れることで優位性の高い三尊・逆三尊を抽出したり、仕掛けのタイミングを見計らうなど、かなりロジカルな手法という印象です。
KAZMAX(吉澤和真)は三尊・逆三尊にダマシが多いことも十分に理解していて、フィルタリング(抽出)にかなり力をいれていたことが理解できます。
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「三尊・逆三尊は長期足ほど有効である」by KAZMAX
また、KAZMAXは、短期足よりも長期足(1時間足・4時間足)に出現する三尊・逆三尊を優位性が高いと判断していました。さらに、より上位足(日足など)のトレンドに逆らう三尊・逆三尊はスルーするしています。
全てにおいて長期足優先ですね!
— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) January 8, 2019
おー!久しぶり^ ^
三尊逆三尊は長期足で見てね👌— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) March 15, 2018
短い足での三尊は無意味で、節目でのみ機能します!
長期足では大きな意味をもたらしますよ— KAZMAX(吉澤和真) (@Kazmax_83) March 1, 2018
さすが、三尊王子と呼ばれるだけはあります。よく研究していますね。わたしたちFXトレーダーも大いに参考になります。
まとめ:KAZMAXの三尊手法は優位性をとことん追求したロジカルなストラテジーだ
KAZMAX(吉澤和真)の手法を駆け足で解説してきました。
彼の手法は、フィボナッチ等で優位性の高い「三尊・逆三尊」を抽出して逆張りで仕掛けるロジックです。長期足のトレンドに逆らわず、節目に出現するチャートパターン(三尊・逆三尊)を慎重に検証し、確度の高いトレードを行っていたと考えられます。
三尊王子の名にふさわしいトレード手法です。残念ながら合成麻薬で逮捕されましたが、彼は間違いなく一定レベル以上の実力を持った凄腕トレーダーだったと言えるでしょう。
彼の手法はFXトレードにも十分使えます。チャートパターンを好むトレーダーならばKAZMAXの手法を取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。