『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』検証とレビュー
本日は、グローバル・ロイズ株式会社が販売するFX情報商材『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』を検証レビューします。
販売元:グローバル・ロイズ株式会社
内容:オリジナル・インジケーター(MetaTrader4専用)
発売日:2019/10/28
公式サイト:https://aoi-fx.com/index_re.html
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』はどのようなFX商材か?
情報量は多いが単なる”色合わせ系ツール”にすぎない
『エキスパート・MI・ストラテジーFX』は、MetaTrader4専用のオリジナル・インジケーターです。まずはチャートをご覧ください。
ツール系FX商材を得とするグローバルロイズ社ならではのカラフルで情報量の多い賑やかなチャートですね。
とはいえ、基本はよくある”色合わせ系ツール”です。カーテンのようなピンクとグリーンの束、そして左側にあるボックス内の矢印やメーター類。これらを目視して環境認識を行い、同色の矢印点灯で仕掛けていくというもの。
ツールコンセプトやプロットは、同社(グローバルロイズ社)の『ドラゴンストラテジーFX』と基本的には同じですね。逆に言えば5年前の『ドラゴンストラテジーFX』から、ツールのテクノロジーとしての進化は感じられない…とも言えます。
仕掛けは”成り行き”、手仕舞いは”自動決済”
『エキスパート・MI・ストラテジーFX』はいわゆるシグナル系ツールなのですが、エントリーと決済の方法がそれぞれ次のように設定されています。
- ENTRY…成り行き(矢印を視認して手動で仕掛ける)
- EXIT…自動化(3種類の決済法を選択して自動決済)
エントリーはチャート上の矢印を視認して(ルールに従って取捨選択のうえ)仕掛けます。
一方の決済は、3種類(Speed・Max・Target)の中から選択すれば、自動で手仕舞いをしてくれるというもの。
- Speed…最短で自動決済
- Max…利益を最大化するポイントで自動決済
- Target…目標pipsを設定して自動決済
執行時間足は「1分足」なのでトレンドフォロー系のスキャルピング
推奨時間足は「1分足」です。ですのでスキャルピングですね。矢印の出現タイミングを見る限り、順張り(トレンドフォロー)です。ですので、トレンドが発生していれば容易に勝てますね。とはいえ1分足なので利益がでていても微益撤退…ヘタするとスプレッド負けしてしまうこともありそうです。
当然レンジでは小さな損切りを連発します。まあ、1分足順張りスキャルにありがちなパターンですね。
推奨通貨ペアはクロス円。つまりUSD/JPY(ドル円)、EUR/JPY(ユーロ円)、GBP/JPY(ポンド円)、CAD/JPY(加ドル円)、AUD/JPY(豪ドル円)、NZD/JPY(NZドル円)です。
ロジックはブラックボックス…
ルールは明確ですが、ロジックは残念ながら非公開=ブラックボックスです。ツールの優位性をロジックから検証する手立てはありません。またツールをベースに手法をアレンジしたり拡張することも困難です。
販売元:グローバル・ロイズ株式会社
内容:オリジナル・インジケーター(MetaTrader4専用)
発売日:2019/10/28
公式サイト:https://aoi-fx.com/index_re.html
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』の欠点
まず『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
長期足のほうが利幅を伸ばしやすいはずなのになぜ「1分足」なのか?
本FX商材がどうして1分足のスキャルピングにこだわっているのか、よくわかりません。順張り(トレンドフォロー)ロジックなので、長期足をベースにすればストレスなく利幅を取れるはずです。
1分足の順張りではエントリー回数は増やせますが、1分足のトレンドをどれほどストレスに耐えて取ったとしてもせいぜい利益は10pips〜20pips程度。大半のトレードは利益がでても微益撤退、タイミング悪ければスプレッド負けすらあります。なんだか労多くして功少なしの典型のような気がします。
5年前に発売されたドラゴンストラテジーFXからの進化をあまり感じない
本FX商材のコンセプトや方向性は、同社から5年前にリリースされた『ドラゴンストラテジーFX』と似た印象を受けます。チャートの情報量の多さ、色合せ的なツールの使い方・環境認識のアイデアなど…それほど進化したとは思えません。
もはや、ロジックは出尽くしていて、今後は商品としての見せ方(デザイン)を微妙に変えていくしかないのかもしれませんね。
- 長期足のほうが利幅を伸ばしやすいはずなのになぜ「1分足」なのか?
- 5年前に発売されたドラゴンストラテジーFXからの進化をあまり感じない
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』の評価点
次に『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』の評価できるポイントを解説します。
3種類の自動決済機能は便利かも…
エントリーは手動(成り行き)ですが、決済はEA化されていて自動です。目的やスタイルに応じた3種類の自動決済が選択でき、使い方によっては便利かもしれません。シグナル点灯系ツールを好むトレーダーにとっては、使い勝手は良さそうですね。
とはいえ、肝心のロジックは、仕掛けも手仕舞いも全て非公開であるため、残念ながら応用性や汎用性は期待できません。
- 3種類の自動決済機能は便利かも…
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』総合評価
【結論】5年前の『ドラゴンストラテジーFX』を彷彿とさせるツールの完成度は高いと思うが逆に言えば5年前からの進化はほとんど感じない
1分足の順張りでせわしなくトレードするよりも長期足に特化したほうが良かったのでは?
ロジックが非公開であるためアレンジ性・汎用性に欠ける
悪くはないと思いますよ。ただ5年前にリリースされた同社の『ドラゴンストラテジーFX』とそれほど大差がないというか、ツールのテクノロジーとしての進化はほとんど感じません。自動決済機能も一般的な機能です。
むしろ1分足に限定したことで、使い勝手がわるくなったような印象も受けます。1分足であればエントリー回数は増やせます。しかし、1分足のトレンドをどれほど頑張って取っても、せいぜい利益は10pips〜20pips程度にしかなりません。大半のトレードは利益がでても微益撤退、タイミング悪ければスプレッド負けすらあります。
順張りロジックならば、いっそのこと30分足や1時間足の長期足に特化したほうがよかったのではないでしょうか。同じストレスでも取れる利幅が全然異なります。
シグナル系ツールを好むトレーダーには馴染みやすいFX商材ですが、ストラテジーをしっかり学んで習得したい人には不向きであることは知っておくべき。
- 3種類の自動決済機能は便利かも…
- 長期足のほうが利幅を伸ばしやすいはずなのになぜ「1分足」なのか?
- 5年前に発売されたドラゴンストラテジーFXからの進化をあまり感じない
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』を購入したほうが良い人
- ドラゴンストラテジーFXを好む人ならば検討の余地はあり
- 1分足のシグナル系ツールが欲しい人
『エキスパート・MI・ストラテジーFX(エキストFX)』を購入してはいけない人
- デイトレ・スイングトレードを好む人
- ロジックを学び習得したい人
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販売元:グローバル・ロイズ株式会社
内容:オリジナル・インジケーター(MetaTrader4専用)
発売日:2019/10/28
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