ドラゴン・ストラテジーFX|概要
本日は、クロスリテイリング株式会社が販売するFX情報商材『ドラゴン・ストラテジーFX』を検証レビューします。
販売元|クロスリテイリング株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|32,780円(税込)
公式サイト|https://global-lloyds.co.jp/drast-fx/index.php
構成・文/戸室達也
ドラゴン・ストラテジーFX|ユーザーレビュー
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このツールに限らずだけど、本当に勝ててる人ってツールはあくまでも補助です
基本は裁量であり、ツールは環境認識のため
順張りトレードならドラストとか億スキャとかデイトレ大百科
サインは無視して、チャートリーディングだけに使うこと
的確に利益が取れるところでシグナルが出ます
完全無裁量ではありません、念の為
サインを選択しないとトータル負けます
レンジでのダマシが半端ないです
裁量判断でレンジのサインを捨てないと、いつまでたっても利益が残りません
一応このサイトのSQIと組み合わせて使ってましたが、「SQIだけでいいやん!」と思って今はドラスト使ってません笑
トレンドフォローだから一緒ですよね
いかにダマシを避けて損失を最小限にとどめるか
順張りがやりたい人には向いていると思います
ロジックの安定性は問題ないです
購入を考えてる方の参考になれば幸いです
ドラスト最高!
ドラゴン・ストラテジーFX|検証とレビュー
『ドラゴン・ストラテジーFX』は、MetaTrader4(メタトレーダー4)専用のインディケーターです。
MetaTrader4専用”シグナル点灯ツール”
チャート上の矢印マークやオリジナルメーターで、ENTRY・EXITのタイミングをはかります。
ご覧のとおり、上下の矢印マークと左側のメーター(ドラゴンメーター)、そしてボリンジャーバンドのような帯で相場環境を視覚的に捉えてトレードをおこないます。チャート上にはENTRY用の矢印マークも表示されています。ドラゴンメーターは、トレンドの方向性・トレンドの強さを瞬時に判断するためのオリジナルツールです。
大きな時間足と同調する方向へ”押し目・戻し”のタイミングで仕掛ける”トレンドフォロー”
『ドラゴン・ストラテジーFX』を、複数柄ペアでひと通り表示させて一定時間眺めていましたが印象は悪くありません。
大きな時間足と同調する方向へ”押し目や戻し”での仕掛け(ENTRY)が基本です。つまり、シンプルなトレンドフォローですね。
ただ、チャート上の”矢印マーク”に単純に従うだけではダマシに遭いやすいです。しっかりと”押し目・戻し”が形成されたタイミングでエントリーすることで、致命的なダマシを避けることが可能になります。
「ドラゴンバンド」で”押し目・戻し”を確認してからENTRY
ENTRYタイミングである”押し目・戻し”を確認するためのテクニカルとして提供されているのが、”ドラゴンバンド”と呼ばれる帯状のテクニカル。
まず、エントリー矢印(小さな矢印)が点灯する前後のタイミングで、ローソク足(平均足)がドラゴンバンドにタッチしているかどうかを確認します。バンドに触れてから(大きな時間足と同じ方向へ)反発すれば、しっかりとした”押し目・戻し”であると判断します。
下のチャート図をご覧ください。
大きな【赤】矢印でダウントレンドを確認後、小さな【赤】矢印が点灯しています。その少し前に、上のバンドに平均足がタッチしていますね。ですので、しっかりと”戻しを確認できた”と判断します。このタイミングで売りポジションを建てることができれば、その後のビッグトレンド(下落相場)で大きく利益を取れています。
平均足がドラゴンバンド内に収束したタイミングで”手仕舞い”
『ドラゴン・ストラテジーFX』のEXIT(利食い)もシンプルです。ドラゴンバンドを抜け出た平均足が、再びドラゴンバンド内に収束したタイミングで利食いをおこないます。
非常に判りやすいですね。ただ、チャートに表示されているローソク足は「平均足」ですので、見た目ほどは利益を取れていませんので注意が必要です。
”トレンド初速”は見送り、確実なトレンド形成後の”押し目&戻り”を狙う手堅い手法
ご覧のとおり『ドラゴン・ストラテジーFX』のロジックは、明確なトレンドフォローです。トレンドの初速を捉えるのではなく、確実なトレンドの形成を待ち、その後の「押し目」や「戻し」を狙うという手堅い手法です。トレンド初速を狙い撃ちするブレイクアウトと比べても、非常に堅実なロジックです。
トレンド発生の「予兆」を確実に捉えるための様々な工夫もあり、取引ルールも明確で迷うことはありません。
トレンドフォローですので、ビッグトレンドが形成されれば大きく利益を取ることが可能です。損切りラインもエントリーポイントから比較的近い場所に設定できるので、結果として”損小利大”を可能にします。
推奨通貨ペアは、以下の3つです。
- USDJPY(ドル円)
- EURUSD(ユーロドル)
- EURJPY(ユーロ円)
5分足での使用が推奨されています。
レンジ相場用ロジックもあるが、”押し目・戻し”のみに絞ったほうがシグナル精度は高い
相場状態の見極めに大いに役立つテクニカルが「ドラゴンバンド」です。
「ドラゴンバンド」(ボリンジャーバンドのようなもの)の状態を見て、トレンド相場であるかレンジ相場であるかを判断します。基本的には押し目・戻し狙いのトレンドフォローをベースとしたロジックですので、ヨコヨコ状態(レンジ相場)では、矢印が点灯してもスルーしたほうが良いでしょう。
レンジ相場でのトレード方法も解説されていますが、じゃっかん”付け焼刃的なロジック”の感があり、トレンド発生時のエントリーよりも精度が低くなるのは否めません。
通貨ペア毎に、バンド幅でのフィルタリングなどを加えれば、もう少しレンジ相場での確度が高くなると考えられます。例えば、”ドル円であればバンド幅が○pips以上であればレンジでもエントリーOK”など…。このあたりのアレンジは各人による検証が必要です。
『ドラゴン・ストラテジーFX』では、トレンド発生後の押し目・戻しを狙う方が確度が高いので、「待つ」時間は非常に長くなることが考えられます。初心者にとって、この「待つ」ということが非常に難しいのです。この点は、デモトレードを繰り返すか、少額での実戦トレードで慣れるしかないですね。
初心者でも、手堅い「押し目・戻し」のみを狙うことに注力して『ドラゴン・ストラテジーFX』を使えば、確度の高いトレードができるはずです。
”FX初心者”にこそ手にとってほしいツールだ
『ドラストFX』は、初心者〜中級者向けのツールという印象です。相場環境をビジュアル的に捉えやすくしたオリジナルチャートは、使い勝手も極めて良好です。売買タイミングを視覚的に捉えるFXトレードツールとしての完成度は高いと感じました。トレンドフォローが好きな初心者トレーダーには、オススメできるFX商材です。
FX投資を始めたばかりで、なかなか勝てないユーザーにこそ、使ってほしいツールです。「勝つ」という経験を容易に積むことができるツールとしては『ドラゴン・ストラテジーFX』ほど最適なFX商材はありません。
一方、中級者以上は物足りなさも…
ただ、中級者以上のFXトレーダーには、少し物足りなさを感じるはず。トレード慣れしたユーザーであれば、通貨ペアごとにパラメータを変えたり、他のインディケータと組み合わせて使いたいところです。しかし、ベースとなる各インジケーターの詳細ロジックがブラックボックス状態なので、アレンジやブラッシュアップすることは容易ではありません。
中級トレーダー以上のために、使用しているインディケータのロジックを公開(オープンソース化)して欲しいところです。そして、専用フォーラムなどを設けて、その中で各々がカスタマイズした『ドラゴン・ストラテジーFX(アレンジ版)』を公開し、互いに議論を交わすなどすれば、よりブラッシュアップされたツールに仕上がるでしょう。
当サイト特典の”SQI”と相性が抜群に良いので次回記事で検証してみた
順張りロジックの『ドラストFX』は、当サイトオリジナル特典であるSQIと非常に相性が良いです。
SQIのビジュアルチャートを『ドラストFX』と重ねて表示させることで、トレンド状態をより視覚的に捉えることが可能になります。次回記事より、『ドラゴン・ストラテジーFX』に「SQI」を組み合わせて、詳細に検証していきます。詳しくは以下の記事をお読みください。
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購入者専用サイトが用意されている
『ドラゴン・ストラテジーFX』を購入すると、会員専用サイトへのアクセス権が提供されます。サイトの作りは丁寧で、初心者でもわかりやすい構成となっています。
オリジナル・インディケーターは、この購入者専用サイトからダウンロードします。
証券会社専用インストーラーがあるので容易に設定が可能
購入者専用サイトには、以下の3つの証券会社専用インストーラーが付属していて、容易にインジケーターを設定することができます。
- FXDD
- MYFX Markets
- FOREX.UK
こうした心遣いは初心者には嬉しいですね。
VPSサーバーに設定すると一部”文字化け”が…
さっそくVPSサーバー(お名前デスクトップクラウド for MT4)に設定してみました。
左側のドラゴンメーターと呼ばれる部分のトレンド方向を示す矢印が、”文字化け”しています。文字化けの原因は”Wingding3のフォント”がVPSサーバーに導入されていためです。一般的なWindowsPCならば、文字化けせずに表示されるはずです。
ドラゴン・ストラテジーFX|追記|2020年11月9日
記録的ロングセラーを続ける『ドラストFX』。販売本数はゆうに1万本を突破しています。その結果、ネット上では「ドラゴン・ストラテジーFXは勝てない…」とネガティブな書き込みも多々見受けられます。特定のツールについて「勝てる」「勝てない」を正しく判断するのは非常に難しく、ネット上ではどうしても主観の入った一方的な論調になりがちです。
『ドラゴン・ストラテジーFX』は勝てない…は本当か?
特に、レンジ相場での”連続負け”を恣意的に取り上げて「ドラゴン・ストラテジーFXは勝てない…」とポジショントークするネットユーザーも少なくありません。
FX商材の優劣を判断する重要なポイントは、確率統計的に優位性のあるストラテジーを第三者でも高い精度で再現できるかどうかです。その点において『ドラゴン・ストラテジーFX』は精度の高さや再現性の高さで十分にクリアしています。
正しくは「勝てるときもあれば、負けるときもある」
ただ、優位性の高いとされるFX商材も、勝率は100%ではありません、当たり前ですが。「勝てるときもあれば、負けるときもある」のが現実です。トレンドフォロー系の『ドラストFX』は、レンジ相場では容易にSTOP(損切り)にあいます…しかも何度も。その一方でビッグトレンドを捉えることができればたった一度のトレードで大きな利益を手にすることができます。損切りで積み上げた小さな損失を、一度の利益で圧倒的に巻き返す。その結果、長期的に”損小利大”に収束するわけです。
ネットの恣意的な意見に惑わされることなく、FX商材の優劣を正しく見極め、良質なツールを手にしてほしいと願います。
販売元|クロスリテイリング株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|32,780円(税込)
公式サイト|https://global-lloyds.co.jp/drast-fx/index.php
ドラゴン・ストラテジーFX|欠点
まず『ドラゴン・ストラテジーFX』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
”初心者向け”ツールであり、詳細なロジックは非公開なのでスキルアップには直結しない
『ドラストFX』は初心者が容易に勝つ体験を得ることに注力した、”初心者向けFXツール”という位置付けです。ロジックは非公開ですので、トレードスキル向上を目指すには本FX商材は思ったほど役に立ちません。その点を割り切って活用することができる人向けのツールといえます。
”待つ”ことが重視されるトレンドフォローは相応の忍耐も求められる
基本ロジックは順張り(トレンドフォロー)であり、トレンド発生直後の押し目・戻りを狙い撃ちする手法です。しかしながらトレンドは常に発生するわけではありません。トレンド発生をしっかりと待つ必要があります。この”待つ”という作業は、簡単ではありません。確実にトレンドが発生するまでひたすらチャンスを待ち、適切なタイミングで仕掛けをおこなうことで、精度を高めています。もちろん、スマートフォンでシグナルを受け取ることができるので、常時PC前で待機する必要はありません。
「勝率80%」は盛りすぎ…実際は60%前後
販売ページでは”高い勝率(勝率8割)”を派手に謳っている『ドラストFX』ですが、トレンドフォロー手法ですので、それほど高い勝率は期待しないほうが良いです。せいぜい良くて6割という印象です。ビッグトレンドを狙おうとすれば当然「ダマシ」にもあいやすくなります。とはいえ、しっかりと”押し目・戻り”を確認してから仕掛けることで「ダマシ」を避ける工夫があります。
ここが残念
- ”初心者向け”ツールであり、詳細なロジックは非公開なのでスキルアップには直結しない
- ”待つ”ことが重視されるトレンドフォローは相応の忍耐も求められる
- 「勝率80%」は盛りすぎ…実際は60%前後
ドラゴン・ストラテジーFX|評価点
次に『ドラゴン・ストラテジーFX』の評価できるポイントを解説します。
シグナル(サイン)点灯系ツールとしての「完成度」を極限まで高めた
初心者向けのシグナルツールとしての完成度は非常に高く、その精度も期待を裏切りません。ロジック非公開といえども、まずは「勝つ」という体験を積み重ねていきたい初心者ならば購入して損はありません。オリジナル・インジケーターによってチャートに表示される各種テクニカルは必要にして十分。瞬時にトレンドの強さや方向性を把握でき、仕掛けのタイミングもピンポイントで捉えやすいです。シンプルかつ視認性の高い取引ツールの使い勝手は非常に良好です。
ダマシが少なく精度の高いシグナルで”損小利大”を実現できる
大きな潮流(トレンド)のなかの踊り場(押し目・戻り)を確実に捉えるシグナルは、想像以上に精度が高く、ダマシも少ない印象です。ストップも小さな幅で設定できるので、仮にダマシに遭ったとしても、長期的には”損小利大”のトレードを可能にしてくれます。
ストラテジーそのものは非常によく練られた王道トレンドフォロー
ド派手な販売ページからは想像できないほど、ストラテジーそのものは非常によく練られた”王道トレンドフォロー”です。奇をてらうことなく、確実に利益を伸ばせる”鉄板ポイント”で精度の高いシグナルを点灯させ、ストレスなく大きな波に乗って含み益を増やすことができます。ルールは明確で初心者でもすぐにトレードを始めることが可能です。
ここが評価できる
- シグナル点灯系ツールとしての「完成度」を極限まで高めた
- マシが少なく精度の高いシグナルで”損小利大”を実現できる
- ストラテジーそのものは非常によく練られた王道トレンドフォロー
ドラゴン・ストラテジーFX|総合評価
販売元|クロスリテイリング株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|32,780円(税込)
公式サイト|https://global-lloyds.co.jp/drast-fx/index.php
シグナル点灯系ツール(サインツール)としての「完成度」を極限まで高めた初心者〜中級者向けFX商材
売ページのド派手さに戸惑いますが、ストラテジーそのものは非常によく練られた王道トレンドフォローです。大きなトレンドの中の押し目や戻しポイントで仕掛けることで、損小利大の堅実なトレードを可能にしてくれます。
確実なトレンドの形成を待ち、その後の「押し目」「戻し」を狙うトレンドフォロースタイルは手堅く、”損小利大”を確実にする
各種オリジナル・インジケーターは、トレンドの強さや方向性をひと目で把握しやすく、ツールとしての使い勝手は非常に良好です。
当サイトのオリジナル特典である「SQI」との相性もよく、ドラストFXに重ね合わせて使うことでトレードの確度を高めてくれます。
本FX商材はトレンド相場に特化したシグナルツールです。相場の7〜8割を占めるレンジ相場もチャンスを逃したくないのでしたら、同じ販売会社からリリースされているBlack AI・ストラテジー(ブラストFX)を合わせて組み込むことをおすすめします。
- シグナル点灯系ツールとしての「完成度」を極限まで高めた
- マシが少なく精度の高いシグナルで”損小利大”を実現できる
- ストラテジーそのものは非常によく練られた王道トレンドフォロー
- ”初心者向け”ツールであり、詳細なロジックは非公開なのでスキルアップには直結しない
- ”待つ”ことが重視されるトレンドフォローは相応の忍耐も求められる
- 「勝率80%」は盛りすぎ…実際は60%前後