FXトレンドレーダーはMT4対応のシグナルツール
FXトレンドレーダーは、メタトレーダーで使用するインディケーターですね。チャート上に矢印を点灯させるタイプのよく見かけるツールです。
トレンド発生を初期段階で察知して、チャート上に上下の矢印でトレンド方向を教えてくれる
トレンド発生を初期段階で察知とありますが、本当だったら100万円出してでも欲しいです。トレンド発生を初期段階で察知できれば、あっという間に億万長者になれるからです。
しかしながら、トレンド発生を初期段階で察知できるツールなど、この世には存在しないと考えています。誤解のないように説明すると、トレンドが発生”しそうなタイミング”を察知することは簡単です。ブレイクアウト系などはそうですね。
しかし、その後トレンドに発展するか、ダマシになるかは、全く判りません(ある程度は予測できるかもしれませんが・・・)。
一般的にこの手の矢印ツールは、かなりの確率でダマシに合います。高確率でトレンド発生を初期段階で察知することなど、不可能だからです。
FXトレンドレーダーの検証ブログ
FXトレンドレーダーを検索すると、この商材を絶賛している検証ブログがヒットします。FXトレンドレーダーのシグナル通りにエントリーして、勝てたときのチャート画像などを掲載しています。
もちろん、勝てるときもあるでしょう(トレンド発生中にも頻繁にシグナルが点灯します)。
しかしダマシとなるシグナルも頻繁に点灯しているはずです。それらダマシについては、ブログ内でほとんど触れられていません。
本当の検証ブログであれば、ダマシ部分の対策についても検証して欲しいですね。
シグナル点灯型ツールの問題点とは?
FXトレンドレーダーのようなシグナル(矢印)点灯型ツールには、根本的な問題があります。
シグナルを点灯させるためには、明確なロジック(ルール)を用意する必要があります。明確なロジックがあれば、当然EA化(自動売買化)できますね。
しかしながら、この手のツールを自動売買化したものは、ことごとく勝てません。資産が右肩下がりに減っていきます。つまり、採用ロジックに長期的に優位性がない、ということです。
チャート上のシグナル(矢印)を見ると、有効に機能しているように見えるだけ、つまり”まやかし”なのです。結局、どこかで裁量を加え、シグナル(矢印)の取捨選択をしていく必要が生じるわけです。
シグナル点灯型ツールは、トレードの補助ツールにしか、なり得ないということです。
これが、シグナル点灯型ツールの問題点というか、本質です。
単体で使うよりも補助ツールとして使う
FXトレンドレーダーには、ダマシ回避のためのルールなども用意されているようです。ユーザー側で裁量を加えて、シグナルを選択するということになりそうです。
それであれば、完全に補助ツールとして割り切って、FXトレンドレーダーの矢印を一つの目安にするくらいで良いのではないでしょうか。
しかしながら、補助ツールにしては、42,000円という価格はちょっと高いように感じます。
この手のインディケーターは、探せばいくらでも無料で手に入りますし、もう少し安い価格で優秀な補助ツール(FX商材)は存在します。
SuperADXの方が断然おすすめできます
FXトレンドレーダーを検討されているのであれば、以前ご紹介したSuper ADX をオススメします。
SuperADXも、トレンドの転換をシグナルで知らせてくれるツールですが、比較的精度が高いという印象があります。価格も15,000円と比較的安価です。
トレンド初速を捉えるのならFXB-Manual
FXトレンドレーダーと同様トレンドの初速を捉える手法として、ブレイクアウト(ラインブレイク)がありますが、裁量系ブレイクアウトマニュアルであれば、FXB-Manualもおすすめできます。
こちらも、ロジックがしっかりとしていて、リスクリワードのバランスも優れています。価格は19,800円とお手頃です。