FXに再チャレンジした66歳が5000万円もの利益を手にするまで
All Aboutに掲載されていたFXトレーダーのインタビュー記事が面白いので紹介します。
Sさんという66歳のFXトレーダーへの直撃インタビュー記事です。トレード歴は長く1998年からFX投資をおこなっているそうです。当初のFX取引は現在ほど自由がなく、取引単位は固定されており手数料も高額だったとのこと。
2000年まではSさんの投資は開花せず、損切りに次ぐ損切りで、数百万円規模の損失を重ねたそうです。
Sさんの快進撃が始まったのは2007年以降。いったんはFXトレードから距離をおいていたSさんだが、サブプライムローン問題による世界不況を機に、FXに再チャレンジ。すぐさま5000万円もの利益を叩き出すという強者です。
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「両建て」を駆使してリスクヘッジ
Sさんの手法はなんと「両建て」。FXにおける両建ては上級者の手法とも言われており、極めてハイリスクで運用は困難を極めます。両建てを実践するならば、緻密な戦略に基いて行うべきでしょう。このサイトでも「両建て手法FX商材」をレビューしています。
さて、Sさんお得意の「両建て手法」とはどのようなものなのでしょうか?単純にいえば、段階的にポジションを建てていく方法です。
まず、資金の4分の1でポジションを保有する。レートが逆方向に行けば、最初のポジションと逆方向にポジションを建てる。この段階で「両建て」となり、レートがどちらに振れても損失は一定であり膨らむことはありません。その後、レートの方向性が明確になった段階で、どちらか一方のポジションを手仕舞いするわけです。
いきなり全力で一方向にポジションを建てるのではなく、余力を残して慎重にポジションを建てていく。思惑とは異なる方向へ動いたら「逆ポジション」でリスクをヘッジする。その状態でトレンドの発生を待つということです。トレンドが発生すればリスクヘッジのポジションをクローズして、波に乗る。
損切りは躊躇しない
両建てだからといって「損切り」をしないわけではありません。
「間違えたと判断すれば、躊躇なく損切りします。復活できる余力を残しておくことが大切。損はいつでもとり返すことができます」
Sさんは「躊躇なく損切りする」と答えています。損切りを躊躇しないこともFXトレードにおいては重要です。
最近は損切りしない手法がもてはやされている感がありますが、それこそリスクを増大させる悪手であると私は考えます。
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5000万円もの利益をだしたSさんが最後に語る言葉が印象的です。
「FXで成功するために、特別な能力が必要だとは思いません。熱心に値動きを見ていれば、利益が出せるようになります。
アドバイスできるとすれば、『同じトレンドがいつまでも続くと思わない』こと。もうひとりの自分が、常に自分を客観視しているようなそんな冷静さも必要でしょう。
とにかく『負けないトレード』を積み上げていくことが大事です」
Sさんが語る「負けないトレード」を積み上げること、つまり自分にとって確度の高い優位性のある手法(Sさんにとっては「両建て」)をひたすら繰り返すことこそが、利益を出していくコツなのでしょうね。