【FX手法】ロンドンオープンブレイクアウト戦略を紹介するよ!
本日取り上げるFX手法は、早朝欧州ブレイクアウト(=ロンドンオープンブレイクアウト)戦略です。ソースはこちら。
We start with 1 hour time frame, preferred pair – GBP/USD and no indicators.
The price range we are going to focus on is from 1:00 am EST to 2:00 am EST.
We look for the highest high and the lowest low of the price in that range and simply draw parallel horizontal lines through those extremes that will create a tunnel.Now we are ready to move to a smaller time frame – 5 minute chart – and watch for the whole 5 min candle to close outside the tunnel which will provide a signal for us to enter with the open of the next candle.
We use a 20 pip stop OR the other side of the tunnel – whichever is less.
We are aiming at at least 20 pips profit. After that we have several options: lock the profit in, start “chasing” the price with a trailing stop by placing the stop just below the lowest low of the previous 5 min candle, or simply exit within the three consecutive hourly candles from the moment the trading order was filled.
引用:https://forex-strategies-revealed.com/simple-breakout-system
欧州ブレイクアウト戦略の具体的ロジック
1.準備
まず1時間足を開く。推奨通貨ペアはGBP/USD(ポンド・米ドル)。テクニカル指標は一切使わない。
EST(Eastern Standard Time=東部標準時)のAM1時〜AM2時における最高値・最安値をチェックし、各ポイントで平行線を描写してゾーンを意識する(=トンネル)。
2.ENTRY(仕掛け)
5分足チャートを開く。
5分足がゾーン(トンネル)を超えて、ゾーンの外側で終値をつけたら、次足始値でENTRY。
3.SL(損切り)
SL(ストップロス=損切り)はENTRY値から20pips逆行したポイント、もしくはゾーン(トンネル)の反対側のラインとする。
4.TP(利益確定)
最低でも20pipsの利益目標とする。5分足の直近最安値・最高値にストップを切り上げていくこと(トレーリングストップ)で利益を最大化していくのもアリ。もしくは時間による手仕舞いもOKだ(3時間後=1時間足3本分経過したら手仕舞い)。
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欧州ブレイクアウト戦略のポイントを整理するよ!
欧州(ロンドン)オープン
ブレイクアウト戦略としては非常にシンプルですね。まずはポイントを整理しましょう。
EST(Eastern Standard Time=東部標準時)AM1時〜AM2時とありますが、これは米国(東海岸=NY時間)の時間帯です。日本のとの時差は14時間なので、日本の時刻でいえば当日の午後3時〜4時となります。GMT(グリニッジ標準時)では午前6時〜7時(時差は5時間)。
つまり、欧州(ロンドン)オープンの時間帯でブレイクを狙って仕掛けるというストラテジーですね。欧州時間は、比較的一方向に動きやすいというFX相場の性質を利用した賢い戦略です。
オープニング1時間足の高値&安値ボックスのブレイク
ロンドンオープンの1時間足の高値と安値でボックス(ゾーン)を描写し、そのボックスブレイクを狙います。ポイントは5分足への切り替えですね。5分足が完全にボックスを抜けたら(ボックスの外で終値をつけたら)、次足の始値でブレイク方向にENTRYとなります。
目標利益は20pips。損切りは20pipsもしくはボックスの逆側タッチ。シンプルかつ明快ですね。
GBP/USD(ポンド・米ドル)推奨
推奨通貨ペアはGBP/USD(ポンド・米ドル)。他の通貨ペア(たとえばEUR/USDなど)でも使えると投稿者は述べていますが、その場合はあまり利益を見込めないとのこと。やはりボラティリティの大きなGBP/USD(ポンド・米ドル)一択なのでしょうね。
リスクリワードは1対1だが…
基本リスクリワードは1対1。目標利益20pipsに対し、損切りも20pipsです。ただ含み益が発生したらトレーリングストップを積極的に活用して利益を確保するアイデアが提供されています。
また時間区切りによる手仕舞いもアリとのこと。つまり3時間後に(1時間足で3本経過したら)、その時の損益の状況に限らず即手仕舞いします。
ルールが明快ですから、毎日淡々とトレードすることができそうですよね。
休日前後のトレードは回避する
コメント欄には、ロンドン市場の休日前後は避けたほうが良いとのアドバイスが書き込まれています。
Avoid trading before and after holidays.
It is believed to be difficult to trade Mondays. Also if there was no clear trend established during the week, it’s better to skip Friday trading as well.
These are not rules though, only suggestions.
休日前後のトレードは避けるべき。月曜日のトレードは難しい。またその週におけるトレンドがはっきりしない場合は金曜日のトレードも避けるべき。これらはルールではなく提案だ。
ここまでシンプル明快ならばEA化すれば?
仕掛けや手仕舞いルールが明快なので、「だったらEA(自動売買)にできるよね?」という疑問がわくでしょうね。
この手のブレイクアウトシステムをEA化したものは簡単に作れますし、実際のところたくさん存在します。バックテストでSLやTPの値を変えることで、長期的に利益を出せるシステムを作ることは実はとても簡単なんですね。
「じゃあEAを稼働させればいいじゃん!」…話はそんなに簡単ではありません。相場のボラティリティは常に変化するため、そのボラに合わせてTPやSLを細かく調整する必要があるのですね。ほったらかし…というわけにはいかないのです。ここがFXの難しいところですね。