過去に計3000万円もの損切りを経験
All Aboutで月300万円を稼ぐ40代の凄腕FXトレーダーが取り上げられています。しかも女性です。
彼女がFXを開始したのは2000年。しかし初期の頃に大きな失敗を二度も犯しています。その結果計3000万円もの損切りをしてしまうのです。リーマンショック、そしてアベノミクスでの逆張りがことごとく外れてしまった結果です。
それから投資スタイルを変更した彼女は、「利益が出たら細かく決済する」方法で徐々に利益を積み重ねていきます。
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「損切りしないトレード」に目覚めてから快進撃が始まる
トレードの最大の特徴が「損切りしないこと」。…またもや「損切りしない」投資家の登場です。このブログでは過去に何度も損切りしない手法の課題について取り上げてきました。
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損切りしないことによるリスクは「コツコツドカン」の可能性を高めてしまうことです。たしかに勝率は高くなります。しかしそれは常に含み損を抱えた状態にあることを意味するのです。
FX取引を始めて10数年、今にして思えば、値段が戻らなかったことがないんです。
この彼女の言葉の裏にある自信が、少し怖いですね。レートが逆行しても耐えていれば必ずどこかのタイミングで反転し利益が出せる、と思っているようです。
損切りしないトレードを続けるために
もちろん、損切りしない戦略を実践するために、彼女なりの工夫はあります。低レバで長期トレンドと同調する方向へ仕掛けるということです。仮に含み損を抱えても、耐えられるだけのポジションでトレードをしているので、なんとかストレスを減らすことができています。
万が一損切りにあったとしても、資金に影響を与えない範囲で地道にトレードしている、つまり強い自制心を持っているということです。
損切りせずに月300万円もの利益をコンスタントに上げ続けているということは、おそらく相当量の資金(数千万円)を低レバ(数倍程度)で運営しているということでしょう。
移動平均線のGC・DCのみでトレード
そんな彼女のトレード手法は、3本の移動平均線のゴールデンクロス(GC)デッドクロス(DC)。驚くほどシンプルな投資法ですね。
ただ単純にクロスで仕掛けるということではなく、複数の移動平均銭がクロスするときの「角度」を注視しているとのこと。深い角度で交わったときは大きく動くと判断し、角度が浅い場合は「ダマシ」に注意する。
Aさんが見ているテクニカル指標は、とてもシンプル。「移動平均線3本だけ」です。「移動平均がクロスする時(ゴールデンクロス・デットクロス)にエントリーするのですが、クロスする時の『角度』がとても重要です。
角度をもって、勢いよく交差する場合は、値動きの幅が出る可能性が高いですから、決済する幅も広めに考えます。角度があまりない場合は、ダマシを疑う必要もあるでしょう」。
あまりにもシンプルで拍子抜けしますが、得てして勝てているトレーダーとはそんなものです。