一目均衡表と組み合わせるとベストなテクニカルを考察する
一目均衡表は本来、それ単独で相場を多元的に分析できるほどの完成度を誇るテクニカル指標です。本来は単独で使うことを前提に開発された一目均衡表ですが、欲張りなトレーダーはもっと精度を高めるために様々なテクニカルとの組み合わせを考えたくなりますよね。
今回は、一目均衡表との相性が良いテクニカルを取り上げて考察していきます。前回の記事《一目均衡表の手法や使い方を学ぶなら、これを読め!》で紹介した書籍『一目均衡表を使いこなせばFXはラクに稼げる!2020年最新版 Kindle版』の中で5人のFXトレーダーの一目手法が解説されていると述べました。
彼らも、一目均衡表を単体で使うだけでなく、他のテクニカルと組み合わせてより確度の高いトレードを行おうと工夫しています。その中から、RSIを組み合わせたFX手法を1つ取り上げます
一目均衡表(雲&基準線)とRSIを組み合わせたFX手法
一目均衡表(雲と基準線)とRSIを組み合わせてトレードする手法です。詳しくは本書を読んでいただくのが一番ですが、ここではざっくりと概要を紹介します。ローソク足が「雲&基準線」のどちら側にあるか(上か下か)によってトレンドの方向を見極めます。
- ローソク足が「雲&基準線」の上→上昇トレンド
- ローソク足が「雲&基準線」の下→下降トレンド

一目均衡表とRSI|上昇トレンド

一目均衡表とRSI|下降トレンド
その上でローソク足が基準線に反発したタイミングでENTRYとなります。

一目均衡表とRSI|買いENTRY

一目均衡表とRSI|売りENTRY
ここまでは一目均衡表のオーソドックスな手法と変わりません。
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RSIを手仕舞い判断に活用する
さて肝心のRSIをどのように活用するのか?本手法ではRSIを手仕舞いの判断に活用します。ENTRY後にRSIを観察し、以下のように判断します。
- 買いENTRYのケース…RSIが70以上で手仕舞い準備
- 売りENTRYのケース…RSIが30以下で手仕舞い準備
RSIの70オーバー、30アンダーによって相場転換が近いと考えるわけですね。
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最終的な手仕舞いは基準線をブレイクでおこなう
RSIの70オーバー、30アンダーによって相場の過熱感を感じ取ったら、手仕舞い準備を始めるわけですが、実際の手仕舞いタイミングは、ローソク足が再び基準線に近づき、基準線をブレイクしたタイミングとなります。

一目均衡表とRSI|基準線ブレイクで手仕舞い
オーソドックスですが非常にロジカルな手法ですね。長期足ならばダマシも少なく、大きなトレンドを捉えることができそうな手法といえます。ざっくりと『一目均衡表を使いこなせばFXはラクに稼げる!2020年最新版 Kindle版』で解説されていたFX手法を紹介しました。詳しく知りたい方はぜひ本書をお読みください。
RSIのダイバージェンスで手仕舞い判断するのもあり
一目均衡表にRSIを加えたFX手法を紹介しましたが、いかがですか?RSIで相場の反転を予見し、手仕舞いに備えるというロジカルな手法でしたね。もうすこしアレンジするならば、RSIのダイバージェンス現象によって相場転換を予期するのも良さそうですよね。

今回紹介した一目均衡表とRSIを組み合わせた手法は以下の書籍内で詳しく解説されています。
Kindle
まだ読んでいない人はぜひ一読されることをおすすめします。今ならば無料で読めますよ!