ブローカー各社のレートをリアルタイム表示
本日は、ちょっと面白いツールをご紹介します。 クイックFXです。クイックFXは、国内の主要証券会社のレートを一つの画面で同時表示できるツールです。言葉で説明するよりも画面を見ていただいた方が分かりやすいです。
ご覧のように、複数の証券会社のレート推移を一つの画面で同時表示しています。
クイックFXは、もともと経済指標発表前後の各社の値動きを把握して、売買チャンスを見つけるためのツールとして開発されました。トレンドの初速(初足)を視覚的に捉えることで、ライバルよりも有利な価格(ポイント)でトレードができるというのがウリのようですね。
ただ、経済指標発表前後のレートの動きは、複数業者のレートを比較しても、正確に捉えることは難しいと思います。また指標発表時はスプレッドも開きますし、スリッページ(約定拒否)も頻繁に起きます。なかなか、思い通りにはチャンスに乗っかれないと思います。
そんなことよりも、もっと面白い使い方があります。
クイックFXで乖離からの戻りを狙える!
複数の証券会社レートを同時表示させる意味合いは何でしょうか?どんなことに使えると思いますか?カンの良い人は、すぐにピンとくると思います。
そうですね。他社(複数社)とのレートから乖離したブローカーの、レート戻りを狙い撃ちできます。乖離からの戻りを狙う方法も、クイックFXで紹介されている手法の一つです。コチラをご覧下さい。
ある証券会社のレートだけ、他社のレートと比べて大きく乖離しています(赤の点線枠部分)。ところが、数十秒後に戻していますね。
どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?様々な理由がありますが、最も大きな理由は大口取引先のポジションによるものでしょうね。その証券会社の大口投資家のポジション処理によって、他社とのレートが大きく乖離することがあります。
それから、その証券会社がカバー取引をしていない場合、意図的にレートを操作して顧客のポジションを損切りさせるというケースも考えられます。いわゆるストップ狩りですね。
どちらにしても、一時的に乖離したレートは、すぐに他社(複数社)の平均レートに戻されることが一般的です。このレート乖離をチェックするためにクイックFXを使うわけです。
もう一つ例があります。
こちらも、1社だけ大きくレート乖離していますね。その30~40秒後にレートが戻してます。この乖離部分を狙い撃ちしたらどうでしょうか?すごく面白いと思いませんか?
音声アラートで乖離発生を知らせてくれる
レート乖離発生がトレードチャンスだということはご理解いただけると思いますが、ずっとチャートを眺めているのも大変な作業です。クイックFXでは、レート乖離が○pips以上発生した場合は、アラート(音)で知らせてくれるという機能が標準で備わっています。
通常、乖離幅は数pips程度で、乖離期間も数秒から数十秒程度です。しかしその数pipsを高確率で取れるタイミングがわかれば、大きな武器になり得ます。
ちなみにクイックFXで同時にレート表示できる証券会社は、以下の通りです。
主立ったブローカーは、ほぼ網羅していますね。
クイックFXは慣れるまで大変
クイックFXで乖離を狙う場合、チャート張り付きが必須です。特に指標発表前後はレート乖離が発生しやすいタイミングですので、そのタイミングでパソコンの前にいることが必要です。そして、複数証券会社にログインをしておき、すぐにエントリーできるように準備しておきます。
アラートが鳴ったらすぐに乖離業者でエントリーです。エントリー方向は乖離が戻す方向です。
文字で書くと簡単なように思えますが、慣れるまでは大変ですね。
当日の指標発表スケジュールも自動取得
クイックFXのもう一つのメリットですが、当日発表される経済指標のスケジュールを自動的に取得して、なおかつその指標発表までのカウントダウンをしてくれます。至れり尽くせりですね。
便利ですね。
クイックFXは万人向きではない
クイックFXの気になる価格ですが14,800円です。かなり良心的な価格ではないでしょうか。ただ、全ての人が使いこなせるとは思えません。
チャート張り付きが大前提となりますし、瞬間的な動きに対応できるだけのスキル(技術)も必要です。トレードスタイルは、スキャルピングになります。トレードチャンスはそれほど多くありません。場合によっては、1日まったく無いというケースもあります。
- チャートに貼り付ける方
- 数少ないチャンスを、ひたすらじっと待てる方
- そしてそのチャンスを逃さず、飛び乗れる度胸のある方
- スキャルピングのストレスに順応できる方
そんな方にクイックFXはお薦めです。
※クイックFXは販売を終了しています。