『ウェーブFX/waveFX』検証とレビュー
本日は、吉崎佐次郎が販売するFX情報商材『ウェーブFX/waveFX』を検証レビューします。
『ウェーブFX/waveFX』はどのようなFX商材か?
トレンド方向と勢いを「波」のイラストで表現したインジケーター
『ウェーブFX/waveFX』はトレンドの方向と勢いを「波=ウェーブ」のイラストで表現したオリジナルインジケーターです。こちらをご覧ください。
レートの上昇や下落に伴って、チャート上に「波」のイラストらしきものが描写されていますね。これが『ウェーブFX/waveFX』です。
複数の波イラストは、左側から右側にむかって「短期予測」〜「長期予測」という順番で並んでいます。
上のチャート図では、短期〜中期では上昇トレンドが強いと予測していますが、長期予測はトレンドが弱まる(=波が小さくなっている)と予測しているわけです。
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”10本の移動平均線”をベースにレートの進行方向と強さを分析
ロジックのベースは「10本の移動平均線」であると販売ページに記載があります。
インディケーターとしては、10本の移動平均線から進路予想をしているだけです
期間の異なる10本の移動平均線からトレンド方向、そしてトレンドの強度(勢い)を導き出し、それを「波」という画像でビジュアル化したインジケーターです。
子どもダマシの『ウェーブFX/waveFX』を使うくらいならば、断然『GMMA』をおすすめする
移動平均線の集合体といえば『GMMA』
複数の移動平均線で環境認識するインジケーターといえば『GMMA』がありますね。
GMMAとは?
ところで、GMMAとはどんなインディケーターなのでしょうか?あまり日本では紹介されていませんが、海外では比較的好まれているインディケーターです。
GMMAを詳しく知るには陳満咲杜著『FX最強チャート GMMAの真実』が最適です。多くの紙面を割きGMMAの有用性が詳しく語られています。
Kindle Unlimitedに加入していれば無料で購読できます。
GMMAは合計12本のEMA(指数平滑移動平均線)で構成されます。
期間に応じて短期線(期間3,5,8,10,12)と長期線(期間30,35,40,45,50,60)に分けられ、短期線の集合(6本)を「短期GMMA(GMMA Short)」、長期線の集合(6本)を「長期GMMA(GMMA Long)」と呼びます。
説明するよりもチャートを見ていただいた方が分かりやすいですね。
GMMAについては【無料】『FX最強チャートGMMAの真実』書籍レビューでも詳しく解説しています。
ご覧の通り、6本の短期移動平均線(短期GMMA)と6本の長期移動平均線(長期GMMA)を組み合わせて、トレンドの方向や強さを視覚的に把握し環境認識をおこなうためのインジケーターです。
短期MAを長期MAが超え、かつ均等幅で並んでいるときに、ビッグトレンドが発生していると認識できますね。
長期MA集合体は『クジラ』、短期MA集合体は『イワシ』
長期MAの集合体は巨大な資金を動かす機関投資家=『鯨(クジラ)』であり、一方の短期MAの集合体は短期売買を狙う個人投資家=『鰯(イワシ)』であると考えます。
為替相場という大海原を、イワシの大群を追って泳ぐクジラ。
つまり個人投資家のポジションを食い物にする機関投資家という構図が、GMMAによって理解できるのです。
『ウェーブFX/waveFX』と『GMMA』、どちらが投資スキル向上に貢献するか?
今回の『ウェーブFX/waveFX』と『GMMA』。どちらも複数の移動平均線の集合体がロジックのベースになっています。
どちらのチャート(インジケーター)が、トレードスキル向上に役立つでしょうか?
もう一目瞭然ですよね。
「波」の画像でトレンドの方向や勢いを把握するというアイデアは面白いですが、それだけです。言い方は悪いですが、残念ながら『ウェーブFX/waveFX』はアイデア倒れです。
「波」のイラストを眺めるよりも、『GMMA』の移動平均線の並びを視認するほうが、はるかに環境認識能力を向上させることができるはず。
『GMMA』チャートからは実に多くの情報を読み取ることができます。詳しくは以下の書籍を読むことをオススメします。Kindle Unlimitedに加入していれば「無料」で購読可能ですよ。
『ウェーブFX/waveFX』の欠点
まず『ウェーブFX/waveFX』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
「波」のイラストを表示させるアイデアは面白いが、それだけ
チャート上に「波」のイラストを表示させて、環境認識をおこなおうというアイデアは面白いです。が、それ以上でも以下でもありません。環境認識ツールとしては、情報が足りなさすぎです。むしろ弊害すら感じます。
もはや「子供だまし」にしか思えないツールという印象です。
移動平均線の集合体で環境認識をおこなうならば『GMMA』を断然おすすめする
『ウェーブFX/waveFX』は複数の移動平均線をベースにした環境認識ツールです。だったら同じように複数の移動平均線をベースにしたGMMAを取り入れたほうが、断然良いです。
たった12本のEMA(指数平滑移動平均線)を表示させているだけなのに、『GMMA』は『ウェーブFX/waveFX』と比べて遥かに情報量が多く、それなのにシンプルで汎用性が非常に高いツールです。
- 「波」のイラストを表示させるアイデアは面白いが、それだけ
- 移動平均線の集合体で環境認識をおこなうならば『GMMA』を断然おすすめする
『ウェーブFX/waveFX』総合評価
【結論】波(ウェーブ)のイラストでトレンドの方向や強さを認識するアイデアは面白いが環境認識ツールとしては情報量が足りなさすぎて使い勝手は悪そうだ
だったらGMMAを表示させたほうが10倍マシだ
アイデア倒れというか、子供だましのようなFX商材という印象です。
開発者(販売者)が、ほんとうにこんな子供だましのようなツールを使ってトレードしているとは到底思えません。アイデア先行型の残念なツールです。
移動平均線で環境認識をおこないたいならば無料で使える『GMMA』をと入れたほうが10倍マシです。
たった12本のEMA(指数平滑移動平均線)を色分けして表示するだけで、『ウェーブFX/waveFX』よりもはるかに多くの情報を読み取ることができます。シンプルかつ汎用性が高いので、あらゆる通貨ペア・時間足で活用できます。
複数の移動平均線をベースにした有料FX商材『ウェーブFX/waveFX』を使うくらいならば、無料の『GMMA』を組み込んで活用することをオススメします。
- 「波」のイラストを表示させるアイデアは面白いが、それだけ
- 移動平均線の集合体で環境認識をおこなうならば『GMMA』を断然おすすめする
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