『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』検証とレビュー
選択型自動売買システムはコピートレードの一種
株式会社トリロジー(Trilogy Inc.)によるサービスをレビューします。『選択型自動売買システムAMMA(SP名称=セレクション365)』です。
株式会社トリロジーといえば、過去に数多くのEAをリリースしてきた投資助言代理業者です。
今回レビューする『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』は、実力トレーダー(やシステム等)が運用する口座に、自身の口座を接続できるスタイルです。いわゆるコピー
販売元:株式会社トリロジー
発売日:2017年11月
内容:AMMAコピートレードのSP
公式サイト:https://www.avatrade.co.jp/
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』でできること
Ava Tradeに口座開設したうえでAMMAを申し込む
まずこの『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』ですが、トリロジーが単独で提供しているものではありません。
Ava Trade(アヴァトレードジャパン)にMT4リアル口座を開設し、その中でコピートレードの申し込みを行います。つまりAva Trade(アヴァトレードジャパン)のサービスの一環として提供されているコピートレードであるということになります。
Ava Trade(アヴァトレードジャパン)といえば、MT4が使えるブローカーとして知られていますね。
Ava Tradeにて、AMMA用MT4口座を開設して必要最低資金を入金後に、SP(シグナルプロバイダー)と個人口座を接続します。そうして初めて、取引シグナルに従って自動売買(コピートレード)がスタートします。
初期費用ゼロ、成功報酬型のコピートレード
『選択型自動売買システムAMMA』を始めるにあたって、口座に入金する資金以外に初期費用は一切発生しません。
また月額課金型(一定料金課金型)のコピートレードでもありません。成功報酬型のコピートレードですので、利益が出た月のみ、その利益額に応じた費用(報酬)を支払うというスタイルになります。当然、マイナスの月は、あなたが支払う費用(報酬)はゼロになります。
選択できるSP(サービスプロバイダ)は8種類
AMMAにて選択可能なSP(サービスプロバイダ)は8種類用意されています。それぞれ必要資金も異なります。
- ゼクサテクノロジー (1口100万円)
- セレクション365 (1口50万円)← 株式会社トリロジー提供
- ポートレード (1口50万円)
- ユニバーサル (1口50万円)
- AI-STABLE (1口100万円)
- KIトレード (1口100万円)
- Radiant (1口50万円)
- STT (1口30万円)
SPを1つ選択し、申し込み口数を決めます。必要資金は、SPと申し込み口数によって決まります。例えば2番のセレクション365を選択して2口申し込むならば、必要資金は100万円になります。
各SPの特徴については、以下のページから確認可能です。
2017年11月のスタート以降、プラスで推移
AMMAの中で、株式会社トリロジーが提供するSPは『セレクション365』です。『セレクション365』の成績ですが、myfxbookにて完全公開されています。
4月までの収支はトントンでしたが、2018年4月以降は相場がマッチしたせいか、大きく利益を伸ばしています。なかなか好調のようですね。
それにしても、しっかりとフォワード成績を公開する姿勢は、さすが株式会社トリロジーです。どこかの怪しげな情報商材業者とは、取り組む姿勢に雲泥の差があります。
AMMA『セレクション365』の特徴
株式会社トリロジーが提供する『セレクション365』の特徴は以下の通り。
- あらゆる時間帯、あらゆる通貨ペアで柔軟な売買をおこなう
- 短期売買でコツコツと利益を積み重ねていく
- 相場状況に応じて順張りも逆張りもおこなう
- どんな相場であっても絶対収益を目指す
- 大きな負けを避けるためリスクを極力回避し無理のないトレードをする
- 週末のポジション持ち越しはしない
AMMA『セレクション365』の成功報酬は月間利益の20%相当分
気になるセレクション365の成功報酬は以下の通りです。
ハイウォーターマーク方式で月間利益の20%相当分
ハイウォーターマーク方式とは、投資信託会社が受け取る信託報酬算出方法の一つです。一定の基準を超えた部分について成功報酬を計算して徴収する方法です。
つまり「利益が出たらその利益に対する20%を報酬としてもらいます」ということです。
万が一、利益が出なければ(月間収支がマイナスならば)、報酬を支払う必要はありません。
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』の欠点
まず『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
他人任せの資産運用なのでFXスキルは1ミリも身につかない
当たり前ですが、コピートレード(ミラートレード)ですので、あなたのFX投資スキルの工場には一ミリも貢献しません。元本が保証されない投資信託のようなものです。
その点を明確に理解しておくべきでしょう。
当たり前だが、”元本は保証されない”
AMMA『セレクション365』を始めるにあたって最低必要資金は50万円(一口当たり)です。FX運用なので元本の保証はありません。現時点では好調に推移している『セレクション365』ですが、相場状況によっては、マイナス(ドローダウン)に陥る可能性も大いにあります。
- 他人任せの資産運用なのでFXスキルは1ミリも身につかない
- 当たり前だが、”元本は保証されない”
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』の評価点
次に『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』の評価できるポイントを解説します。
余裕資金がありポートフォリオの一環として取り組むならアリかも
コピートレードに全財産をぶち込むような無茶な資産運用は決しておすすめできません。コピートレードは、様々な資産運用の方法の一つとしてポートフォリオに組み込む程度がベターです。あなたの全資産の数%をこの手のコピートレードに振り分けるのが妥当ですね。
だからこそ、全資産が数百万円レベルの個人投資家ならば、コピートレードなどやるべきではないでしょうね。少なくとも数千万円レベルの資産があって、そのなかの50万円〜100万円を運用するのであれば良いかもしれません。
完全成功報酬型なので月々のコストは利益が出たときだけ
『選択型自動売買システムAMMA(アンマ)』は成功報酬を基本としています。トリロジーが提供する『セレクション365』の成功報酬額は月間利益に対して20%です。利益が出なければ報酬を支払う必要はありません。
常にフォワード実績を公開するトリロジーの姿勢は高く評価できる
成績はさておき、常にフォワード実績を公開するトリロジーの会社としての姿勢は、非常に高く評価できます。過去、トリロジーが提供してきたサービスの中には口座破綻したものもあります。
会社としては隠しておきたい汚点も、トリロジーは躊躇することなく公開してきました。
- 余裕資金がありポートフォリオの一環として取り組むならアリかも
- 完全成功報酬型なので月々のコストは利益が出たときだけ
- 常にフォワード実績を公開するトリロジーの姿勢は高く評価できる
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』総合評価
【結論】成功報酬型のコピートレードはポートフォリオの一部に加えるならばアリだろう
とはいえ資金が少ないユーザー向けのサービスではないことを知っておくべき
最低でも1000万円以上の余裕資金があるユーザーが余裕を持って取り組むサービスだ
虎の子の100万円や200万円の大半を、コピートレード(ミラートレード)にベットする(賭ける)べきではありません。コピートレードは、最低でも数千万円以上の余裕資金を持つユーザーのための投資サービスです。多少の利益変動があっても気にならないくらいでなければ、コピートレードはやるべきではありません。
逆に言えば、数千万円以上の資産を持つユーザーにとっては、資産運用ポートフォリオに組み込むのはアリかもしれませんね。
- 余裕資金がありポートフォリオの一環として取り組むならアリかも
- 完全成功報酬型なので月々のコストは利益が出たときだけ
- 常にフォワード実績を公開するトリロジーの姿勢は高く評価できる
- 他人任せの資産運用なのでFXスキルは1ミリも身につかない
- 当たり前だが、”元本は保証されない”
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』を購入するべき人
- 余裕資金が最低でも1000万円以上ある人
- ポートフォリオに組み込むコピートレードを探している人
- フォワード実績を公開しているコピートレードを求めている人
『選択型自動売買システムAMMA(セレクション365)』を購入してはいけない人
- 数百万円程度しか余裕資金がない人
- FXスキルを向上したい人
販売元:株式会社トリロジー
発売日:2017年11月
内容:AMMAコピートレードのSP
公式サイト:https://www.avatrade.co.jp/
≫ 特典付きで購入する
|