マイルストーンFXのその後
以前検証したマイルストーンFXがその後どのようになったかご存知でしょうか。
マイルストーンFXは、今年2012年1月18日に新規登録され販売がスタートしました。当時はランキングにも入るほどの人気で、多くのユーザーが購入しました。あれから約半年が経過しています。
検証当時の成績をおさらいしてみましょう。
- 2011年10月 +774.4pips
- 2011年11月 +740.4pips
- 2011年12月 +67.8pips
- 2012年01月 ー1004.7pips(←販売スタート)
- 2012年02月 -263.8pips(←2月11日までの成績)
2011年10月~12月は、販売前の成績です。スタート月(2012年1月)でいきなりコケていますね。初月に大きなドローダウンを計上しています。
その後、この大きなドローダウンは挽回できたのでしょうか?
ドローダウンは挽回できたか?
それでは、2月以降の成績を見てみます。
- 2012年 2月 -173.4pips
- 2012年 3月 +179.7pips
- 2012年 4月 -157.9pips
- 2012年 5月 -2099.9pips
- 2012年 6月 -530.8pips(6月25日現在)
販売スタート時のドローダウンを挽回するどころか、さらに大きなドローダウン(5月に2000pipsオーバー)を引き起こしていますね。このマイナスを挽回するのは困難でしょう。
以下のリンクからフォワード成績を確認できます。
- フォワード成績を見てみる
販売スタート後の成績は残念ながらボロボロ
販売スタートしてからの成績をまとめてみます。
- 2012年 1月 ー1004.7pips(←販売スタート)
- 2012年 2月 -173.4pips
- 2012年 3月 +179.7pips
- 2012年 4月 -157.9pips
- 2012年 5月 -2099.9pips
- 2012年 6月 -530.8pips(6月25日現在)
半年経過して勝ち越したのはわずかにひと月(3月)のみです。今でもマイルストーンFXを使い続けている人がどれほど存在するのでしょうか?
EAって本当に難しいと思います。もちろん販売開始後も勝ち続けているEAもあります。しかし、購入前に、勝ち続けるEAと勝てないEAの見分けをつけることは困難です。
購入して運用をスタートしたとたん、マイルストーンFXのようにボロ負けしてしまうEAもあるということを、知っておいて頂きたいのです。
安易に新EAに飛びつかない
このリスクを回避するには、新しいEAに飛びつかないことです。販売がスタートしたらできれば3ヶ月~半年位はそのEAの運用成績(フォワード成績)をしっかりと観察するべきです。
安易に飛びついてしまうと、勝てないEAを手にしてしまう可能性もあります。
柔軟性に欠けるEAを使い続ける難しさ
EAはいまだに人気がありますね。次から次へと新しいEAが発売されます。
しかし、他人が作ったEAを運用することは簡単ではありません。相場は不確実です。そして常に変化し続けます。不確定要素の固まりのような相場に対峙するためには、それなりの優位性のあるロジックが必要であると同時にある程度の柔軟性も必要です。
EAのロジックに優位性があったとしても、柔軟性という点においては、裁量トレードに著しく劣ります。EAのロジックが相場に合わなくなれば(乖離すれば)、ドローダウンを計上し始めます。このタイミングで、EAの運用を止めるべきか回復を信じて使い続けるか、大きな決断を迫られます。この決断次第ではドローダウンをさらに大きくして、場合によっては口座破綻を招く可能性もあります。ちょっとしたジレンマですね。
トレーダーにとっては、大きなストレスとなります。
EAにはない裁量トレードの”柔軟性”
裁量トレードであれば、相場が変化してきた時点で手法を相場に合わせて変化させることも可能です。状況次第では、トレードを休むという判断もできます。
トレードを長期的に継続する気持ちがあるならば、EAを買い続けるよりも裁量トレードのスキルを修得した方が、絶対に良いです。
投資で資産を築くことが目的ですよね?だったら、正しい裁量トレードを学ぶべきです。遠回りのように思えるかもしれませんが、結果的には近道です。
本気で裁量トレードを学びたいのであれば、佐野さんのビクトリーメソッドアドバンスをおいて、他にはありません。
細かな投資スキルだけでなく、大局的な相場感を磨くことのできる優れた教材です。裁量トレーダーを目指すのであれば、自信を持ってご紹介できる教材です。
他人の作ったEAに頼り続けるよりも、しっかりと代償(時間と労力)を払って本気で投資に取り組むべきだと思います。