『スパモニFX -Super Morning FX-』検証とレビュー
”朝トレード”に特化したFX商材
早朝6時から朝8時までの2時間のみトレードするFX商材、それが『スパモニFX -Super Morning FX-』です。
販売元:那住 善治郎
発売日:2017/12/03
メディア:PDFテキスト
公式サイト:https://supermorningfx.com/salespage/
相場は自分の都合で動いてくれない
ボラティリティの小さな市場で勝負することの難しさ
日中や夜間にトレード時間を確保できないユーザーにとっては、早朝の空き時間に取引できることは大きなメリットです。
しかし、相場はあなたの都合に合わせてくれることはありません。投資の大原則として、「勝てるときに勝負する」というのがあります。言い換えれば「優位性のある時間帯(タイミング)を狙う」ということです。早朝しか時間が取れないからといって、その時間に相場が都合よく動いてくれるとは限りません。
特に日本時間の早朝は、1日を通して最もボラティリティが少ないとされる時間帯です。開いている市場はウェリントン(ニュージーランド)、シドニー(オーストラリア)くらいです。いわゆるオセアニア市場と呼ばれるマーケットですね。ボラティリティが小さな市場では、そもそも参加者が少ないため、トレンドを形成しづらく細かなノイズで推移することが多いです。大きな動きがなく、レートの方向性を見極めづらい市場であるため、利ざやを抜きにくいとされています。
オセアニア市場の特徴
早朝時間(オセアニア時間)は全くトレードに適していないのか?オセアニア市場は、NY市場のクローズと重なるようにオープンするため、NY市場の動きに同調する方向に動きやすいとされています(※月曜日以外)。ですので基本的には、NY市場で形成されたトレンドと同方向へエントリーすることがセオリーとされています。とはいえ、大きなボラは見込めないため、抜ける利幅も限定的です。
月曜日の”窓開け”に注意
オセアニア時間でのトレードで最も注意が必要なのは、月曜日の早朝トレードです。為替市場は土日は完全にクローズです。月曜日の早朝であるオセアニア時間は、週末のクローズ後に最も早く開く市場です(厳密には中東のバーレン市場が週末に開いています)。
土日に大きなニュース(経済・政治)があれば、その影響はまっさきに週明けのオセアニア時間に出ます。週末のニュースを受けて為替が動くと睨んだ多くの機関投資家やトレーダーのお金が、この小さなオセアニア市場に一気に流れ込むわけです。その結果、起こるのが「窓開け」(=ギャップ)と呼ばれる”レートの極端な飛び”です。
「窓開け」後は、開いたレートを埋めるような動きをすることが知られています。この動きを狙ったトレードが「窓埋めトレード」です。過去記事でもなんどか取り上げました。
『スパモニFX -Super Morning FX-』の特徴
早朝トレードで月利平均10%〜
スパモニFXは、早朝のみのトレードで月利平均10%以上を目指すストラテジーです。朝だけで月利10%を狙うというのは、非常に大胆ですね。ボラの少ない市場で10%を超える月利が可能であれば、多くの早朝トレーダーにとって可能性が開けます。
取引通貨ペアはドル円(USD/JPY)のみ
取引通貨ペアはドル円(USD/JPY)のみです。ボラティリティの少ない時間帯で、なおかつボラティリティの少ない通貨ペアを選択しています。
6時30分〜8時にEntry、その後はOCO(指値・逆指値)
エントリーの時間帯はルールで細かく定められています(6時30分〜8時)。エントリー後はOCO注文にて利食いラインと損切りラインを事前に設定しておきます。基本的には放置ですが、必要に応じて裁量判断にて手仕舞いを行うというスタイルです。
損小利大のトレンドフォロー
ロジックの基本はトレンドフォローであり、前日(直近)のNY相場の動きに同調する方向で仕掛けるという王道手法といえます。NY時間に明確なトレンドが形成されていれば、そのトレンドに同調する方向でEntryすることになります。逆にNY時間がレンジ(ヨコヨコ)状態であれば、朝の取引は見送るなど、ロジックは明快です。
損切りラインは極めて小さく、一方利食いラインはトレンド時の大きな利益を狙っていくため、「損小利大」です。リスクリワードは1:5、つまり損切りが10pipsならば利幅はその5倍、50pipsということです。勝率は30%前後ですので、”小さく負けて大きく取る”を地で行くスタイルですね。
使用するテクニカルは移動平均線のみ
トレンドフォローがベースですが、使用するテクニカルは移動平均線のみという、なかなか大胆な手法です。
販売元:那住 善治郎
発売日:2017/12/03
メディア:PDFテキスト
公式サイト:https://supermorningfx.com/salespage/
『スパモニFX -Super Morning FX-』の欠点
まず『スパモニFX -Super Morning FX-』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
1.決して勝率は高くない
勝率は30%前後と、決して高くはありません。勝てる日は月に3日から4日程度です。残りの12〜15日は引き分けもしくは負けトレードとなります。この勝率の低さでも十分に利益を残せるのは、リスクリワードバランスが1対5であるからです。小さな損切りを繰り返し、数少ない大きなトレンドで収支をプラスにするわけです。
2.ダイナミックなトレードはできない
早朝に仕掛け、その後はOCO注文でほったらかしです。お昼や夕方にチャートを見て、状況に応じて裁量決済を行います。淡々とトレードをおこなうので、ビッグトレンドには乗りづらいですね。
- 決して勝率は高くない
- ダイナミックなトレードはできない
『スパモニFX -Super Morning FX-』の評価点
次に『スパモニFX -Super Morning FX-』の評価できるポイントを解説します。
1.無駄なトレードが減る
スパモニFXは、早朝(6時30分〜8時)のみに仕掛けるというシンプルなトレードが特徴的です。その後はOCO注文で基本的には放置です。1日に1回のトレード、しかも直近の相場環境によっては「見送り」=ノートレードもありえます。無駄なトレードが減り、ポジポジ病を克服することができるようになります。
2.早朝の相場の動きに慣れる
毎回同じ時間帯に相場をチェックし、相場環境を見極めます。繰り返すことで早朝の相場の動きに対して「相場観」が身につくようになります。「相場観」はトレーダーにとって大きな武器となります。
3.ストレスが少ない
限定された時間帯に決まったルールでトレードを繰り返します。長時間のチャート監視に比べると、非常にストレスの少ないトレードが可能です。
- 無駄なトレードが減る
- 早朝の相場の動きに慣れる
- ストレスが少ない
『スパモニFX -Super Morning FX-』総合評価
【結論】NY時間のトレンドに便乗し損小利大を目指すトレンドフォローは、早朝トレードとしては王道手法だ
勝率は高くはないが、リスクリワードバランスで損小利大が可能
日中や夜間にチャート張り付きが困難な人にとっては選択肢の一つだ
スパモニFXは、シンプルな早朝トレード商材です。直近のNY時間の相場に同調する方向で仕掛け、損小利大を可能にする手法は、初心者でも取り組みやすいといえます。
スパモニFXと同じような「早朝トレードFX商材」に、岡安盛男のFX 極(モリオのFX)があります。
岡安盛男のFX 極(モリオのFX)は、「早朝IFDOCO型トレード」です。つまり、
- 朝一でチャートを確認し逆指値注文を入れておく=IFD注文
- 同時にOCO注文で利確と損切りを設定してそのまま放置
NY市場でのトレンドが大引けによって「調整」に入り、その後の明け(東京市場)でトレンドが再開するという市場の性質(傾向)を利用したトレードです。基本的には、スパモニFXと同じロジックを採用しています。
早朝トレードならば、岡安盛男のFX 極(モリオのFX)をお薦めする
早朝トレード手法を探しているならば、よりロジカルな手法である岡安盛男のFX 極(モリオのFX)をおすすめします。朝一番で注文作業を完了すれば、あとは完全に放置です。谷底での逆指値注文ですので、トレンドの初速を狙うことが可能になります。スパモニFXに比べるとよりダイナミックなトレードが可能になります。
スパモニFXを検討するならば、まずは岡安盛男のFX 極(モリオのFX)の検証レビュー記事を読んでからでも遅くはありません。
- 無駄なトレードが減る
- 早朝の相場の動きに慣れる
- ストレスが少ない
- 決して勝率は高くない
- ダイナミックなトレードはできない
『スパモニFX -Super Morning FX-』を購入するべき人
- 早朝(6時30分〜8時)にチャートをチェックできる人
- 早朝トレードに興味のある人
- ポジポジ病を克服したい人
- 日中や夜間にチャートに貼り付けない人
『スパモニFX -Super Morning FX-』を購入してはいけない人
- ボラティリティを狙ったダイナミックなトレードが好きな人
- 高い勝率を目指したい人
- スキャルピング商材を探している人
販売元:那住 善治郎
発売日:2017/12/03
メディア:PDFテキスト
公式サイト:https://supermorningfx.com/salespage/