トレンド・ディスカバリーFXが重要視する相場環境認識=通貨の競争力
先日「トレンド・ディスカバリーFX」をレビューしました。
トレンド・ディスカバリーFXの最大の特徴は、各通貨の強さ・勢いを確認し、いわゆる「強い通貨」を絞り込んで仕掛けるというものです。
相場の大局(通貨間の強弱)を認識した上でトレードする。中・上級者であれば誰でも行っている作業です。
ところで「強い通貨」とは何でしょうか?なんとなくイメージとしてはわかると思いますが、具体的に通貨の強さとは何を指すのか?今回はこのあたりを考察してみます。
各通貨の強弱を知ることの最大のメリットとは?
わかりやすく単純に解説すれば次のとおりです。
- 強い通貨 = 今、買われている通貨(今、人気のある通貨)
- 弱い通貨 = 今、売られている通貨(今、不人気の通貨)
通貨の売買は、ある国と別の国というように二国間の通貨を売り買いすることが基本です。
米ドルを売ってユーロを買う・・・
これが一般的な為替取引ですね。二国間での通貨の強弱は単純に為替相場を見れば一目瞭然です。ドル円が上昇していれば、
- 日本円が売られている
- 米ドルが買われている
ことを意味します。これが「円安」ですね。
ところが、主要通貨は世界に2つだけではありません。ご存知のようにGBP、EUR、CHF、AUD、CAD、NZDなど多くの主要通貨が存在し、互いに売り買いされています。
「もっとも売られている通貨 = 一番弱い通貨」を売り、「もっとも買われている通貨 = 一番強い通貨」を買えば、この通貨ペアは上昇トレンドを描くはずです(理論的には)。
これが通貨の強弱を知ることのメリットです。
どうやって各通貨の強弱を調べるのか?
では、以下の主要通貨の中でもっとも買われている通貨(人気のある通貨)、そしてもっとも売られている通貨(不人気の通貨)を調べるにはどうすればよいでしょうか。
- USD
- JPY
- GBP
- EUR
- CHF
- AUD
- CAD
単純に通貨ペアのチャートを比べただけでは、正しく読み取ることはできません。通貨ペアチャートは「2つの通貨同士の強弱」を示しているにすぎないからです。
そこで、2通貨以上の通貨単位の強弱を示すツールを使うわけです。もっとも有名なツールは金融サイト「マタフ」で提供されている「カレンシー・インデックス(Currency index)」と呼ばれる指数グラフです。
期間を指定することで、ある起点をゼロとしたときの各通貨の変動率をグラフ化して表示してくれる便利なツールです。
ゼロラインよりもマイナス圏にある通貨は「売り攻勢が強い」、ゼロラインよりプラス圏にある通貨は「買い攻勢が強い」と判断できます。
たとえば上のCurrency indexはここ1週間程度の各通貨の変動率を表示させています。
JPYが大きくマイナス圏に振れていますね。一方のCADはプラス圏で値を伸ばしていることがわかります。
2通貨間の乖離が大きければ大きいほど「通貨ペア」としての値動きが明確であると判断できる
JPYとCADがこの1週間で明らかに乖離を拡大させていますね。2通貨の乖離幅が大きければ大きいほど通貨ペアとしての値動きが明確であると判断できます。
つまり・・・
CADJPY(加ドル/円)を買うということです。
CADJPYの日足チャートを見てみましょう。2017年6月以降、上昇の一途をたどっています。25日移動平均線を急角度でうわ抜けてさらに乖離幅を広げています。ビッグトレンドですね。
Currency indexを活用することで、通貨間の強弱を簡単に調べることができます。こうした通貨間の強弱(競争力)を知っているのと知らないのとでは、トレードの精度に大きく差が生じます。
初心者を脱するためには、相場を俯瞰するスキルを身に着けていく必要があります。
Currency Strength Chartもオススメ
ちなみに、1日〜2日単位での各通貨の強弱(Strength)を調べるためのWEBサイトもあります。
Currency Strength Chartです。
2017/07/11(午前9時)現在のグラフを表示させてみましょう。
NZD(ニュージーランドドル)が「売り」に押されているため、ゼロラインを割ってマイナス圏で推移していますね。
トレンド・ディスカバリーFXでは通貨の競争力(強弱)という相場環境を重視する
先日レビューしたトレンド・ディスカバリーFXは、こうした通貨間の競争力(強弱や勢い)を重視する商材として優れています。
チャート・テクニカル一辺倒ではなく、相場環境を俯瞰するスキルを身に着けたいトレーダーにはおすすめできる商材の一つです。
タイトル:トレンド・ディスカバリーFX 販売:クロスリテイリング株式会社 発売日:2017年4月20日 メディア:動画コンテンツ・オンラインセミナー トレンド・ディスカバリーFX【公式サイト】 |