「IQ190 超速スキャルFX」とはどんなFX商材か?
「IQ190 超速スキャルFX」はスキャルピングとブレイクアウトを巧みに融合させたロジックだ
作者のK氏はIQ190の頭脳を持ち、MENSAにも入会したことがあるとPRしていますが、裏付けもなにもないので、スルーしましょう。K氏の経歴を確認する術(すべ)を私たちは持ち得ていません。
FX情報商材の優劣を決めるポイントは、誰が作ったか?ではありません。ロジックに明らかな優位性(エッジ)が認められ第三者でも再現できるというポイントこそがFX情報商材の本質です。IQ100の凡人が考案したロジックであったとしても、優位性が証明され第三者が再現できる手法ならば、そのロジックはおおいに価値があります。
タイトル:IQ190 超速スキャルFX 販売:K 内容:会員専用サイト(動画・テキスト) 発売日:2017年6月20日 IQ190 超速スキャルFX【公式サイト】 |
気を取り直し、IQ190 超速スキャルFXの中身をチェックしていきましょう。主要ロジックは以下の3つです。
- 1分足スキャルピング
- 5分足スキャルピング
- ブレイクアウト
スキャルピングで小さな利益を重ねつつ、ブレイクアウトの兆候を捉えたらピンポイントで大きな利益を狙うという複合的な投資スタイルです。
ベースはライントレードです。自動的にラインを描写してくれるインジケーターが会員サイト内で提供されます。
ちなみにK氏の前作はライスキャFXです。こちらもライントレードをベースにしたスキャルピングロジックですね。
1分足スキャル&5分足スキャル
IQ190 超速スキャルFXでは1分足と5分足でスキャルピングをおこないます。
スキャルピングは相場のノイズ(波)を瞬時に拾って小さな利益を積み重ねていく手法です。
初心者ほどスキャルピングをやりたがります。なぜならスキャルは簡単に利益が出るので面白く感じるんですね。数秒〜数十秒程度で数ピプスを抜くことができます。運が良ければ連勝もします。ちょっとしたゲーム感覚でトレードできます。
ところが、数十回のスキャルトレードで利益を残すことは至難の業です。どれほどロジックを積み上げたところで1分足や5分足程度の短い時間足ではノイズ(波)にすぎないのです。ノイズ(波)に規則性はなく、値動きは予測不可能性を高めます。さざ波のようなレートの動きの中に、わずかな規則性を見つけたとしても、それを人間が瞬時に判断して仕掛けるというのも困難です。そこには機械的な動きが求められます。だからこそスキャルはEA(自動売買)向きなんですね。
IQ190 超速スキャルFXはそこに真っ向勝負を挑んでいます。EAが得意とする世界に手動&裁量で立ち向かう、その姿勢は評価できるかもしれません。
残念ながら1分足・5分足スキャルの優位性を証明するデータが提示されていないので、我々には事前に判断することができません。
ブレイクアウト
IQ190 超速スキャルFXのもう一つの特徴であるブレイクアウトロジック。
ブレイクアウトは、成功すれば大きな利益を得ることができる魅力的な手法です。しかしながらブレイクアウトにはやっかいな問題が存在します。そう、「ダマシ」です。ブレイクアウトにおいていかに「ダマシ」を回避するか?多くのトレーダーが頭を悩ませています。
FOREXFACTORYに代表される海外フォーラムにおいても、ダマシ問題はよく議論に挙がります。しかしながら未だに有効な対処方法は見つかっていないのが現状です。「ダマシ」を回避することは不可能であり、ダマシによる損失はブレイクアウトにおける「必要経費」として考えるべきだ、というのが多くの海外トレーダーの常識です。勝率が5割を切ってもトータルで勝ち越すことができるのがFXです。頻発するダマシによる小さな損失を一度のブレイクアウトの利益で取り返し、最終的にプラスにすること以外に、有効な手だては見つかっていません。
それほどブレイクアウトの初動を捉えることは困難なのです。
IQ190 超速スキャルFXはブレイクアウトの初動を捉え、ピンポイントで仕掛けることが可能とのことです。それが本当ならば、なかなか興味深いですね。ただスキャルロジック同様にその優位性は担保されていません。
「IQ190 超速スキャルFX」の欠点
IQ190 超速スキャルFXのデメリットについて触れておきます。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
1.裏付けデータが皆無
残念ながらIQ190 超速スキャルFXの優位性を裏付けるデータは、どこにも掲載されていません。もっと言えば製作者であるK氏がIQ190であることや、MENSA元会員であることも、確認することができないのです。非常に残念な点です。
IQ190 超速スキャルFXを購入する人は、何の裏付けも提示されないまま優位性が未知数のFX商材に代金を支払うことになります。
2.スキャルピングに不向きの人は買うべきではない
IQ190 超速スキャルFXのメイン手法は1分足と5分足でのスキャルピングです。スキャルピングは人を選びます。誰にでもできるトレードではありません。はっきり言って向き不向きがあります。
スキャルはそもそも人間が取り組む手法ではないというのが個人的な考えです。特に1分足や5分足でのスキャルはまさに相場のノイズ(波)を瞬間的に捉える超人的な感覚が求められます。言い換えればマシン(機械)のような動きが常に必要とされます。
であるからこそ、スキャルピングはEAのような自動売買に向いています。EAは瞬間的な動き、機械的な動きを得意とします。瞬間的な相場のノイズを捉えるにはEAが最適です。過去に多くのEAが猛威をふるった時期がありましたが、その99%がスキャルピングEAだったのには理由があるのです。
- 裏付けデータが皆無
- スキャルピングに不向きの人は買うべきではない
「IQ190 超速スキャルFX」の評価ポイント
次にIQ190 超速スキャルFXの評価できるポイントです。
1.トレード回数の多さ
IQ190 超速スキャルFXは、1分足と5分足を使ったスキャルピングが中心です。またフィルター系のインジケーター(ストキャスティクス、MACD、RSIなど)を一切使わないため、必然的にトレード回数は多くなります。1日に多くのトレードチャンスが欲しい人には、向いているかもしれません。
2.勝率9割・・・
「勝率9割以上を狙える高性能ロジック」ということがウリのようです。たしかに勝率9割は魅力ですが、残念ながら裏付けデータがないので、評価しづらいですね。
- トレード回数の多さ
- 勝率9割・・・
「IQ190 超速スキャルFX」総合評価
【結論】スキャルピングとブレイクアウトを融合させることでトレード回数と利幅を同時に達成できそうなロジックだが、残念ながら裏付けデータがないためユーザーにとっては購入のハードルが高い
興味深いロジックですが、結局のところ裏付けデータがまったく提供されていないため、購入判断に迷いが生じるユーザーも多いかもしれません。
本当に勝率9割なのか?年間15,000pipsの実績は本当か?ブレイクアウトのダマシを回避する有効な手立てはあるのか?再現性はあるのか?そもそもこのロジックでどれほどの利益が出せるのか?これらの疑問に対する納得できる回答が販売ページには確認できません。購入には相応の覚悟が求められるということです。
可能ならばこれらの裏付けデータを提示していただきたいところですね。それらのデータがあれば、購入判断におおいに役立つと思うのですが。
念の為にお伝えしますが、似た名前の商材で「超秒速スキャルFX」というものがありますが、全く別の商材です。「超秒速スキャルFX」は一般社団法人日本投資家育成機構(クロスリテイリング社)が2021年にリリースした商材であり、1分足を使った順張り手法となっています。詳しいレビュー記事はこちら。
- 裏付けデータが皆無
- スキャルピングに不向きの人は買うべきではない
- トレード回数の多さ
- 勝率9割・・・
タイトル:IQ190 超速スキャルFX 販売:K メディア:PDFテキスト 発売日:2017年6月20日 IQ190 超速スキャルFX【公式サイト】 |
≫ オリジナル特典付きで購入する