FXスキャル・タートルEA・アカデミア|概要
クロスリテイリング社による大型FX商材をレビューします。「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」です。
販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2017/11/15
メディア:スクール(動画/テキスト)・EA(補助ツール)
https://trade-ea.s3.amazonaws.com/top/af_end.html
開発者は「FXりう」こと「奥谷隆一」氏。FXスキャル・パーフェクトシグナルの開発者でもあります。他にはスパッとスナイパーFXやシークレットセオリー・フルオートEAにも携わっていましたね。
奥谷隆一氏ですが、バックボーンをFX孔明氏からクロスリティリングに変えてから「FX商材開発者」として花開いた感があります。おそらく今後もクロス社のもとで多くのFX商材を開発していくのでしょう。
商材名に「タートル」が含まれていますが、著名な投資家リチャード・デニス(Richard J. Dennis)が育成に携わった投資家集団「タートルズ」の手法を参考にしたということなのでしょうね。
FXスキャル・タートルEA・アカデミア|検証とレビュー
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」は”半裁量半システム”だ
さて肝心の中味ですが、ブレイクアウトをベースにした”半裁量半システムツール”です。EAという体裁をなしてはいますが、どちらかと言えば「トレード補助ツール」というのが正しいです。ENTRYはほぼ裁量、その後の多段階決済をEAで自動化しているわけです。仕掛けは「手動」、手仕舞いは「自動(EA)」です。
基本ロジックは「レンジブレイクアウト」
レンジ相場からの突破をピンポイントで狙う手法です。レンジを抜けると、抜けた方向へレートが伸びていく傾向を利用しています。
推奨時間足
- 15分足
- 30分足
推奨通貨ペア
- USDJPY(ドル円)
- EURUSD(ユーロドル)
- EURJPY(ユーロ円)
- GDPJPY(ポンド円)
ENTRY(仕掛け)
エントリーロジックは、レンジ(ライン)ブレイクです。専用オリジナルツール「レンジスキャン」がレンジ幅を2本のラインで自動描写します。そのラインを目安にして、あなた自身が手動でエントリーラインを引きます。手動=つまり裁量です。
自身で引いたラインをレートが抜けたところで、EAによって自動エントリーします。
ポジション
エントリー時に、ポジションを同時に3つ建てます。このあたりもEAで自動化されています。
EXIT(決済)
エントリー時に建てた3つのポジションを、自動(EA)で分割決済(3回)していく点が特徴的です。
- ブレイク直後に決済
- ブレイク後の反転で決済
- ブレイク終了で決済
それぞれの決済では、ボリンジャーバンドやATRなどのテクニカルによって別々のロジックが発動し、ポジションをクローズします。
またトレーリングストップ機能によってストップラインを切り上げ、含み益を確保する仕組みが装備されています。
購入者専用サイト
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」は”アカデミア(学園)”というだけあって、ツールを売って終わりという商材ではありません。レンジブレイクアウトを学ぶためのカリキュラムが「購入者専用サイト」にて用意されています。
「奥谷隆一」氏が動画でトレードテクニックやロジックを解説してくれます。ちょっとしたFXスクールですね。
販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2017/11/15
メディア:スクール(動画/テキスト)・EA(補助ツール)
https://trade-ea.s3.amazonaws.com/top/af_end.html
FXスキャル・タートルEA・アカデミア|欠点
まず「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
販売ページに謳われている再現性(収益性)はあくまでも参考データだ
EAとはいえ、仕掛けは「手動」=「裁量」です。つまり、100人いれば100通りのエントリーポイントが存在することを意味します。結果(損益)も当然、100通りです。勝つ人もいれば負ける人もいます。販売ページに掲載されている成績を、自分も出せるのでは?と楽観的に思わないほうが良いでしょう。あくまで参考データとして捉えるべきです。
学べるのは”レンジブレイクアウト”のみ
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」の本質は、「裁量レンジブレイクアウト + 補助ツール」です。つまりレンジブレイクアウトを徹底的に学ぶFXスクールです。そのために用意されたトレード補助ツールが「分割決済用EA」であり専用オリジナルツール「レンジスキャン」なのです。レンジブレイクアウトを学びたい、極めたい、という方には最適な商材といえますが、それ以外のロジックを学ぶことはできません。
- 販売ページに謳われている再現性(収益性)はあくまでも参考データだ
- 学べるのは”レンジブレイクアウト”のみで
FXスキャル・タートルEA・アカデミア|評価点
次に「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」の評価できるポイントを解説します。
EAではなく「裁量ロジック」の一部をシステム化したと考えるべき
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」は、誰でも楽して稼げる夢のようなツールではありません。むしろ「レンジブレイクアウト」という裁量ロジックの一部をシステム化したFX商材と捉えるべきです。エントリーを手動でおこない、その後の決済は自動化することで利益を伸ばす。これが本商材の本質です。その本質を正しく理解し、レンジブレイクアウトを学びたいならば、有益な商材といえます。スクール形式で3ヶ月にわたってレンジブレイクアウトの真髄を学ぶためのカリキュラムが用意されています。
投資に邪魔な「感情」を排除するために分割決済を自動化(EA化)
利益を伸ばすために最も邪魔をするのが人間の「感情」です。わずかな利益ですぐに利食いをし、逆に含み益はなかなか切ることができなくなる理由は、”損をしたくない!”というあなたの「感情」が邪魔をしているからです(プロスペクト理論)。結果的に誰もが「利小損大」の投資行動を取ってしまうのです。「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」には、自動で3つのポジションを取り、それぞれを自動的に分割決済をおこなう仕組みがEAとして装備されています。あなたの「感情」を排除し利益を伸ばすために自動化してあると考えれば、有益性を十分に評価できます。
- EAではなく「裁量ロジック」の一部をシステム化したと考えるべき
- 投資に邪魔な「感情」を排除するために分割決済を自動化(EA化)
FXスキャル・タートルEA・アカデミア|総合評価
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」の本質は「裁量レンジブレイクアウロジック」だ
”損小利大を具現するために裁量ロジックの一部を自動化したFX商材”と捉えれば高く評価できる
レンジブレイクアウトの補助ツールとして使うことで可能性は広がるはず
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」の本質は「裁量レンジブレイクアウロジック」です。レンジブレイクで利益を最大化するための工夫としてロジックの一部を自動化しているにすぎません。つまり、「裁量レンジブレイクアウト+補助ツール」というのがこの商材の本質です。「分割決済用EA」や、専用オリジナルツール「レンジスキャン」は、トレード補助ツールにすぎません。
そう割り切れば、また別の側面が見えてくるはずです。本気でレンジブレイクアウトを学ぶための体系的なカリキュラムも用意されています。販売ページでミスリードされないように正しく本質を読み取ることで、商材の真の価値が見えてきます。
- EAではなく「裁量ロジック」の一部をシステム化したと考えるべき
- 投資に邪魔な「感情」を排除するために分割決済を自動化(EA化)
- 販売ページに謳われている再現性(収益性)はあくまでも参考データだ
- 学べるのは”レンジブレイクアウト”のみで
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」を購入するべき人
- レンジブレイクアウトに興味があり習得したいと考える人
- EAに頼り切ることなくあくまで補助ツールであると割り切れる人
「FXスキャル・タートルEA・アカデミア」を購入してはいけない人
- 誰でも楽して稼げる夢のようなツールを求めている人
- ほったらかしで稼ぎたい人
- レンジブレイクアウト以外のロジックを学びたい人
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販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2017/11/15
メディア:スクール(動画/テキスト)・EA(補助ツール)
https://trade-ea.s3.amazonaws.com/top/af_end.html