実在しないFX自動売買ソフトで詐欺容疑

実在しない自動売買ソフトで集客か?

オール・イン幹部逮捕の続報です。

オール・インが337億円を集めた方法ですが、どうやら実在しないFX自動売買ソフトを使っていたようです。自動売買ソフトの名称はビクトリーランFX(VictoryrunFX)です。月利20%を謳い文句に、この自動売買ツールを月額18,000円の利用料で貸し出し、さらにファンドへの出資を募っていました。

そこで、当社は実際に成果を出している投資コンサルタントらを開発スタッフに配し、最先端の金融テクノロジーと数理学的アプローチの考え方を元に、資産運用ソフト「VictoryrunFX」を開発しました。
「VictoryrunFX」は、過去の膨大なデータ分析を元に、キャッシュマネジメントと、最先端の金融リスク管理を取り入れ、投資効率の向上、安全性を追及しつつ極大的なリターン獲得に焦点をあてたソフトです。
当社が開発したソフト「VictoryrunFX」による資産形成を実現することにより、皆様の生活の向上の一助になるものと確信しています。

キャッシュより引用

ビクトリーランFX(VictoryrunFX)の謳い文句は魅力的ですが、どこまでが真実だったのでしょうか?

競馬予想ソフトで作った借金を返すために、FX詐欺を働いたと証言

先日逮捕されたオール・インの幹部(元専務)が、事情聴取で以下のように話しています。

逮捕された元専務で無職小原寛也(かんや)容疑者(42)=神戸市長田区東尻池町4=が逮捕前の事情聴取に「FXの自動売買ソフトは存在せず、ノウハウもない。競馬予想ソフトのリース事業での20億円以上の借金を返すためにやった」と話していた

引用:北海道新聞

これではオール・インとビクトリーランFX(VictoryrunFX)を信じて投資した個人投資家も浮かばれません。幹部の証言によれば、オール・インは、もともと競馬予想ソフトのリース事業をしていたようですね。しかし20億円を超える借金を作ってしまい、一発逆転を狙ってFXファンド勧誘を始めたということです。

あたかも聖杯のような自動売買ソフトが存在するかのような宣伝をおこない、マルチ的な勧誘で300億円もの大金を集めました。

PAMMと同じスキーム

実在しない自動売買ツールをどうやって月額18,000円で貸し出していたのでしょうか?おそらく、PAMM的な運用を会員にイメージさせていたのではないでしょうか。つまり、オール・インのサーバー上に自動売買システム「ビクトリーランFX」が設置されており、会員が出資したお金を集めて運用する、というイメージです。もしもそうであれば、PAMMと同じスキームですね。

PAMMについてご存じない方は、以下の記事をご覧ください。

自動売買ソフトがウソならば、これは単なる”ねずみ講”

勧誘のための謳い文句であった「ビクトリーランFX」が存在しないことが事実であるならば、これは単なるねずみ講(無限連鎖講)と同じです。多段階の組織を構築してお金を集め、下位会員から徴収したお金を上位会員に分配しているだけです。無限に会員が増殖しない限り、いつかは破綻します。

早急な実態の解明が望まれます。