オプションライダーという商材が話題
オプションライダーというバイナリーオプション商材が、話題を集めているようです。販売者は個人ですが、販売をサポートしているのは有名なFXレビューサイトの管理人です。この管理人は、過去にもバイナリーオプション商材の販売をサポートされていますね。バババババイナリーという商材です。このブログでも取り上げたことがあります。
- バババババイナリー 【検証とレビュー】その1
- バババババイナリー 【検証とレビュー】その2
- バババババイナリー 【検証とレビュー】その3
- バババババイナリー評価に対する反論
- バババババイナリーの成績が残念な結果に・・・
今回のオプションライダーという商材は、メタトレーダーに設置するインディケータのようですね。そのインディケーターでトレード判断をするという流れのようです。商材については、限定50名で販売され、すでに完売のようです。
オーストラリアのFXブローカーは大丈夫か?
商材の中身はわからないので、この商材が推奨するブローカーについて調べてみました。Realtime Capital Markets Pty. Ltd.という会社が提供するHighLowバイナリーオプションです。オーストラリアにある業者ですね。
業者のWEBサイトを見ると、HIGHLOWのロゴが左上にありますが、なんだか見覚えがあります。
このロゴマークは、FXトレードファイナンシャルが以前提供していた「HIGHLOW」にそっくりですね。ちなみにFXトレードファイナンシャルのロゴマークはこちら(下の画像)です。
実は、FXトレードファイナンシャルは、このオーストラリア業者に関する注意喚起メールを顧客に送っています。(2013年12月)
弊社が11月末でサービスを終了する【HIGH・LOW】の名称やロゴ、説明等を転用・模倣して【HIGH・LOW】と酷似したサービス内容で本邦個人投資家を勧誘している疑いのある下記の海外所在業者につきまして注意喚起させていただきます。
会社名:Real Time Capital Markets Pty Ltd. オーストラリア
URL: highlow.netなお、同じASPからライセンス供与されている場合等、別会社であっても一見すると取引画面やホームページが酷似している場合がありますが、ホワイトラベルも含めて弊社は上記会社と一切取引関係はありませんのでご注意ください。
これまで弊社の【HIGH・LOW】ならびに【HIGH・LOW MAJOR】をご利用いただいてきたお客様におかれましては、誤ってお客様が意図しないお取引を行うことなどないよう、十分ご注意ください。
引用:2013年12月1日 FXトレードファイナンシャルからのメールより抜粋
当然、海外無登録FX業者である
それから当然ですが、この会社(Real Time Capital Markets Pty Ltd. )は、無登録業者です。海外無登録業者の危険性については、先日も記事にしました。
海外の無登録FX業者を紹介することも、法に抵触する可能性があることを、関東財務局がアナウンスしています。
アフィリエイト広告についてのご注意!
「口座開設をサポートします」、「キャッシュバックリベートを提供します」いった内容のものを含め、アフィリエイト広告や雑誌等で海外無登録FX業者の広告をみかけることがありますが、こうした広告行為についても、店頭デリバディブ取引の媒介行為に該当し、金融商品取引法違反行為(無登録営業)に該当する可能性があります。
引用:https://kantou.mof.go.jp/content/000068765.pdf
海外業者に口座開設をさせ、リベート(報酬)を手にする行為(広告行為)が、金融商品取引法違反行為(無登録営業)に該当する可能性がある、と明確に記載して注意喚起しています。連絡先はこちらです。
- 関東財務局理財部証券監督第1課(無登録業者担当)
- TEL 048-613-3952
海外FX業者での取引リスクがピンとこない人
再三アナウンスしているにもかかわらず、海外FX業者で口座開設するリスクにピンとこない人が多いようです。そんな人は、一度、国民生活センターへ寄せられた相談を見ておくことをおすすめします。海外FX業者で口座開設するリスクを知っておくことは、決してムダではないと思います。
海外FX取引をめぐるトラブルにご注意
出典:国民生活センターWEBサイト
国民生活センターに寄せられたトラブル事例
- 【事例1】利益が出たので追加で入金したが、その後出金依頼を拒絶
- 【事例2】出金を求めたが「ポジション保有中のためできない」と応じない
- 【事例3】「引き出したい」決済を拒否、業者と電話もつながらない
- 【事例4】出金しようとポジション決済方法を尋ねても、はぐらかす
- 【事例5】取引停止を申し出ると「急に損失が出て返金できない」
- トラブル事例を詳しく読みたい方はこちらをクリック
国民生活センターに掲載されている事例は、ごく一部であり、氷山の一角です。その他にも…
- Optionsorbitが日本人投資家の資金持ち逃げ(FX情報商材業者が絡んだ事件)
- 4XP(フォレックスプレイス)が7万ドルを出金拒否
- First Financial Broker(FFB)が出金拒否
- step 1 up limitedが運用に失敗(全資金が溶ける)
- IH Forexが出金拒否(約30万円)
- Pepperstone(オーストラリア業者)がレートを不正操作疑惑(海外でも有名な話)
※上記はネット上で拾った情報ですので、真偽は不明です。
業者名+scam(詐欺)で英語のサイトを検索すると、海外での評判などもわかりますよ。
トラブルになれば、ほぼ100%、お金は戻ってきません
海外FXブローカーを利用する危険性について、金融庁も関東財務局も再三アナウンスをしています。最近では、国内FX業者までもが、海外ブローカーの危険性についてWEBサイトやメールで注意を呼びかけています(行政からの指導でしょうか)。
ここまで、危険性がアナウンスされているにもかかわらず、海外業者を利用するのは、なんというか、呆れてしまいます。完全に自己責任なので、万が一トラブルに巻き込まれても泣きつかないように。高い勉強代だと思って下さい。