『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』検証とレビュー
FXと仮想通貨トレードを学べるスクール
一般的なFXスクールとは少し趣を変えた興味深いサービスが始まりました。『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』です。FXと仮想通貨トレードを学べるスクールです。
販売元:合同会社モンスターズアクシズ
発売日:2018年6月18日
メディア:スクール(体験型ワークショップ)
募集サイト:https://www.torezemi.com/
ワークショップ形式のセミナーは3000円
格安セミナーは定期的に開催されていて、参加料は3000円です。時間は3時間。
- 2018年7月11日(新宿)※満席
- 2018年7月14日(新宿)※満席
- 2018年7月18日(新宿)
- 2018年7月21日(新宿)※満席
- 2018年7月25日(新宿)※満席
- 2018年7月28日(新宿)
募集サイト:https://www.torezemi.com/
1回のセミナーの参加者は5人程度とかなり少数です。講師がフォローしながら「勝てるトレードルール」を学んでいくという体験型セミナーです。なかなか面白そうですね。
参加後は高額スクールへの勧誘がある
もちろん3000円を集めることが主催者の目的ではありません。まずはワークショップ形式の格安セミナーに参加し、そこから高額のスクールへ誘導するというマーケティングです。
Q:スクールなどの売込みはありませんか?
A:トレードスクールのご案内をさせていただきますが、ワークショップ後になりますので退席していただいても構いません。無理やりな勧誘はありませんのでワークショップだけでもぜひご参加ください。
募集ページにもしっかりと明記されていますね。
ちなみにこのトレードスクールですが、「トレゼミ」と呼ばれる以下のサイトではないかと思われます。
- https://www.torezemi.com/members/
トレゼミ受講生専用のログイン画面が用意されています。月額課金制のスクールなのかもしれませんね。【トレゼミ公式】東進トレーディングゼミナールのTwitterもあります。
Twitterは精力的に発信しているようです。
会社の公式WEBページが「無料ホームページテンプレート」というお粗末さ
『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』を主催する会社は、合同会社モンスターズアクシズです。
2018年3月2日に設立された、できたてホヤホヤの会社です。公式Twitterも2018年4月11日からスタートしています。
会社のホームページは「無料ホームページテンプレート」を利用して作成されています。投資セミナーを開催する会社のホームページが無料テンプレートを使っているというのはちょっとお粗末な感じがします。不安を感じさせますね。
販売元:合同会社モンスターズアクシズ
発売日:2018年6月18日
メディア:スクール(体験型ワークショップ)
募集サイト:https://www.torezemi.com/
『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』で学べること
優位性のあるトレードルールの検証法を学ぶ
3000円のワークショップで何を学べるのか?募集ページには「Pin Bar(ピンバー)ロジック」を用いて以下の3点を学ぶと明記されています。
- 優位性のあるトレードルールを学ぶ
- トレードルールの検証方法を学ぶ
- 最適なポジション量の考え方を学ぶ
3000円、そして3時間で学べる内容としては、かなり濃く感じます。
Pin Bar(ピンバー)ロジックとは?
ワークショップの教材となる「Pin Bar(ピンバー)ロジック」ですが、海外では比較的メジャーな手法の一つです。このブログでも取り上げたことがあります。
グランドセオリーFX全体の根幹をなすものが、CBMロジックと呼ばれる特定のチャートパターンです。ボリンジャーバンドとピンバー(※Pin Bar ローソク足)で構成されるチャートパターンをCBM(キャンドル・バンド・ミドルリターン)と呼び、相場の「転換ポイント」を暗示する重要なロジックであるとしています。
ピンバーとは以下のようなローソク足のことです。
出典:https://www.forextofreedom.com/tag/candlestick-patterns/ピンバーとボリバンを組み合わせたCBMロジックがグランドセオリーFXの心臓部です。このCBMロジックをベースにレンジからトレンドまであらゆる相場をカバーしトレードチャンスを広げることを狙った手法、それがグランドセオリーFXといえます。
似たようなパターンに「hammer(ハンマー)」「inverted hammer(逆ハンマー)」などがあります。日本では「カラカサ」「トンカチ」などと呼ばれていて、相場の転換ポイントとして活用されるパターンの1つです。
カラカサとトンカチ
1番目のパターン「カラカサ」「トンカチ」は、相場の転換点として古くからよく知られていますね。
海外フォーラムでは「hammer(ハンマー)」「inverted hammer(逆ハンマー)」などと呼ばれているパターンです。ForexFactoryから画像を借りてきました。
特徴としては、ローソク足の実体と比べて非常に長い「片ヒゲ」が出現する点です。
『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』のワークショップで学ぶ手法は、この「Pin Bar(ピンバー)ロジック」にSMA20、EMA13を重ね合わせてフィルタリングとして活用するロジックです。
パーフェクトオーダー2013(二マルイチサン)と名付けられています。
まずはチャート上にピンバーが出現するのを待ちます。そのうえで、期間20のSMA(単純移動平均線)と、期間13のEMA(指数平滑移動平均線)を同時に表示し、ゴールデンクロス、デッドクロスをフィルタリングとして活用するというものです。
ありがちですが、比較的確度の高いとされるロジックの一つです。
『東進トレーディングゼミナール(トレゼミ)』総合評価
【結論】ワークショップ後の高額スクールへの勧誘が気になるが、3000円で優位性のあるロジックを「検証する方法」を学ぶことができるのは興味深い
3000円という格安のワークショップで、ロジックの検証法やポジションサイジング法を学ぶことができるのはお得かもしれません。
とはいえ、その後の高額スクールへの勧誘がとても気になりますね。運営会社の社歴はほとんどありません。講師の経歴や実績も不明です。つまりバックボーンがなにもないということです。
3000円という格安価格に釣られて、あとで後悔しないように気をつけましょう。
販売元:合同会社モンスターズアクシズ
発売日:2018年6月18日
メディア:スクール(体験型ワークショップ)
公式サイト:https://www.torezemi.com/
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