- 【被害総額13億円】withcoin集団訴訟で怯える”仮想通貨ユーチューバー”
- 【断末魔】HitBTCから姿を消し去ったwithcoin(withコイン)
被害総額は13億円超!
仮想通貨「withcoin」を対象とした集団訴訟の動きがあります。被害総額は13億3100万円(※enjinでの自己申告額の合計)。
大きなメディアはまだ取り上げていませんが、ネット上では大きなた話題になっています。
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集団訴訟ポータルサイト「enjin」に集まった被害者は420名
舞台は「集団訴訟ポータルサイトenjin」です。
「集団訴訟ポータルサイトenjin」とは、特定の被害にあった被害者集団と、弁護士団と結びつけるためのWEB上のマッチングサイトのようなものです。
「集団訴訟ポータルサイトenjin」には、様々な事案の被害者が集団訴訟プロジェクトを立てており、同様の事案に被害にあったとされるユーザーが書き込みをしています。
サービスは、2018年5月にスタートしたばかりで、事案の数はまだそれほど多くありません。今の時代を反映してか、仮想通貨に関する事案が多く見られます。
その中でも、群を抜いて被害総額が巨額で参加者の数も圧倒的に多いのが、今回の「withコインM氏に関する集団訴訟」です。
- 被害総額:1,331,479,939円(13億3100万円)
- 参加人数:420名
※いずれも2018年6月14日時点での数値
虚偽説明で仮想通貨「withcoin」を販売か
詐欺と騒ぎ立てているユーザーの主張は以下の通り。
2018年4月、仮想通貨withcoinの開発者を名乗るM氏による当コインのICO宣伝動画がネット上で拡散された。
M氏は購入者にとって魅力的なセールスポイントを列挙したが、後にそれらの大半が嘘であったことが発覚した。
そしてwithcoinは取引所に上場し、価格はICO時の約10分の1に下落し、購入者は大きな損失を被った。
虚偽の説明をしてコインを販売したことから、今回の売買契約は無効であり、withcoinの返却と引き換えに当時のレートでの日本円の返金を求める。引用:集団訴訟ポータルサイトenjin withコインM氏に関する集団訴訟
プレセール価格2円〜3円で販売された仮想通貨「withcoin」ですが、その後のグダグダIOCで10分の1まで価格が暴落した案件です。億り人を夢みた「withcoin」ホルダーが、IOC詐欺ではないかと騒ぎ立てているわけです。
上場後に大暴落、3円が0.14円に…
「5円を割らない!」「5円で買い支える!」と豪語していたwithcoinは、2018年5月31日仮想通貨取引所HitBTCに上場。初値は97円(0.0001191BTC、1BTC=82万円で計算)でしたが、その後一瞬で大暴落を引き起こし、瞬時(1分後)にIOC割れします。
上場後の最高値で売り抜けようとしたホルダーも、わが目を疑うような大暴落ぶりでした。
そもそもこの初値(97円)も怪しく、自作自演の売買だった可能性も否定できません。
現在(平成30年6月14日)の価格は、0.0000002BTCです。この価格を円建てに直して計算してみます。(※1BTC=698,113円で計算)
698,113円 ✕ 0.0000002BTC=0.139円
3円で購入したコインが0.139円に大暴落したことになります。実に21分の1です。上場後2週間でこの有様です。
仮想通貨YouTuber(ユーチューバー)にそそのかされて「withcoin」を購入したユーザーも多く、彼らの怒りはユーチューバーにも向けられています。
今の底値で買って急騰すれば億万長者も夢じゃない?
現在、20分の1まで下落して、絶賛最安値中の「withcoin」。
この最安値をチャンスと考え、0.14円まで下落した「withcoin」を大量に仕込み、万が一当初の3円程度まで値が上がれば、20倍の利益が見込めます。500万円が1億円になることも理論的には可能です。
とはいえ、現段階で大金を「withcoin」に投下できる勇気ある投資家などいるのでしょうか?これまでの運営局のグダグダぶりを見て、リスクを感じるユーザーがほとんどのはずです。
今や「withcoin」運営局の信用は地に落ちているといえます。
「withcoin」はIOC詐欺だったのか?
50億枚発行予定を6倍の300億枚発行したり、カジノとの提携も否定されるなど、当初の説明(約束)を反故にし、結果的に暴落(IOC割れ)を引き起こした「withcoin」。
当初からIOC詐欺を狙っていたのか?それは現時点ではまだわかりません。実際に上場は果たしているので、責任の追求は難しいかもしれません。
ただ、当初5円を保証する(5円で買い支える)など運営側が宣言していたなどの証言もあり、本当であれば虚偽説明を問える可能性があります。
平成版「豊田商事事件」を彷彿とさせる
仮想通貨ユーチューバーにそそのかされて、初めて買った仮想通貨が「withcoin」だったというユーザーも多かったようですね。結果的に、仮想通貨ブームに乗り遅れた多くの「夢追い人」が、大やけどをしたことになります。
元ホストから5イーサ3円! YouTuberも詐欺だし運営も詐欺!こんなやつら捕まてほしい!
自殺します さん
全額返金してくれ。 そしたら詐欺罪は不問にしてもいいとさえ思っている。 しかし、裁判は時間がかかるし、ICOのプレセールは既に詐欺グループの利確に使われてしまっており、もう金は戻ってこない。 生活困窮者が更に困窮し、自殺するしかない状況に追い込まれた。
公式から3円で180万ほど購入しました。 うそを見抜けず、引っかかった自分も悪いのかも知れませんが、当初の約束が全く果たされておらず、初めから騙す目的で資金集めを行ったことは明らかであると考えます。許せません。
5円割らないから安心とさえ 聞いていなかったら もう少し考えて 少額にしてました 100万円がぁ
with coin。13ETHも、買ってしまった。 M氏、LINE来なくなったし、詐欺だな! 3円が、0.3円。ふざけるな!
私は、Nさんから18ETE 172万円以上購入しました。5円より下がらないとのことで期待してましたが残念です。Mさんの変更の多さには呆れます。許せないですが泣き寝入りでしょうね。
ネオ投資家 T氏から購入しました。 オカダマニラの仕入れ価格が5円なので5円は下回らないということで購入しましたが、結果は10分の1でした。
詐欺ユーチューバー達も誇大広告などで煽り立て販売し購入者に0.5円を3円でピンハネ販売。 さらに仲介利益を得たので極めて悪質。最初から詐欺目的と組織された案件。
私はザフリーダムDから、4ETH。 煽りがしつこくすごかったです。年内上昇率1000倍以上といってました。 3円でした。あまりのぼったくりです。 騙されました。悔しいです。
※引用の全ては集団訴訟ポータルサイトenjin withコインM氏に関する集団訴訟より
彼らの怒りは凄まじく、まさに平成版「豊田商事事件」を彷彿とさせます。
豊田商事事件とは1980年代前半に発生した、被害総額は2000億円とも言われる組織的詐欺事件です。
強引な訪問販売で金を売り、現物を渡さずに証書を渡していたのですが、実は「金」はまったく存在していなかったという詐欺事件でした。その後豊田商事の会長がマスコミの前で殺害されるという事件にまで発展し、当時のテレビを賑わせました。
「withcoin」による莫大な被害ですが、今後大手メディア(NHKのクローズアップ現代あたり)が取り上げれば、一気に事件性を帯びてくる可能性がありますね。
「withcoin」を紹介して被害を拡大した無責任なユーチューバー連中も、今後の動向に戦々恐々としているかもしれません。
しばらくは目が離せません。
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