”3万円を1年で1億円に増やしたHIDEが教えるFX錬金術”をレビュー
読者様からの検証依頼を頂きました。HIDEさん(渡秀明さん)のFX錬金術という商材です。
私は、この商材(FX錬金術)を購入しておりませんので、別の角度からレビューをしてみたいと思います。
国民生活センターへの”相談案件”
過去の記事でも取り上げましたが、HIDEさん(渡秀明さん)が代表取締役である株式会社フロンティアと、投資顧問契約を締結した個人投資家との間でトラブルがあり、消費者が国民生活センターADR制度を利用して仲裁の依頼をした事実があります。
紛争の概要ですが国民生活センターの報道発表資料をまとめると以下のとおりです。
相談者は、株式会社フロンティア(投資助言代理業者 代表取締役 渡秀明氏)と投資顧問契約を結び、会費105万円を払いました。
そしてFXの運用資金62万円をFX会社の口座に入金をしました。
相談者は、システムを利用したトレードにより10日後に全ての資金を失いました。
相談者は、株式会社フロンティアに会費と運用資金の返還を求めました。
返還請求に対し、株式会社フロンティアは「新しい自動売買システムを提供するので、そのFXの利益で返還する努力をする」と回答しました。
相談者は、再度2万5000 円で運用を開始しましたがその資金も失ってしまいました。
相談者は国民生活センターのADR制度を利用し、株式会社フロンティアから投資顧問費用105万円と運用資金、システム利用料の合計167万円の返還を請求しました。
※この概要は国民生活センターの報道発表資料をまとめたものです。従いまして、相談者の一方的な話が中心であり、出来事の一面でしかありません。実際にこの通りであったかどうかは不明です。
紛争の詳細は以下のリンクをご覧ください。
- 【事案 5】FXトレードシステムに関する紛争(2)
この紛争(仲裁依頼)では、結局のところ株式会社フロンティアが話し合いに応じなかったため、ADRによる仲裁が失敗に終わっていますので、事の真相は不明です。
FX錬金術の販売会社は株式会社アイプロダクションだが?
今回のFX錬金術の販売会社は、株式会社アイプロダクションとなっています(特定商取引法に基づく表示より)。株式会社フロンティアと株式会社アイプロダクションは、どういった関係なのでしょうか?
まず、株式会社フロンティアですが、こちらは投資助言代理業に登録済みの金融商品取引業者です。登録番号は、関東財務局長(金商)第2450号 です。代表取締役は、渡秀明さんです。
株式会社フロンティア
本店所在地:東京都港区 代表取締役:渡 秀明出典:【事案 5】FXトレードシステムに関する紛争(2)
株式会社フロンティアの所在地は、東京都港区港南4-6-4となっています。
そして、今回のFX錬金術販売会社である株式会社アイプロダクションの住所は、東京都港区港南4-6-4となっています。
ご覧の通り、どちらも全く同じ住所ですので実質的には同じ会社といって差し支えないでしょうね。
2013年9月時点で2億3000万円…
では、改めて収益を確認すると、
2012年の合計利益は177,524,636円
2013年は9月時点で236,024,933円となっております。
それにしてもすごい利益です。2013年だけで2億円を突破しています。証券会社の取引報告書などを提示していただいたほうが、購入検討者にとっては非常に参考になると思うのですが、どうなのでしょうか。
ちなみに取引報告書とは各証券会社が発行してくれる証明書のようなものです。取引報告書は口座を持っていればだれでも取得可能です。こんな感じのものです。
HIDEさん(渡秀明さん)だけでなく、販売ページで儲かったことを謳っている商材販売者全員の取引報告書を見てみたいです。FX情報商材販売者の方で、取引利益を販売ページに掲載するのであれば、これらの書類を提示していただいたほうがよっぽど商品の信頼性が高まります。そう思いませんか?
私は、これまでに数多くのFX商材販売ページを見てきましたが、取引報告書を呈示していた人は2人しかいませんでした。こうした書類の呈示がなければ、我々ユーザーは実績の裏付けを得ることが不可能になります。残念です。
HIDEさんのFX錬金術とは何なのか?
FX錬金術はテキストマニュアルが中心(一部動画解説もあり)です。手順は3つ。
1.稼げそうな通貨ペアを、ある方法を使って分析する
2.チャートを見て3つのチェック項目に当てはまったらエントリー
3.エントリー前にきちんと出口(利益確定、損切り)を決める私の場合はこれだけで、毎月500万円以上稼ぐことができています。
FX錬金術に再現性があるのか?優位性があるのか?まったくの未知数です。販売価格は29,800円です。人柱になる勇気がある方は、是非、購入されてみてはいかがでしょうか?