BBands Stopの手仕舞いにfisher.mq4を使うアイデアを考察してみる
前回、BBands Stop.mq4のライン切り替えでENTRYは”悪手”であると解説しました。
今回は、BBands Stopの手仕舞いに関する話題です。そもそもBBands Stopをシグナルとすること自体がやや無理があるのですが、それでもなんとかできないかと頭をひねる人々がいます。
BBands Stopの切り替えのみで手仕舞いしようとすると、シグナルそのものが遅いためレートの戻しに遭い、利幅を大きく損ねてしまいます。せっかく含み益が出ていても半分以上戻されては元も子もないですよね。
BBand Stop Alert and Fisher Forex Trading Strategy
FXトレーダーYouTuberが、Fisher系インジケーターで早めのシグナルによって手仕舞いをおこなうアイデアを提案しています。ネタ元はこちら。
詳しくは動画をご覧いただくとして、ここでは概略を解説します。
サブウィンドウに表示されているインジケーターがfisher.mq4です。fisher.mq4については改めて取り上げる予定です。このfisher.mq4をBBand Stopのフィルターとして活用するわけです。
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BBand Stop Alert and Fisher Forex Trading Strategyの具体的なトレード方法を解説するよ!
買いENTRYと手仕舞い
まずは買いENTRYの解説から。
Long Entry
- Place a BUY entry when the blue BBand Stop Alert is below the candlesticks and the Fisher indicator points green vertical strokes above the zero mark.
ロングエントリー
- 青色のBBand Stop Alertがローソク足の下にあり、フィッシャーがゼロラインより上(緑色の縦線)であるときに買いエントリーをおこなう
次に買いENTRY時の手仕舞いについて。
Exit Strategy
- Take Profit:You can exit your positions when the Fisher indicator fades into the zero mark, this is an exit alert.
- Stop Loss::Place your stop loss below the BBand Stop Alert indicator.
出口戦略
- TP(利確):フィッシャーがゼロラインに戻されて消えたら、ポジションを終了する
- SL(損切り):ストップロスはBBand Stop Alertの下に置く
シンプルですね。買いの場合は、フィッシャーとBBand Stopが同調するのを待ち、かつフィッシャーが0ラインに戻されたら手仕舞いです。
売りENTRYと手仕舞い
売りENTRYと手仕舞いは、逆パターンになります。
Short Entry
- Enter a Sell position when the red BBand Stop Alert is above the candlesticks and the Fisher indicator points red vertical strokes below the zero mark.
ショートエントリー
- 赤色のBBand Stop Alertがローソク足の上にあり、フィッシャーがゼロラインより下(赤色の縦線)であるときに売りエントリーをおこなう
売りENTRY時の手仕舞いについて。
Exit Strategy
- Take Profit::You can exit your positions when the Fisher indicator fades into the zero mark, this is an exit alert.
- Stop Loss::Place your stop loss above the BBand Stop Alert indicator.
出口戦略
- TP(利確):フィッシャーがゼロラインに戻されて消えたら、ポジションを終了する
- SL(損切り):ストップロスはBBand Stop Alertの上に置く
まずまずのところで手仕舞いできていますね。
ゆるやかなトレンドには弱い…
BBand Stop Alert and Fisher Forex Trading Strategyですが、なかなかおもしろいアイデアだと思いませんか?
このストラテジーの最大の利点は、ほとんど戻しのない強いトレンドが発生した際に含み益を損なうことなく最大の利幅を確保できることです。
逆に言えば、押し目や戻しをつけながらゆるやかに発生するトレンドにおいては、早めの手仕舞いとなってしまう点がデメリットとなります。
気になる方は動画をご覧ください。