EAはまるでゲーム世界のアイテム
EA使ってる人、多いですね。たしかに自動売買システム(EA)は使い始めると面白いし、その奥深さにハマると思います。複数のEA(システム)を稼働させて資金を増やしていく過程は、まるでゲーム(RPG)のようですね。EAはRPG世界のアイテムのようなものです。
ネット上の架空の世界(マーケット)で優秀なアイテム(EA)を手に入れて、ポイント(お金)を獲得していくゲームです。アイテム(EA)は、実際に使ってみないと本当の力はわかりません。見かけ倒しのアイテム(ゴミEA)もたくさんあります。
多くのプレーヤーが、聖杯と呼ばれる幻の剣(優秀なEA)を求めて架空の世界を彷徨っています。
そしてこの世界には、アイテム(EA)を提供するプレーヤーと、それを購入して使う側のプレーヤーが存在します。この世界を支配しているのは、どちらのプレーヤーでしょうか?
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私がEAを使わない理由
EAを取り巻く状況をゲームの世界に例えてみましたが、いかがでしょうか?「当たらずと雖(いえど)も遠からず」という感じではないでしょうか?
趣味として様々なEAを使うのは、楽しいと思います。しかし投資活動という側面から考えたときに、私はEAに懐疑的です。理由は2つあります。
1つは、EAで財をなした人が私の周りに一人もいないということです。私のトレード仲間は皆、裁量トレードで資産を増やした人ばかり。EAを使っている人は、本当に一人もいません。
もう一つの理由は、何度もこのサイトで書いていますが、どれだけ他人が作ったEAを使い続けても投資スキルがほとんど向上しないということです。
投資は90%の苦痛と10%の安堵感
FXで長期にわたって勝っている人は、優位性のある手法を自分自身で確立しており、それをコツコツと継続してきた方ばかりです。
やっていることは、地味です。全然面白くありません。むしろ苦痛を伴うことの方が多いです。胃がキリキリとすることも頻繁にあります。勝っても喜びはそれほどありません。「資金を減らさなかった」という安堵感があるだけです。常に自分が決めたルール通りにトレードができていたか、反省の連続です。
天才でもない限り、これが本当の投資活動の姿だと思います。
相場と真剣に向き合えば、そこにあるのは、90%の苦痛と10%の安堵感です(私の場合)。勝ち続けている仲間はいつも、「もう止めたい」「いつ止めようかな」と言っています。私も時々思います。「もうトレード止めたい」と。
でも続けられるのは、そこに魅力があるからだと思います。相場には、人を惹きつける何かがありますね。だから苦しくても止められないのかもしれません。
趣味でEAを使うのは面白いと思いますが・・・
結局のところ、EAは趣味の延長的な印象がぬぐえない、という印象が私にはあります。専業トレーダーはトレードを趣味とは捉えていません。常に本気です。だから、専業トレーダーには、EAを使う人が少ないのでしょうね。