ニュートンFXのロジックを解説します
前回の記事に引き続き、ニュートンFXの検証レビューをおこないます。まずは専用のIDとパスワードでニュートンFX購入者サイトにログインをします。

ニュートンFX購入者専用サイト
購入者専用サイトは、MT4用のインディケータの設定方法や、口座開設方法などの解説もあり、初心者にもわかりやすいマニュアル構成となっています。
まずはインディケータを設定してみる
早速、オリジナルインディケータをダウンロードし、MT4(MetaTrader4)に設定してみます。設定するインディケータは以下の4つです。
- ニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)
- ニュートンサイン(UPDPBarGCDC)
- ゾーンオーダー(MaOeder)
- ニュートンチャンス(MACapChance)
推奨通貨ペアであるUSDJPY(ドル円)の15分足チャートに設定してみました。
チャートの下(サブウィンドウ)に表示されている赤と青のグラフが、ニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)です。ローソク足に表示されている矢印がニュートンサインです。
そしてチャート上部に表示されている「SELL」という文字がゾーンオーダーによるものです。とてもシンプルで視認性の高いチャートです。
ニュートンFXの3つの手法を解説
ニュートンFXでは先に紹介したチャート(カスタムインディケータ)を元に、3つの手法が紹介されています。
- ファーストステージ(トレンドフォロー)
- セカンドステージ(ブレイクアウト)
- サードステージ(逆張り)
まずはファーストステージ(トレンドフォロー)のロジックを解説します。基本的に、すべてのステージにおける推奨通貨ペアは、USDJPY、EURUSDです。時間足は15分足を使用します。
ファーストステージ(トレンドフォロー編)
ファーストステージでは、基本ルールと応用ルールが用意されています。
ニュートンサインが出現し、チャート上の矢印(ニュートンサインと同方向)が点灯したら仕掛けます。点灯ローソク足の高値と安値を基準に、リミットとストップを設定し、逆指値でエントリーをします。リスクリワードは1対1です。とてもシンプルなルールですね。気になる点はリスクリワードバランスが1対1であるという点ですね。
応用ルールはトレンド発生時の押し目買い・戻り売りが紹介されています。応用編のほうが勝率は高そうに感じますね。
セカンドステージ(ブレイクアウト編)
セカンドステージは、レンジ相場からのブレイク狙いです。ニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)のパラメータを少し変更して準備します。
このニュートンアップダウンパワーでレンジ相場を確認する作業をおこないます。レンジ(ボックス)を確認後、そのボックスの高値・安値を基準に、リミットとストップを設定し、ファーストステージと同様、逆指値にてエントリーをおこないます。
リスクリワードは1対1ですが、トレイリングストップを使うことでリスクを抑えながら利益を伸ばしていく方法が紹介されています。
サードステージ(逆張り編)
最終ステージは、逆張り手法となります。
サードステージに取り組むには、ニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)のパラメータを少し変更する必要があります。
ニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)によってレートの行き過ぎを感知し、逆方向への仕掛けをおこないます。利益確定ポイントはニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)の数値で判定します。ストップは直近のローソク足を基準に設定します。
ファースト・セカンドステージに比べて、ルールが少し複雑です。解説も難解なので、初心者のトレーダーは一度で理解するのは難しいかもしれません。動画とPDFを活用して理解を深める必要があります。
3つの手法を振り返ってみて
ニュートンFXの3つの手法を早足で解説しました。文章だけではなかなか理解し難いかもしれませんが、会員専用サイトには解説動画とPDFが用意されていますので、効率よく習得できると思います。
気になった点は、3つの手法を実践するにあたり、インディケータのパラメータを変更しなければいけないということです。つまり1つのチャートで、同時に3つの手法を実践することができない、ということになります。各ステージは難易度が異なりますので、同時に実践するというよりはファーストステージから順番に習得していくという流れが良いのかもしれません。中・上級者ならば、ファースト(トレンドフォロー)・セカンド(レンジブレイク)・サード(逆張り)3つのチャートを同時表示させ、複数監視することでトレードチャンスを広げることが可能です。
3つの手法の優位性については長期的に検証してみないとわかりませんが、突飛なロジックではなく、オーソドックスで正攻法的な手法であるという印象を受けました。
15分足を使用するので、スキャル〜デイトレという感じですね。リスクリワードバランスが1対1である(ファースト・セカンド)という点が若干ネックかな?という印象です。1対1ならば60%以上の勝率が欲しいところですが、勝率に関する記述としてはFAQでさらっとしか触れられていません。
実際にモニター様にニュートンFXを使っていただいたところ6割から8割の勝率を出しておられました。
執行時間としては15分足が推奨されていますが、FAQでも解説されているように、長期の時間足をチェックしトレンド方向に仕掛けるという工夫を取り入れることでエントリーの精度を上げていくことができると思います。
残念ながらインディケータの詳細なロジックは非公開だった…
残念だったのは、ニュートンFXの心臓部ともいえるニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)インディケータについての詳しい解説がなかったことです。マニュアル内ではインディケータのロジックの背景(考え方)に関する解説はありましたが、インディケータそのものの解説はゼロです。
販売ページでは、
私はこのニュートンロジックをしっかりと理解してほしいという気持ちもあり、そのロジックの詳細を計算式に至るまですべてを完全に公開しています。
(中略)
「もっとこのシステムを利用したい」という方であったり、「自分のトレードルールに組み込みたい」という方が利用しやすいようにロジックの詳細はもとより、カスタマイズもできるようにしています。
- ニュートンFX販売ページ
とあったので、インディケータに関する詳細な解説があると期待していたのですが、残念です。
インディケータの詳しい解説があれば、このニュートンアップダウンパワー(UPDPBar)を応用してアレンジ手法を考案するなど、FX商材の発展性が期待できたのですが、ロジック非公開であれば、はっきり言って応用は難しいでしょう。
インディケータがどうして、このような動きをするのか?パラメータは何を意味し、数値を変えることでどのような変化が生じるのか?など、詳しい解説を期待しても、その答えはどこにもありません。
そのあたりを十分理解した上で(割り切った上で)、ニュートンFXを使える方ならば問題ないと思います。
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