『あゆみ式 A Teachert FX Academy』の心臓部「ATeachert」
ATeachertをMetaTrader4に設定してみた
今回の検証記事では、『あゆみ式 A Teachert FX Academy』の根幹をなす「ATeachert(エーティチャート)」インディケータを実際に表示させみた結果をレビューします。
販売元:合同会社LLCS
開発者:奥山あゆみ
発売日:2016/06/15
公式サイト:https://ateachert-fx.com/
もう一度、『あゆみ式 A Teachert FX Academy』のロジックをおさらいしておきます。
- トレンドフォロー(順張り)
- 推奨通貨ペアはEUR/USD、AUD/JPY、GBP/JPY
- ストップ(損切り)は〜20pips
- リミット(利確)は25〜30pips
- トレードチャンスは1日1〜3回程度
- 執行時間足は5分足、トレンド確認は1時間足
では、FXDDのMetaTrader4に「ATeachert」インディケータを設置した画像をご覧ください。
チャートは6枚表示してありますが、通貨ペアは3つです。
執行時間である5分足チャートを大きく表示しており、その下に同通貨ペアの1時間足を縮小して表示しています。これが「ATeachert」の基本スタイルとなります。
5分足チャートと1時間足チャートの2枚でトレードをおこなう
EURUSDチャートのみを抽出してみましょう。
上段が5分足(執行時間足)チャート、下段が1時間足(トレンド確認)チャートという構成です。ご覧のとおり、非常にシンプルかつ視認性の高いチャート(インディケータ)となっており、好感が持てます。
ATeachertのトレードロジックとは?
トレンド判断は1時間足をチェック
ATeachertロジックはトレンドフォローであるため、相場の方向性の見極めが大きなポイントとなります。方向性(流れ)を無視したエントリーは、ダマシにも遭いやすく勝率を下げてしまう要因となるからです。トレンドフォローは、大きな流れを把握しその流れに逆らわず追随することが大切です。
ATeachertインディケータでは、トレンドの方向性や状態の見極め判断を下段の1時間足チャートでおこないます。ここで1時間足チャート(EURUSD)をもう一度見てみましょう。
トレンド判断のポイントは2つ。1つ目は、ブルーライン(青線)とレッドライン(赤線)の位置関係です。これはチャートを見れば一目瞭然です。ブルーラインが上ならば上昇トレンド、レッドラインが上ならば下降トレンドです。これが1つめのポイントとなります。
もう1つのポイントは、ブルーライン・レッドラインとローソク足との位置関係をチェックすることです。詳しくはマニュアルを読んでください。マニュアル(会員サイト)では、動画を使った奥山あゆみ氏による詳細な解説を視聴できます。
MTF(マルチタイムフレーム)という概念がしっかりとロジックに組み込まれている点は、高く評価できます。
1時間足でエントリー(前提)条件をクリアしたら5分足で執行する
1時間足チェックで相場の方向性(状態)を確認し、トレンド発生を確認することが第一段階です。この第一段階をクリアしたら、5分足にて仕掛け(エントリー)の具体的なタイミングを図ることになります。
5分足でのエントリー判断は3つ。
- ブルーラインとレッドラインの位置
- ラインとローソク足の位置
- 損切幅
長い時間足(1時間足)と同調する方向へ仕掛けていくことになります。
↓
5分足で上昇トレンドを確認してエントリー
5分足チャートのサブウィンドウに表示されているヒストグラムは、トレンドベルトと呼ばれるインディケータです。
このトレンドベルトは、エントリー判断を最終的におこなう際のフィルターとなる。上昇相場でロングエントリーをする際に、トレンドベルトが青ならばOK、赤ならば見送る、という感じだ。
ATeachertの勝率を上げるための工夫
押し目・戻しのタイミングを捉えることで勝率を上げる
ATeachertでは、単純にトレンドに乗っかるスタイルではなく、トレンドの中の押し目や戻しをしっかりと確認したうえでエントリーすることで、ダマシを回避しやすくなります。初期のブレイクは戻されることも多く、ダマシに合いやすいことはよく知られています。いきなり乗っかるのではなく、一度戻されて反発し再度ブレイクするタイミングを見計らってエントリーを仕掛けます。
この反発(押し目・戻し)を視認するためにも、チャート上のブルーライン・レッドラインを活用するわけですね。
ダマシによる損切りラインも明確
ATeachertによる損切りラインは明確です。上限は20pipsでありその範囲内で最適なポイントを精査し設定します。損切りラインを決定する際は、チャート上のブルーライン・レッドライン及びローソク足との位置関係をチェックすることで、容易に判断が可能です。
損切りポイントは仕掛け(エントリー)と同時に設定することが推奨されています。つまり逆指値を入れておくということですね。手動での損切りは初心者であればあるほど、心理的負担が大きく実践が難しいです。だからこそ最初に逆指値で損切りを設定しておくわけです。
勝率がそれほど高くないトレンドフォローにおいては、特に損切りによる損失は必要経費であると認識することが重要です。大きな利益を取るためのコストと考えるべきです。
損切りラインについては、含み益が拡大するごとに段階的に移動させることで、損失リスクを軽減していきます。この辺りの実践的な解説は「ケーススタディ」動画にて詳しく解説されています。
『あゆみ式 A Teachert FX Academy』ロジックは極めて王道的なトレンドフォロー
シンプルだからこそ応用・アレンジが可能
ご覧のとおりATeachertを使ったトレンドフォローロジックに目新しさはありません。極めて王道的なトレンドフォローであり、しっかりと押し目・戻しを狙ってのエントリーも堅実さを感じさせます。トレンドフォローの一人である私にとっても、好感を持てるロジックです。
勝てるロジックというのは往々にしてシンプルなものです。シンプルなロジックであるからこそ応用が効き、アレンジが可能です。『あゆみ式 A Teachert FX Academy』のロジックを基本形として、自分なりのフィルターを加えるなどしてブラッシュアップし、トレードの精度を向上させることも不可能ではありません。ベースがシンプルだからこそ、アレンジ方法は千差万別です。
次回記事では、当ブログ特典のSQシリーズとの組み合わせを試してみます。
販売元:合同会社LLCS
開発者:奥山あゆみ
発売日:2016/06/15
公式サイト:https://ateachert-fx.com/
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