ルールが明確な裁量系デイトレ商材
デイトレンドFXは、2008年8月から販売されていて未だに地味に売れている商材です。チャート上に複数のテクニカル指標を表示させ、厳密なルールに従ってエントリー・エグジットを行います。
ルールはガチガチに縛りがあるため、サインに迷うことはないと思いますが、慣れるまではルールの確認がとても面倒に感じるかもしれません。販売者のトレードルールを、購入者の方に100%再現してもらうために、そうとう苦心して商材を作成していると思います。結果的に、ルールが緻密になってしまったのだと感じます。
デイトレンドFXには「エントリールール早見表とエグジットルール早見表」がついているので、慣れるまでは早見表をチェックしながら行うと良いでしょう。早見表はフローチャートで、無駄なくまとめられています。
極めて王道的なロジック
デイトレンドFXの基本的なロジックはトレンドフォローです。1時間足でトレンドを確認し、5分足でエントリーを行います。1分足も確認に使用します。
推奨通貨ペアは、USDJPY(ドル円)、EURUSD(ユーロドル)、EURJPY(ユーロ円)の3通貨ペアです。これは単純にスプレッドの狭さから選択されています。トレードチャンスは1時間に1~2回程度です。
使用するテクニカル指標は、移動平均やボリンジャーバンド、平均足など一般的なものが中心です。当初はVTやCT専用のインディケータしか配布されていませんでしたが、現在はメタトレーダー用のインディケータも配布されています。
使用してみた印象ですが、ルールが厳密ですので「待つFX」というイメージです。チャートに表示されるテクニカル指標をチェックしながら、ルールが適合するまでひたすら待ちます。シグナルが出るタイプではないので、目視によるチェックです。
各時間足毎に複数のインディケータを使用して目視で判断していくため、慣れるまでは時間がかかります。とはいっても1週間デモトレードを行えば十分に覚えられます。
フライングしてしまうとダマシに合いやすいので、しっかりとルール適合を待つ必要があります。ルール通りにエントリーを行えば、比較的勝率は高いです。勝率は7割前後というところでしょうか。
「チャートを開いたらすぐにトレードしたい!」という方には向いていません。じっくりとチャートに向き合うことができて、待つことが苦痛でない方向きですね。
リミットやストップも明確にルール化されていて、迷うことはありません。
厳選されたマニュアルの中身
デイトレンドFXのマニュアルはすべてPDFテキストです。本編は52ページありますが、その他に応用編としてスキャルピングやトレンドラインなどについて説明したPDFも付いています。全体的なボリュームは多くないですが、無駄がなく十分な情報量です。
実践的なサポートサイト
デイトレンドFX特典で用意されている購入者専用サポートサイトがあります。丁寧な作りで、ユーザーからの質問とそれに対する回答がわかりやすくまとめてあります。また、追加(補足)ファイルなども随時アップされています。
メールサポートはかなり迅速に返事が返ってきます。このあたりもユーザーにとっては嬉しい部分です。
結論:地味だが、王道
デイトレンドFXは、すたれることのない王道ロジックを採用した正統派の商材です。ロジックがわからないEAや商材を買うより、こちらの商材を買った方がよっぽど健全です。マスターすればしっかりとしたチャートリーディング能力が身につきます。
ただ、チャートの監視が必須ですので、それが苦痛な方は向いていません。真剣に相場と向き合うことができない人には、苦痛以外のなにものでもありません。
最近は、こういった手間のかかる手法は敬遠されがちです。楽して稼ぐという方向に皆が向いているため、「バイナリーオプション」のようなものが流行ってしまうんでしょうね・・・
でも、これは逆にチャンスと捉えることもできます。多くの人が、面倒なスキル習得を放棄して、EAやシグナル配信、シグナル点灯型の商材に逃げている一方で、あなたは、逃げずにしっかりとした商材で学ぶことで、相当なアドバンテージを手にすることができます。
楽に逃げ込んでいる大勢の人を、カモにできるわけです。FXはゼロサムゲームに非常に近いため、あなたが勝つためには、多くのカモ(勝てない人)が必要になります。ゼロサムゲームとは、その市場に存在する人々の勝ちと負けの総和がゼロになるゲームのことです。つまり、あなたの勝ちは、誰かの負けからもたらされるということになります。
楽に逃げ込まず、一生涯のスキルを手にするために、相場と向き合い、今の苦労を受け入れる覚悟があれば、きっとマーケットはほほえんでくれると思います。