海外バイナリーオプション業者を使うBO商材
日本国内のバイナリーオプション規制がスタートしてからというもの、バイナリーオプション商材も息を潜めている印象です。特に、GMOクリック証券に最適化されたBO商材は完全に姿を消しましたね。
一方で、海外業者に最適化されたバイナリーオプション商材は今後も販売され続けるでしょう。
今回は、海外業者向けのバイナリーオプション商材をご紹介します。BINARY Capture 14’ (バイナリーキャプチャ2014)です。
1分バイナリ(60セカンドHigh&Low)を使用
BINARY Capture 14’ の販売ページには、実績らしきデータが掲載されていますね。
2013年11月1日1時47分〜12月6日17時13分までの記録です。実質26日間のトレード履歴です。これはMILLIONAIRE OPTION(ミリオネアオプション)の取引履歴画面です。MILLIONAIRE OPTION(ミリオネアオプション)は、西インド諸島にあるBO業者です。
60セカンド、180セカンド、300セカンドというラインナップですが、取引履歴画面を見ると、どうやら60セカンドでの取引のようです。1分バイナリー(High&Low)です。
60秒後のレートなど単なる相場のノイズだ
60秒後のレートを高確率で予測し続けることは不可能です。なぜなら60秒後のレートは相場のノイズだからです。単なる相場のノイズを長期的に59%を超える確率で当てるなど、不可能だと考えています。ちなみに平均ペイアウトを1.7倍とした場合、期待値をプラスにするために求められる勝率は59%以上です。
もちろん、2択ですので連勝することもありますし、短期的には勝ち越せることもあるでしょう。しかし投資は長期的に優位性を保たなければ、つまり期待値が常にプラスでなければ、あっという間に資金を減らしてしまいます。もう一度述べます。
60秒後のレートを、長期的に59%を超える確率で当てることなど普通に考えれば不可能です。ギャンブルです。
- バイナリーオプションよりもTOTO-BIGをお薦めする理由
- バイナリーオプションで勝てない本当の理由とは?
- バイナリーオプションの危険性
- バイナリーオプションは本当にフェアか?
- バイナリーオプションの本質は、たんなる博打(バクチ)
本当に60秒後のレートの動きに規則性はあると考えているのでしょうか?ルール(商材)を作るには、そこに規則性を見出すことが必要です。もちろん長時間の相場の変動を観察すればそこに規則性を見出したり、あるいはファンダメンタル的な要素で方向性を捉えることは可能です。
しかし、相場のノイズ(60秒の動き)はランダムです。規則性を見出すことは、極めて困難です。
BINARY Capture 14’の実績をどう見るか?
私の見解に反論する人もいるでしょう。
- 「では、BINARY Capture 14’の、あの実績はウソだというのか?!」
- 「1,000円の資産が1ヶ月で約25万円になっているではないか!」
仮に、販売ページに掲載されている成績が本物だったとしても、わずか1ヶ月程度の期間(実質26日間)のものです。たまたまその1ヶ月間の相場が、BINARY Capture 14’のロジックと上手く噛み合った、という可能性も否定できません。
長期的に優位性があると言うのならば、最低でも半年間の実績を提示していただきたいです。まさか、たった1ヶ月程度のフォワード実績だけで、販売に踏み切ったのでしょうか?もっと長期的なデータがあるはずです。それを提示しないのは何故なのか?気になる人は、販売者に問い合わせしてみてはどうでしょうか?
取引履歴画面の作り方
ところで販売ページに掲載されている素晴らしい成績(実績?)ですが、同じようなものは誰でも作ることができます。もう一度、BINARY Capture 14’販売ページの実績をご覧ください。
MILLIONAIRE OPTION(ミリオネアオプション)の取引履歴画面ですね。ご覧いただくとわかると思いますが、左の列にFXの取引履歴画面のような注文番号(連番)が振られていませんね。※注文番号の有無、連番になるかどうかは証券会社によって異なります。
連番の注文番号がなければ、誰でも簡単に勝率を高く見せることができる取引履歴画面を作成できます。パソコンのペイントツールを使って、負けトレードを削除するのです。つまり取引履歴画面を意図的に編集するわけですね。ちょっとやってみましょう。
BINARY Capture 14’の取引履歴画面を利用して、勝率100%の取引履歴画面を作成してみます。パソコンのペイントツールを使って負けトレードを消すだけです。
できました。全勝(勝率100%)の取引履歴画面です。念のために述べますが、BINARY Capture 14’の販売者が、このような行為をしているということを言っているのではありません。誰でも取引履歴を編集することが可能だということをお伝えしたいのです。
販売者の言い分(セールス)を100%鵜呑みにすることなく、常に疑うくらいの気持ちで聞いた方が良いと思います。取引履歴は本物なのか?本物だとしたらその画面を(動画などで)見せてもらえるのか?1ヶ月程度の取引履歴ではなく、できれば半年程度の取引履歴を呈示してもらえるのか?
投資活動の前に、存在するリスクを全て洗い出して確認し、避けられるリスクは避け避、けられないリスクについてはそのリスクを許容できるかどうかを自問します。(つまりその商材が信頼に足る商材かどうか?ということを購入前に徹底的に検証するということです。)
それすらできないのであれば、投資の資質がありませんので、余剰資金があっても投資などせずに地道に貯金することをオススメします。
BINARY Capture 14’【公式サイト】