イタリアでバイナリーオプション禁止!
なかなか衝撃的なニュースです。EU加盟国のイタリアがバイナリーオプションの禁止に踏み切ったようです。具体的には、イタリア国内で営業するバイナリーオプション業者のサイトをブロックするという手段で、アクセス不能にしました。ニュースの詳細はこちらをご覧下さい。
- イタリア バイナリーオプションを禁止 IPアドレス閉鎖
全面的禁止というよりは、特定業者のサイトをブロック(IPアドレス閉鎖)したということのようです。理由は、バイナリーオプションのギャンブル性の高さです。複数の業者に対して当局が警告を行ったにも関わらず、その警告を無視した業者に対する対抗措置のようですね。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
イタリアはカジノ先進国
なんとなくですが、イタリア人と投資って、違和感がないですか?イタリア人といえば、享楽的な生活を好む国民のようなイメージです。(ドイツ人や日本人と真逆の国民性という印象)
サッカーが大好きで、楽天的で、宵越しの金など持たない、その日を楽しむ、という国民性という印象があります。こんな国民性ジョークもあります。
この世の天国とは
「コックはフランス人 、警官はイギリス人 、技師はドイツ人 、銀行家はスイス人、恋人はイタリア人」この世の地獄とは
「コックはイギリス人、警官はドイツ人、技師はフランス人、銀行家はイタリア人、恋人はスイス人」
イタリア人と、倹約・投資・運用という言葉は違和感がありますね。ただ、バイナリーオプションをギャンブルと考えれば、イタリア人の国民性ともマッチするかもしれません。
イタリアは、日本と違ってカジノが公認(合法)されています。イタリア国内には、政府公認のカジノがたくさん存在します。さらにイタリアでは、2006年にオンラインカジノも合法化されています。
政府が公認したオンラインカジノ以外にも、非公認の不法オンラインカジノもあり、実はこの不法オンラインカジノのほうが、公認カジノよりも売上があるそうです。
不法カジノ取り締まりと同じやり方だ
政府は、この不法オンラインカジノの取り締まりに、やっきになっているようです。不法オンラインカジノ取り締まり方法は、IPアドレス閉鎖(ブロック)です。つまり、今回のバイナリーオプション業者の取り締まりと同じやり方です。(バイナリーオプション業者のIPアドレスを閉鎖)イタリア国内から不法オンラインカジノサイトへアクセスしようとすると、別の無関係サイトが表示される、という措置です。
イタリアとしては、政府公認のカジノ(オンラインも含め)を、国の産業として守るために、不法カジノを取り締まりたいのでしょうね。
バイナリーオプションに対する規制も、公認カジノを守るための措置なのかもしれません。政府の手が及ぶ公認カジノと、やりたい放題のBO業者とでは、当然公認カジノを守りたいはずです。
イタリアでのBO規制はEUにも影響を及ぼすか?
EU(欧州連合)には、イタリア以外にも公認カジノのある国が多数存在します。イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、フィンランド、マルタ、デンマーク、オランダ、ポルトガル、エストニア、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、ポーランド・・・そして、ロシアもカジノが合法化されています。
今回のイタリアでのBO規制(事実上の一部業者禁止)は、他のEU諸国へ影響を与えるのでしょうか?政府公認のカジノへの影響が無視できないような状況になれば、各国でもイタリアと同様の規制の動きが出てくるかもしれませんね。
権力者の利権を守るための規制?
政府公認のカジノとは、日本で言うところの「パチンコ業界」のようなものでしょう。多くの利権がからみ、一部の関係者が甘い汁をすうことのできる業界です。(警察官僚の天下り、政治家の影響力etc)
そんな美味しい業界を脅かす産業が、バイナリーオプション業界なのかもしれませんね。だから規制する。表向きは顧客保護を謳いながら、実は自分たちの利権を守るため。
もしかしたら、日本でのバイナリーオプション規制も、同様の背景があるのかもしれません。警察OBや特定政治家からの圧力・・・日本には公認カジノが存在しない代わりに、世界最大のギャンブル=パチンコ業界が存在します。
ラスベガス・・・ 5280億円
______________________
カジノ合計 3兆2080億円
世界二大カジノ(ラスベガス、マカオ)の年間売上高合計よりも、パチンコの年間売上高のほうが圧倒的に大きい(約6倍)です。この世界最大のギャンブル(パチンコ)から生まれる甘い汁(利権)は、想像を絶するでしょうね。この利権を守るためのBO規制なのかもしれませんね。怖いですね・・・