【MT4】RCIのインジケーター、どこでダウンロードできる?
前回、RCIの計算式について詳しく解説しました。
ところでこのRCI、MetaTrader4(MT4)には標準装備されていないんですよね。RSIは入っているのに、RCIは入っていない…。まあ、それだけメジャーなテクニカル指標ではないということでしょう。
とはいえ、どうしてもRCIをMT4に表示させてトレードしたい!というFX投資家もいることでしょう。
そこで、RCIインジケーターをダウンロードする方法を紹介します。
ネットでRCIインジケーターを探すと、そこそこDLサイトがヒットするのですが、気をつけてください。中身を改編したRCI(改造RCI)などがたくさん含まれているため、いわゆる「素のRCI」を見つけ出すことは困難です。
ではどこで探すか?やはり海外サイトが無難です。
RCI.mq4とSpearmanRankCorr.mq4は基本的には同じだが…
RCIの計算式を、中学生でもわかるように解説するよ!でも解説したとおり、RCIは、海外ではSpearmanRankCorr.mq4と呼ばれることのほうがメジャーです。なぜなら、RCIのベースはSpearman’s rank correlation coefficient(スピアマンの順位相関係数)だからです。RCIの複雑な計算式に使用されている概念がスピアマンの順位相関係数なのですね。
つまり、RCI.mq4を探すよりもSpearmanRankCorr.mq4を探してダウンロードすれば、MT4にRCIと同じデータを表示させることができるわけです。
ただし、厳密に言えばRCI.mq4とSpearmanRankCorr.mq4は異なります。違いは以下の通り。
- RCI.mq4…順位相関を100〜−100で表示
- SpearmanRankCorr.mq4…順位相関を1〜−1で表示
もっと厳密に違いを述べれば、RCI.mq4は価格の順位付け計算を「同じ順位を平均化」しています。したがいまして、RCI.mq4とSpearmanRankCorr.mq4を重ねて表示させるとわずかに描くラインが異なります。SpearmanRankCorr.mq4を元に、より指標的な要素を加味した形で(使いやすさ重視で)作り直したものがRCI.mq4です。
どちらが良いとか悪いとかではありません。個人的には海外でメジャーなSpearmanRankCorr.mq4を使用するほうが良いと考えています。本家本元であるhttps://www.mql5.com/に掲載されているのもSpearmanRankCorr.mq4ですからね。
ForexFactoryからダウンロードすることをおすすめするよ
さて、SpearmanRankCorr.mq4をどこからDLするか?信頼できるDLサイトはhttps://www.mql5.com/ですが、ユーザー登録などやや面倒です。
フリーダウンロードしたいならば、ForexFactoryがおすすめです。以下のページからDL可能です。
SpearmanRankCorr.mq4をクリックしてダウンロードします。DLしたインジケーターをMT4に導入すればOK。
実際に、ForexFactoryからダウンロードしたSpearmanRankCorr.mq4(RCI.mq4)をMT4チャートに表示させると以下の通り。
サブウィンドウに表示されているグラフ状のテクニカル指標が、SpearmanRankCorr.mq4、つまりRCIです。