【キング事件】元自民党三役&元防衛大臣H氏に飛び火
キングこと「テキシアジャパンホールディングス」代表D容疑者(41)と、元防衛大臣H氏の蜜月関係が週刊文春(2019年2月28日号)にすっぱ抜かれました。
タイトルは『「悪い奴とは思えない」投資詐欺 キングをかばう元自民党三役』。
キング事件については、以下の記事で取り上げています。
- 【投資詐欺】「キング」と呼ばれた男の逮捕劇の裏にある「深い闇」
- 「テキシアジャパンホールディングス」は巨額ブックメーカー詐欺会社「スピーシー」の残党で結成された詐欺会社だった!?
- 資本主義の本質というのは、そういう“今の自分と理想の自分との差分”をお金に変えるってことだと思うんですよ
週刊文春でスクープされたのは元国会議員で防衛大臣や自民党総務会長も努めた久間章生氏(78歳)です。
H氏(78歳)は、農林省から長崎県議会議員を経て1980年に衆議院議員に当選。2004年に自民党総務会長、2007年に防衛大臣に就任しています。現在は政界を引退していますが、2013年には過去の功績が評価され、旭日大綬章を受章しています。いわゆる政界の大物の一人です。
そんなH氏(78歳)が、なんと「キング事件」の首謀者であるD容疑者と入魂(じっこん)の間柄だったというビッグスクープです。
文春の記事によれば、H氏は幾度となくテキシアジャパンHDが主催する「パーティ」や「イベント」などに参加していたとのこと。「日本を元気にする」がキャッチコピーのテキシアジャパンHDの広告塔として、元国会議員はうってつけです。
H氏もまさかキングが逮捕されるとは夢にも思っていなかったのでしょう。キング逮捕後も、文春のインタビューに次のように答えています。
「今でも悪い奴とは思えなくて、正直びっくりしています。取り巻きに利用されたのかな」
旭日大綬章を受章したH氏にとって、今回の報道により不本意ながら晩節を汚すことなってしまいました。
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政界のビッグネームを「広告塔」に据える狡猾さ
それにしても驚かされるのはテキシアジャパンHDの周到さです。これまでにテキシアを構成するメンバーには、
- 甘くやんちゃなマスクのカリスマ「キング」
- 岡山県警OB
- 暴力団幹部(山口組弘道会)
- 巨額ブックメーカー詐欺事件スピーシーの残党
- FX投資詐欺ライフステージの残党
など、まさに犯罪のプロフェッショナルと呼んでも過言ではないようなそうそうたるメンツが集められています。そして今回、広告塔と報道された政界のビッグネームH氏。
ここまで周到に舞台とキャラクターが用意されれば、多くの高齢者が騙されても仕方がなかったのかもしれません。