タイ国が「ほほ笑みの国」だって?だからダマサれるんだよ…
タイが微笑みの国と言われていた時代があります。
タイに行くと、子供から大人まで多くのタイ人が「微笑み」を浮かべ、観光客を歓迎してくれているような雰囲気があります。タイ人とコミュニケーションすると、誰もがニコニコしながら対応してくれます。そんなところからいつしか「ほほ笑みの国」などと呼ばれるようになったわけです。ところが…
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タイで多発する「日本人を狙った詐欺」の実態
日本人観光客を狙った対人による詐欺が横行しています。
例えばSNSで話題の「ジェットスキー詐欺」。ジェットスキー詐欺は、タイのビーチでここ数年多発している詐欺であり、日本人旅行客がターゲットとされています。手口はこうです。
ビーチに遊びに来た日本人観光客に、「ジェットスキーで遊びませんか?」とタイ人が声をかけます。料金は格安なので、気軽に借りることができます。ところがジェットスキーに乗りはじめて数分くらいで動かなくなります。そして「あなたの使い方が悪かった、修理代を払ってください」と高額の費用を請求されるわけです。実は最初からエンジンに細工がしてあるのですが…。その他にも、
- 沖合でエンジンが止まり、自力で岸まで泳いで戻ると延長料金を請求される
- キズが付いたといちゃもんをつけられ、高額の修理代を請求される
などがあります。大抵の日本人は面倒を避けてお金を払ってしまう。だから図に乗ったタイ人がこの手の詐欺を繰り返すことになります。10年以上前から横行している詐欺なので、旅行会社などが注意喚起をしていますが、未だになくなりません。
ずーっと前から言われてるのに未だにタイでジェットスキー借りる人いるのに驚くわ。
タイで相次ぐ「ジェットスキー詐欺」 警告むなしく続出する日本人のぼったくり被害(https://t.co/ehOunrywuT
— hee®oo @2/10〜社会復帰 (@heeroo22) 2018年12月30日
「プーケットでは、ジェットスキーの業者が地元マフィアとつながってるという噂。貸し出すときはいかにも陽気で優しいタイ人の顔だが、金を取り立てるときは豹変。何されるか分からない怖さがある」
警察もグル。しばらく行かないことが一番のペナルティだろうね https://t.co/dzmYa9n0A6
— 石坂俊@マレーシア (@ShunIshizaka) 2018年11月30日
パタヤでタイ人DQNがジェットスキーを借りる→ジェットスキー屋が傷が付いた弁償せよといつもの営業トーク→DQNが「俺達はパタヤ赤服とコネがある。撃ち殺すぞ」と脅す→警察へ→DQN2人釈放1人を拘束→ジェットスキー詐欺タイ人には通用せず https://t.co/peMnyv2Mh8
— ザビエル古太郎 (@XavierKotaro) 2014年2月4日
友達がタイから帰ってきたけど、ジェットスキーでぶつかって修理代どーたらで詐欺られて有り金すべて奪われて帰ってきた
いいなぁタイ行きたいなー— ルロイ (@toywars725) 2013年3月23日
軍事政府の取締も効果ゼロ、未だ健在のタイのジェットスキー詐欺を豪TVが特集 https://t.co/R98KPJN6Wz
パタヤで修理代拒否ったら殴られ、グルの警官に逮捕された外国人 https://t.co/15py00HD86 pic.twitter.com/B92SHaD66A— ザビエル古太郎 (@XavierKotaro) 2016年1月2日
タイは犯罪に巻き込まれる可能性が最も高い国
ジェットスキー詐欺以外に、トゥクトゥク(タイの三輪タクシー)詐欺も有名です。格安だからといって気軽に乗ってしまうと、様々な店に強制的に連れて行かれ、無理やり商品を買わされるというケースが報告されています。
「お金を貸して詐欺」もありますね。盗難に遭ったという女性が日本人観光客(男性)に「お金を少し貸してほしい」と近づき現金をだまし取るという手口です。
その他にも「スリ」「置き引き」「強盗」「賭博詐欺」「睡眠強盗」「わいせつ犯罪」など、日本人をターゲットにした犯罪は非常に多い国であると認識しておくべきです。
タイは日本人が犯罪に巻き込まれる可能性が最も高い国なのです。
タイにおいて日本人が巻き込まれる被害の多数は窃盗,詐欺等ですが,近年,日本人が殺人事件・強盗致傷事件などの凶悪事案に巻き込まれる事例も報告されています。タイにおける凶悪事件発生率は,日本と比べても非常に高い水準で推移していますので,十分注意してください。
引用:外務省海外安全情報
タイで日本人が日本人をカモる
最近ではタイを舞台に、日本人が日本人をカモるケースが報告されています。
日本人がカモに「タイの投資詐欺」全手口
東南アジアで日本人が日本人に騙される詐欺話が蔓延している。とくにタイ国内では顕著だ。現地で3000店超と人気の日本料理店への投資を勧め、出資者を借金地獄に追い込むグループが蠢いている。タイ・パタヤの日本人会の事務局長を務める福留憲治氏は「海外の儲け話は、日本の話以上に注意する必要がある」と警鐘を鳴らす――。
いわゆる海外投資詐欺ですね。タイの高級日本料理店への投資話を持ちかけ、なんと視察旅行まで用意するという周到ぶり。
実際に出店までするのですが、高級店とは名ばかりでオープンしても閑古鳥が鳴くありさま。毎月赤字を垂れ流し、挙句の果てにはタイ当局から不法就労の疑いをかけられ「賄賂」を要求されるという、まさに泣きっ面に蜂状態です。最終的に店は潰れることになり、投資したお金(数千万円)は返ってきません。
老後資金3000万円をすべて失った高齢の日本人男性のケースも確認した。この高齢の男性は2014年に財産を失った直後、バンコクの日本人の多く居住するアパートの一室で、首を吊って自殺した。
海外リゾートの高級日本料理店のオーナーになるという夢につけ込んだ、悪質な投資詐欺です。
とはいえ、実際にお店を作りオープンさせているため、この投資話を「詐欺」として訴えることは困難です。このあたりは詐欺師の手口としてほぼ完璧ですね。詐欺師グループは、ちゃっかりと中抜きして稼いでいるわけです。
「タイは安全、治安が良い」はウソ
海外リゾート地のイメージが強いため、なんとなく気を許してしまうのでしょうか。気持ちも大きくなってしまうのかもしれません。
当たり前ですが、タイは 法制度や文化背景、風俗習慣などが異なる「外国」です。タイを「ほほ笑みの国」などと舐めてかかると、間違いなく痛い目にあいます。「外国」であるとの認識を強く持ち、常に慎重に行動することが求められます。