Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)|概要
クロスリテイリング社が、矢継ぎ早に新商材をリリースしています。1つのプロモーションが終わると、すぐに次の商材のプロモーションがスタートします。クロス社の人材の豊富さに本当に驚かされますね。
さて、今回は『Go!Go!!スキャルFX』です。クロス社に新たな人材(本田浩輝氏)が加わりました。
販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2018/09/19
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://new-scal.s3.amazonaws.com/goscal/top/it.html
Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)|検証とレビュー
3分後に自動決済する1分足スキャルツール
『Go!Go!!スキャルFX』は、エントリーして3分後に自動決済を行う1分足スキャルピングです。
終了時間を予め決めておき、その時間通りに手仕舞いする「時間決済」というアイデアは、ブレイクアウト等によく用いられます。
さて、今回の時間決済は、なんと「3分後」です。はたして3分後の自動決済がロジックとしてどれほどの優位性を持ち得るのか?興味深いですね。
基本は、”サイン通りにENTRY&3分後自動決済”
『Go!Go!!スキャルFX』はチャート上に現れるサイン(矢印)に従ってエントリーし3分後に決済するというシンプルな手法です。決済は決済ツールを使って自動化します。
メインロジックは順張りと逆張りであり、サイン通りにトレードするためほぼ無裁量です。
『Go!Go!!スキャルFX』のロジックが組み込まれたオリジナル・インジケーターが付属しており、そのツールが表示させるサインに従ってトレードを行います。
付属インジケーターについて
『Go!Go!!スキャルFX』には2つのオリジナルインジケーターと、3つのベーシックインジケーターで構成されています
2つのオリジナル・インジケーター
- Victory Light(ビクトリーライト)
- 自動決済ツール
3つのベーシックインジケーター
- ボリンジャーバンド
- RSI
- 一目均衡表
Victory Light(ビクトリーライト)はボリバンのエクスパンション(収縮からの拡大)を見定めるためのオリジナル・インジケーターです。サインが点灯するとはいえ、そこに多少の裁量判断を加えて、シグナルの取捨選択を行います。フィルターにはRSIを利用します。もう一つのオリジナルインジケーターは自動決済ツールです。3分後(ローソク足3本完成後)にポジョションを自動で決済してくれるツールです。
推奨通貨ペアは以下の4つ。
- USD/JPY(ドル円)
- EUR/JPY(ユーロ円)
- GBP/JPY(ポンド円)
- EUR/USD(ユーロドル)
ボリバンのエクスパンション(収斂から拡大)の”初動”を狙い撃ちする
『Go!Go!!スキャルFX』のトレード確度を高めるための3つの裏技(裁量手法)が用意されています。裏技(裁量ロジック)は3つ。
- ボリバンのエクスパンション初速を狙う
- 一目を活用したトレンド追随トレード
- レンジでの逆張り(カウンタートレード)
メイン手法は、いわゆるボリバンのスクイーズ(収斂)からエクスパンション(拡大)を狙い撃ちするトレンドフォローです。ブレイクアウトの初動を狙うとも言いかえられますね。
2番めの手法は、一目均衡表を活用したトレンド追随トレードです。ビッグトレンド発生時に、その勢いに後乗りする手法です。
3つ目の手法は、レンジ相場におけるカウンタートレード(逆張り)です。1番目の手法と同じくボリバンを活用してレンジを見極めます。
これらの3つの裏技(裁量判断)を加えることで、より高確度のトレードが可能になるとされています。
3時間後決済のロジックも用意されている
『Go!Go!!スキャルFX』は、3分後決済が基本です。これはつまり1分足チャートにおけるローソク足3本分を意味します。応用編として、1時間足でも同じストラテジーでデイトレが可能であるとの解説がなされています。つまり1時間足チャートでエントリー後、ローソク足3本分(3時間後)に自動決済するという手法です。
スキャルピングに馴染めない人は、3時間後決済のロジックにチャレンジしてみるのもありですね。
販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2018/09/19
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://new-scal.s3.amazonaws.com/goscal/top/it.html
Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)|欠点
まず『Go!Go!!スキャルFX』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
1分足スキャル&3分後決済はノイズを予測する極めて難易度の高い手法
乱高下を繰り返す1分足において、3分後に利益を確実に出すことは、想像以上に困難です。きっかり3分後にスプレッドを上回る利益が乗っているかどうかなど、神のみぞしる…です。せっかく優位性のあるポイントでエントリーしても、3分後にスプレッドを超える利益が乗ってプラスに転じているかどうかなど予測不可能です。もちろん勝てるときもあります。肝心なことは、長期的に利益を出せるかどうかです。想像している以上にかなり難易度の高い手法という印象です。
”時間決済”にこだわりすぎるのもリスクがある
3分後にしても3時間後にしても、時間を限定して決済することにこだわると、結局自らの首を絞めることになりかねません。FXに限らず、投資は決済時間を自由に選択できるからこそ、そこに様々な戦略が生ききます。極論ですが、ENTRYタイミングがどれほどマズくても(悪くても)、決済タイミング次第では利益を出すことが可能です。つまり、ENTRYタイミング以上に、決済タイミングのほうがはるかに重要だということです。
なぜ3分(ローソク足3本)なのか?その根拠が不明瞭
『Go!Go!!スキャルFX』はローソク足3本で決済することにこだわった手法です。しかしながらなぜローソク足3本(3分or3時間)なのか?その根拠は明確ではありません。3本でなければならない根拠(=3本であることの優位性)は明確に示されていません。相場は一定ではなく常に変化しています。ならばローソク足3本決済にこだわるよりも、相場局面に応じて最適な決済タイミングをその都度”取捨選択”したほうがはるかに優位性が高いと考えるトレーダーも少なくないはず。
- 1分足スキャル&3分後決済は、ノイズを予測する極めて困難な手法
- ”時間決済”にこだわりすぎるのもリスクがある
- なぜ3分(ローソク足3本)なのか?その根拠が不明瞭
Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)|評価点
次に『Go!Go!!スキャルFX』の評価できるポイントを解説します。
決済時間(3分後、3時間後)の”足かせ”を外せば極めてロジカルな手法
『Go!Go!!スキャルFX』の最大の特徴は3分後決済(3時間後決済)です。この部分ばかりが強調されて商材の本質が見えなくなっているようにも感じます。ENTRYロジックそのものは、非常にロジカルであり優位性を感じさせます。特に裏技とされる3つの裁量手法は、多くの裁量トレーダーにとって参考になるはず。
- エクスパンションの初速を狙う
- トレンド追随
- レンジでの逆張り
ローソク足3本での決済にこだわらず、ENTRY後に利益を伸ばすアレンジを加えれば、有効な手法に思えます。
1分足ではなく1時間足以上でロジックをまとめてもらえれば面白そうだ
スキャルピング商材は、多くのユーザーにニーズがあるため、業者としてはどうしてもその方向で商材を作りたくなるのでしょう。しかし、本当に初心者が勝てる(勝ちやすい)手法は、デイトレ〜スイングです。『Go!Go!!スキャルFX』は1分足スキャルがメインですが、1時間足でのデイトレ手法も紹介されています。本来ならば1時間足以上でのデイトレ手法をメインにして商材・ツールを構成してもらったほうが、ユーザーのためになるはず。ENTRYロジックは決して悪くないので、この点がちょっと惜しいですね。
- 決済時間(3分後、3時間後)の”足かせ”を外せば極めてロジカルな手法
- 1分足ではなく1時間足以上でロジックをまとめてもらえれば面白そうだ
Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)|総合評価
【結論】エントリーして3分後に自動決済を行う異色の1分足スキャルピング手法
ただ3分後決済の優位性がやや不明瞭な点が残念
エントリーロジックは王道かつ優位性が高そうなので時間決済の縛りを外せばもっと可能性が広がりそう
『Go!Go!!スキャルFX』は、”時間決済”という特性を持つ異色のFX商材です。一定時間後の自動決済は、ポジション保有中のストレスが限定されるメリットがあります。勝っていても負けていても指定時間後にはポジションがなくなるからです。特に自動決済を導入していれば、その時の相場がどうであろうと、自動的にポジションはクローズされます。
手仕舞いルールが「時間」という絶対的なものなので、明確ですよね。だからこそエントリーの精度が求められるわけです。結果的にトレードに慎重になりポジポジ病も克服されます。
時間決済のデメリットは「相場状況に応じて戦略変更する」というFXの最大の利点を失ってしまうことだ
一方、時間決済は「相場状況に応じた戦略変更」というFXの最大の利点を奪ってしまうという大きなデメリットが存在します。バイナリーオプションと同じです。
バイナリーオプションが難しいとされる理由は、一定時間後(それも短時間後)のレートを高い精度で当てることが求められるからです。1分後、3分後、10分後のレートを50%を超える確率で当てなければなりません。1分バイナリーならば、59秒後でもなく、1分1秒後でもありません。きっかり1分(60秒)後のレートによって勝敗が確定します。
時間制約のないFXは、エントリー1分後に負けていた(含み損を抱えていた)としてもその後の相場状況に応じて様々な戦略を組み立て、最終的に収支をプラスにすることが可能です。ナンピンを行うことで平均購入レートを押し下げたり、複数ポジションに分けて買い増ししたり(ピラミッディング)、あるいは複数ポジションを段階的に決済したり(トレーリングストップ)…実に様々な戦略を組み立てることが可能になります。トレンドに追随して利益を最大限に拡大することも、決済時間が決まっていないからこそ戦略として有効になります。
FXは、24時間いつでも決済可能な投資であるからこそ、多くの戦略・戦術を可能にしているのです。しかしながら「時間決済」という考え方は、FXの最大の利点である「時間」を縛ってしまうことになります。「時間」という投資における最大のメリット(戦略)を捨て去るわけです。
本商材においてもローソク足3本で決済することの必然性がそれほど感じられません。”決済時間の選択”はトレーダーに与えられた最大の武器(戦略)です。その武器(戦略)を放棄し、自ら制約(制限)を設けることの理由がやや不明瞭です。
ENTRYロジック(3つの裏技=裁量)は、決して悪くありません。むしろ王道で優位性を感じさせます。そのロジックを活かして利益を最大化するためにも”時間縛り”は取り払ったほうが良いのではないでしょうか。もっと可能性が広がりそうです。
- 決済時間(3分後、3時間後)の”足かせ”を外せば極めてにロジカルな手法
- 1分足ではなく1時間足以上でロジックをまとめてもらえれば面白そうだ
- 1分足スキャル&3分後決済は、ノイズを予測する極めて困難な手法
- ”時間決済”にこだわると足元をすくわれる
- なぜ3分(ローソク足3本)なのか?その根拠が不明瞭
『Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)』を購入するべき人
- スキャルピングを修得したい人
- 3分決済に興味がある人
- バイナリーオプション的なトレードをしたい人
『Go!Go!!スキャルFX(ゴースキャFX)』を購入してはいけない人
- 時間縛り(時間決済)に必然性を見いだせない人
- ストレスの少ない手法を探している人
販売元:クロスリテイリング株式会社
発売日:2018/09/19
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://new-scal.s3.amazonaws.com/goscal/top/it.html