Black AI・ストラテジー FX|概要
本日は、グローバル・ロイズ社が販売するFX情報商材Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)を検証レビューします。
販売|グローバル・ロイズ株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|43,780円(税込)
公式サイト|https://blackaist-fx.com/
構成・文/戸室達也
Black AI・ストラテジー FX|ユーザーレビュー
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成績はすこぶる良いです
勝率は販売ページに書いてあるほどは高くないです
でもすごく低くもない、体感では60%くらい
過度な期待は最初からしてなかったので、60%あれば十分です
ロジックは非公開だけど、なんとなく使っていればわかります
オシレーター系をベースにした買われすぎ・売られすぎシグナルが元になっていると思います
なので当たり前ですがトレンド出るとダメです
オシレーターが天底に張り付くので、シグナルがダマシになります
ブラストを活かすにはいかにレンジを見極めて、レンジのみでトレードできるかです
そこがわかってからは、勝率が安定してきました
SLが浅いから逆張りシグナルで仕掛けても安心できます
トレンド転換だけを気をつけていれば、しっかりとレンジで利益を積み重ねてくれます
裁量判断も必要ですが、それはこのツールに限ったことじゃないし、当たり前の部分ですよ
再現性はそれなりにあると思います
あたりまえだけど、どんな相場にも通用する万能手法など存在しない
結局特定の相場に対応する手法を突き詰めるしかないということだ
逆張りも順張りもと欲張ると痛い目にあう
だから俺は逆張りに特化している
ブラストはそんな自分の武器の一つだ
基本は裁量でトレードしているがブラストのサインは自分の判断を後押ししてくれる
もう2年以上使っているが、逆張り派トレーダーは満足するツールだと思う
ブラストは諦めました。
Black AI・ストラテジー FX|検証とレビュー【本編】
爆発的に売れている『ドラゴンストラテジーFX』の上位互換(アップグレード)版と捉えているユーザーも少なくありませんが、実際はまったく異なります。むしろ『ドラゴンストラテジーFX』と”互いに欠点を補完し合うツール”という印象が強いです。以下、詳しく解説します。
”買われ過ぎ”や”売られ過ぎ”を可視化し、相場転換をピンポイントで狙い撃ちする逆張りロジック
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)は、相場の”買われ過ぎ”や”売られ過ぎ”からのトレンド転換をピンポイントで狙い撃ちする逆張りロジックです。『ドラゴンストラテジーFX』が順張りロジックであるのに対し、本商材は”逆張りロジック”を主軸にしています。
- 『ドラストFX』…順張り(トレンドフォロー)
- 『ブラスト FX』…逆張り(カウンタートレード)
初見ではレンジ相場に特化したカウンタートレードに見えますが、実は長期足へ同調する方向への順張りがベースにあるため、トレンドを捉えれば大きな利益を見込める利点があります。推奨通貨ペアは以下の5つ。
推奨通貨ペア
- USD/JPY(ドル円)
- EUR/JPY(ユーロ円)
- EUR/USD(ユーロドル)
- AUD/JPY(豪ドル円)
- NZD/JPY(ニュージーランドドル円)
推奨時間足は「5分足」で、5通貨ペア同時監視可能ならば、エントリーチャンスは1日に60~70回程度あります。リスクリワードは1対7。つまり、利益7に対し損失は1です。ただし、体感的にはスプレッドも入れて「1:3」(利益3に対し損失は1)程度という印象です。
『ドラストFX』同様、”矢印シグナル点灯型ツール”だ
本商材に付属するインジケーターは、『ドラストFX』同様にチャート上に”矢印マーク”を点灯させるスタイルが採用されています。以下の画像はBlack AI・ストラテジー FX(ブラストFX)を組み込んだMetaTrader4です。
チャート上の”矢印マーク”は、高値や安値で点灯していることわかりますね。サブウィンドウ(下段)には、オシレーター系のテクニカル(AIアナライザー)が表示されています(=AIアナライザー)。
相場の”買われ過ぎ&売られ過ぎ”を可視化する「AIアナライザー」
サブウィンドウ(チャート下段)のオシレーター系ツール「AIアナライザー」こそが、本商材のロジックの心臓部です。
ご覧の通り、ストキャスティクスやRSIに似た2本のラインが上下動を繰り返しながら描写されています。さらに天井圏(80%〜100%)と底値圏(0%〜20%)が、それぞれ赤と青で塗り分けられていますね。
基本的には、ストキャスティクスやRSI(長期・短期)と同じ分析・使い方と捉えても、概ね問題ありません。つまり一定期間の価格帯の中で直近の終値が相対的にどのレベルにあるか(買われ過ぎか売られ過ぎか)を測るわけです。この手のオシレーター系を逆張りに活用する場合は、天井圏・底値圏からの反転のタイミングを狙います。
- 天井圏張り付きからの反転…「売り」で仕掛ける
- 底値圏張り付きからの反転…「買い」で仕掛ける
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)では、短期と長期のオシレーターの状態を”目視”で分析し、トレンド転換を確認して仕掛けます。以下の画像は長期線(黄色線)と短期線(赤色線)が、底値圏(〜20%)から反転上昇している場面です。明確な転換ポイントであり「買い」のタイミングとなります。
とはいえ、2本のラインが同時に反転することはほとんどありません。長期線が天底に張り付いた状態で、より感度の高い短期線の反転で仕掛けるなど、相応の”裁量判断”が求められます。
「AIアナライザー」で矢印サインをフィルタリングし”ダマシ”を回避する
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)のトレードルールは、極めてシンプルです。
- 矢印サインが点灯(アラート・メール送信も可)
- 「AIアナライザー」にて、黄ライン&赤ラインが天井圏もしくは底値圏でほぼ同時に反転を確認
- エントリーする
ただし、全ての矢印サインが有効ではないことに注意が必要です。矢印サインが点灯したら、必ず「AIアナライザー」の黄色線と赤色線の状態をチェックして、サインを取捨選択します(フィルタリング作業)。
- 買い=「AIアナライザー」が底値圏から反転上昇していること
- 売り=「AIアナライザー」が高値圏から反転下落していること
ダマシを回避するには、「AIアナライザー」によるシグナルのフィルタリングは欠かせません。チャートに張り付きが可能ならば、むしろ「AIアナライザー」でのトレンド転換確認後に同方向での矢印シグナルでENTRYすることが望ましいです。
ENTRY後は”自動決済機能”で放置が可能だがオススメはしない
ポジションを建てた後は、付属の自動決済機能を使ってほったらかしが可能です(任意ですので手動での決済も可能です)。搭載されている決済機能は2種類あります。
ENTRY後に「Range」「Trend」どちらかのボタンをクリックすれば自動で決済してくれます。
- レンジ決済モード…レンジでの反転で確実に利益を確保
- トレンド決済モード…トレンドに追随し終焉で決済
ただ、この自動決済機能は正直なところ”微妙”です。レンジ決済モードは感度が高いため、レートの動きに敏感に反応してしまい、ボラティリティが小さいとほとんど利益を残せません。トレンド決済モードも融通がきかず、伸ばせるはずの利益を削りがちです。利益を最大化したいならば、自動決済機能は封印し、手動で決済することを強くオススメします。
手動決済も「AIアナライザー」を目安にする
手動で決済する場合は「AIアナライザー」の短期線・長期線を目安に手仕舞いします。逆張りトレードの場合は、短期線(赤色線)天井・底値圏からの反転で決済。
一方順張りトレードの場合は、長期線(黄色線)天井・底値圏からの反転で決済します。慣れれば判断に迷うことはありません。
ツールを使いこなすならば「裁量判断」は不可欠
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)は一見するとテクニカルでガチガチに固めたシステムに見えますが、実はそうではありません。むしろ「半システム・半裁量」のツールといえます。本ツールを効果的に使いこなすならば、裁量判断を加えていくことは”不可欠”です。
ツールの心臓部ともいえる「AIアナライザー」。短期線(赤色)と長期線(黄色)のラインの角度・勢い・方向性・互いの位置関係など、「AIアナライザー」の動きをは実に様々なパターンを形成します。単純に2本のラインが反転したからENTRY…というほど単純ではありません。感度の高い短期線の反転はダマシが多く、一方の長期線は大きなトレンド方向を示しているため遅延しがちです。
短期と長期の反転タイミングや、前後の相場環境などを総合的に勘案しながら、ENTRY可否を下していくことが求められます。
販売|グローバル・ロイズ株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|43,780円(税込)
公式サイト|https://blackaist-fx.com/
Black AI・ストラテジー FX|欠点
まずBlack AI・ストラテジー FX(ブラストFX)のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
AI(人工知能)であるはずがない…
販売ページに謳っているような”最先端のAI(人工知能)が生み出したツール…”ではありません。単なる煽りです。普通に「半裁量の逆張りツール」として売り出せばよいものを、どうしてAI(人工知能)などと語ってしまうのか。冷静に考えれば本物のAIを搭載したシステムが、たかだか数万円で販売されるはずがない、ということはわかるはず。
そもそもMetaTrader4はAIを走らせるプラットホームなど持ち合わせていません。販売者の売り煽りに躍らされることなく、落ち着いてツールの優位性を判断するべきです。
トレンド転換の”目視判断”は思ったほど簡単ではない
基本的なロジックは、相場の過熱感を測り”買われ過ぎ”や”売られ過ぎ”からのレート反転をピンポイントで狙い撃ちする逆張りストラテジーです。”買われ過ぎ”・”売られ過ぎ”を可視化してくれる便利な「AIアナライザー」ですが、目視の判断は相応の裁量スキルが求められます。
感度の高い短期線(赤色)の反転はダマシが多く、一方の長期線(黄色)は大きなトレンド方向を示しているため”遅延しがち”です。短期・長期ラインの反転タイミングやラインの角度(勢い)、互いの位置関係などを注意深く監視して、トレンド転換の有無を精査しなければなりません。デモトレードを繰り返しつつツールの得手不得手の相場を見極める訓練が求められます。購入してすぐに勝てるというほどの簡易ツールではありません。
勝率9割は盛りすぎ…
販売ページには「勝率9割…」とありますが、これは誇張しすぎです。良くて7割、平均すれば6割弱というところです。とはいえ、リスクリワードバランスが良いため、低い勝率でも十分に利益を確保できます。
ここが残念
- AI(人工知能)であるはずがない…
- トレンド転換の”目視判断”は思ったほど簡単ではない
- 勝率9割は盛りすぎだ…
Black AI・ストラテジー FX|評価点
次にBlack AI・ストラテジー FX(ブラストFX)の評価できるポイントを解説します。
『ドストFX』と本ツールを相場環境に応じて使い分けることで、互いの欠点を補完し合うことを可能にした
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)は、相場の反転をピンポイントで狙い撃ちする逆張りロジックです。一方、前作ドラストFXは順張りを得意とするツールです。『ドラストFX』が苦手とするレンジ相場において、『ブラストFX』は大いに優位性を発揮します。また、トレンド相場においては『ブラストFX』よりも『ドラストFX』の方が、一方向に追随しやすく利益を拡大できます。2つのツールを相場環境に応じて使い分けることで、互いの欠点を補完し合うことができます。
たとえ勝率30%でも確実に利益を残せるほどの優れたリスクリワードバランス
Black AI・ストラテジー FX(ブラストFX)のリスクリワードバランスは、公称で「1対7」。実際は「1:7」よりは低く、せいぜい「1:4〜5」といったところでしょう。なぜならENTRYタイミングの見極めが非常に難しいからです。確度の高いタイミングを待てば必然的に仕掛けが遅れがちになります。さらにスプレッドを考慮すれば「1:3」が妥当です。とはいえリスクリワード1:3でも十分すぎるほどです。極論ですが勝率30%でも利益は残ります。
順張り方向に仕掛けるストラテジーであるため、必然的にSL(ストップロス)が浅くなり、その結果、高いリワードを実現できています。
相場俯瞰のしやすさ・シグナル精度の高さなど、ツールとしての使い勝手の良さは前作『ドラゴンストラテジーFX』と優劣つけがたい
ツール系FX商材を得意とするグローバルロイズ社が満を持してリリースしたFX商材です。シンプルでありながら、相場俯瞰のしやすさやシグナル精度の高さにおいて、一定レベルをクリアする技術はさすがです。ユーザーの使い勝手を重視し、トレードに必要不可欠な要素をしっかりとパッケージングしたBlack AI・ストラテジー FX(ブラストFX)は、極めて完成度が高いといえます。
ここが評価できる
- 前作ドラストFXと本ツールを相場環境に応じて使い分けることで、互いの欠点を補完し合うことを可能にした
- たとえ勝率30%でも確実に利益を残せるほどの優れたリスクリワードバランス
- 相場俯瞰のしやすさ・シグナル精度の高さなど、ツールとしての使い勝手の良さは前作『ドラゴンストラテジーFX』と優劣つけがたい
Black AI・ストラテジー FX|総合評価
販売|グローバル・ロイズ株式会社
開発者|旅するトレーダー「ヒデ」
販売価格|43,780円(税込)
公式サイト|https://blackaist-fx.com/
相場俯瞰のしやすさ・シグナル精度の高さなど、ツールとしての使い勝手の良さは前作『ドラストFX』と優劣つけがたいほど
当ブログで高評価の『ドラゴンストラテジーFX』を提供しているグローバルロイズ社が、満を持してリリースした『Black AI・ストラテジー FX』。ユーザーのかゆいところに手が届くツールを構築する技術はグローバルロイズ社ならでは。相場俯瞰のしやすさ・シグナル精度の高さなどは、前作ドラストFXに匹敵します。
基本ロジックは、”買われ過ぎ・売られ過ぎ”からの相場反転をピンポイントで狙い撃ちする”逆張りストラテジー。レンジ相場にはめっぽう強いツールです。さらに、トレンド相場でも”深いポイント”から仕掛けるので、結果的に大きな利益を狙いやすい傾向にあります(リスク・リワードは1:7)。
逆張りにめっぽう強いツールの登場によって『ドラゴンストラテジーFX』の弱点を補完することに成功した
トレンドだけでなく相場の8割を占めるといわれるレンジ相場からも利益を得たいならば、『ドラストFX』と『ブラストFX』を相場環境に応じて使い分けるのもアリ。とはいえ、トレンド転換を目視で捉えるためには相応の裁量判断が必要です。「半裁量・半システム」ツールであることは、事前に理解しておくべき。
- 前作『ドストFX』と本ツールを相場環境に応じて使い分けることで、互いの欠点を補完し合うことを可能にした
- たとえ勝率30%でも確実に利益を残せるほどの優れたリスクリワードバランス
- 相場俯瞰のしやすさ・シグナル精度の高さなど、ツールとしての使い勝手の良さは前作『ドラゴンストラテジーFX』と優劣つけがたい
- AI(人工知能)であるはずがない…
- トレンド転換の”目視判断”は思ったほど簡単ではない
- 勝率9割は盛りすぎだ…
Black AI・ストラテジー FX|ユーザーレビュー(再)
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成績はすこぶる良いです
勝率は販売ページに書いてあるほどは高くないです
でもすごく低くもない、体感では60%くらい
過度な期待は最初からしてなかったので、60%あれば十分です
ロジックは非公開だけど、なんとなく使っていればわかります
オシレーター系をベースにした買われすぎ・売られすぎシグナルが元になっていると思います
なので当たり前ですがトレンド出るとダメです
オシレーターが天底に張り付くので、シグナルがダマシになります
ブラストを活かすにはいかにレンジを見極めて、レンジのみでトレードできるかです
そこがわかってからは、勝率が安定してきました
SLが浅いから逆張りシグナルで仕掛けても安心できます
トレンド転換だけを気をつけていれば、しっかりとレンジで利益を積み重ねてくれます
裁量判断も必要ですが、それはこのツールに限ったことじゃないし、当たり前の部分ですよ
再現性はそれなりにあると思います
あたりまえだけど、どんな相場にも通用する万能手法など存在しない
結局特定の相場に対応する手法を突き詰めるしかないということだ
逆張りも順張りもと欲張ると痛い目にあう
だから俺は逆張りに特化している
ブラストはそんな自分の武器の一つだ
基本は裁量でトレードしているがブラストのサインは自分の判断を後押ししてくれる
もう2年以上使っているが、逆張り派トレーダーは満足するツールだと思う
ブラストは諦めました。