バイナリーオプションへの逆風でVantage FXがBOサービスから完全撤退を決断
最近のニュースですが、Vantage FXがバイナリーオプションから完全撤退し、本来のFXブローカー業務に集中すると発表しました。
Vantage FXはオーストラリアの為替ブローカーです。日本でのサービス提供もおこなっていました。日本語に対応したWEBサイト・プラットホームを用意し、「HIGH&LOW」「ワンタッチ」「60secnds」などメジャーなバイナリーオプションサービスをおこなっていた海外ブローカーです。BOサービスの歴史は古く、2012年からBO商品のラインナップを提供していました。
ところが、法的な規制や、相次ぐメディアによるネガティブなニュース(BOは詐欺、悪徳商法だ)を受けて、バイナリーオプションから完全撤退する決断を下したのです。
ニュース元はこちらです。
Vantage FX Abandons Binary Options Offering to Focus on FX Trading
Vantage FX has turned the page on binary options, which it decided was a poor fit for its business.
Vantage FX Abandons Binary Options Offering to Focus on FX Trading
Vantage FX has turned the page on binary options, which it decided was a poor fit for its business.引用:Retail FX
直訳すると、
Vantage FXバイナリオプション撤退し、FXトレーディングに重点を置く
Vantage FXはバイナリーオプションは、自社のビジネスにとってあまり適していないと判断しました。
バイナリーオプションに直面している否定的なメディアの調査と法的苦境の合計の重さは、Vantage FXにとってはあまりにも大きすぎます。その結果、オーストラリアの証券会社は、バイナリオプションの提供を直ちに中止し、FX業務のみに焦点を当てることにしました。
日本語メディアも直訳したものを報道しています。
【注目トピックス 経済総合】バイナリーオプションから撤退し、FXトレーディングに重点を置く
VantageFXが、バイナリーオプションに直面している否定的なメディアの調査結果と法的な縛りのすべてを飲み込むには、それはあまりにも苦い薬だったようである。その結果、このオーストラリアのブローカーは、バイナリーオプションの撤退を即座に判断し、FXのブローカー業務に専念することに決めた。
近年、バイナリーオプションは確かに多くの投資家や司法の間で支持を失い、ある特定の国での徹底的な禁止と、詐欺や悪徳商法といった嫌な評判の間で、バイナリーオプション・サービスを提供している多くのブローカーは、問題を避けて上手く運ぶか、もしくは、既存のバイナリーオプション・サービスに対して、引いてプラスになるような戦略を採用するか、どちらかを選択を迫られている。(中略)
バイナリーオプションについての否定的な報道や評判の悪さが、VantageFXがバイナリーオプションから撤退するという原動力になったのは確かだ
(中略)
ところで、VantageFXは、バイナリーオプションから撤退した最初のブローカーではない。すでに、オンライン・ブローカーの24オプションが、バイナリーオプションから撤退し、FXとCFDへより力を注ぐという戦略的な転換を打ち出しているのだ。
引用:マネーポストWEB
海外ではバイナリーオプションへの悪評が高く、国を挙げて規制(BO禁止など)という方向へ動きつつあります。海外メディアもBOに対するネガティブ報道を積極的に行っているのです。
これが海外のBOに対するトレンドです。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
そのころ日本では・・・
ところが日本では、厚顔無恥の一流企業(上場企業)が平然とバイナリーオプションサービスを提供しているのです。このことに違和感を感じない人は、鈍感すぎますね。
海外におけるバイナリーオプションに対する認識は、「詐欺」「悪徳商法」です。一方の日本では、
- 1000円でできる外為!(トレイダーズ証券)
- 毎日が収益チャンス(GMOクリック証券)
- 取り組みやすい投資(ワイジェイFX)
海外との温度差を感じざるをえません。日本人のギャンブル好きという国民性につけ込んだビジネス、それがバイナリーオプションです。そして日本のメディアも節操がないので、BOのネガティブな面には一向に目を向けようとしません。
日本人ってバカですね。