FXの巨額脱税で逮捕されたM氏とその仲間が裏技系商材(TPS)を販売
先日”鴨川式バイナリー予備校”のスパムメールが届いた件で迷惑メールフォルダを掘り返していると、興味深いメールを発見しました。あの、FX巨額脱税で逮捕されたM氏によるオプトインメールです。
件名:【重要】口座凍結に関して。無料で億超え巨額脱税者の自動FX裏技極秘手法情報をプレゼント!
はじめまして、Mです。「M 脱税」と検索して頂くと判りますが、私は、約2年間で、約3億6800万円もの巨額の利益をFXの自動売買で獲得しました。
実は、その利益を得るためのきっかけになった出来事がありました。それはたった34万円という少額の資金を用意する事と「裏技」系の自動売買プログラムのスタートボタンを「ポチッ」と押すという事。ただ、それだけです。たったこれだけで、短期間でしかも簡単に大きな利益を得る事が出来ました。
(中略)
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M氏のFX巨額脱税事件は、主要新聞でも報道されたのでご存じの方も多いでしょう。日本経済新聞のWEB版から記事を引用してみます。
FX所得 1.4億円脱税容疑、海外移住の役員逮捕
日本在住時に利益2012/3/9 15:23 (2012/3/9 21:42更新)
静岡地検は9日、外国為替証拠金(FX)取引で得た所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税したとして、シンガポール在住の会社役員、M容疑者(37)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。M容疑者は日本在住時に問題のFX取引を行い、利益を申告しないままシンガポールに移住していた。
地検は同日、静岡県内などの複数の関連先を家宅捜索した。取引実態などの全容解明を進める。
逮捕容疑はパソコンを使ったFX取引で得た2009~10年分の所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税した疑い。
地検によると、M容疑者は当時同県伊豆の国市に居住し、10年12月にシンガポールに住民票を移した。名古屋国税局が昨年、強制調査(査察)に着手していた。
関係者によると、M容疑者は取引に十数人の知人名義の口座を使用。数万円の謝礼を支払って口座を譲り受けた疑いも持たれている。地検はM容疑者が当初から利益を隠蔽する狙いでこれらの口座を使い分けていたとみている。
M容疑者は親族が代表の自動車部品製造会社(伊豆の国市)で専務を務め、三島市内にある同社の倉庫にパソコンを複数台置き、自動でFXを売買できる投資ソフトを使って取引をしていたとみられる。利益は海外の口座に送金するなどしていた。
所得税法は国内に住所がないか、1年以上居住していない人を「非居住者」と規定し、日本の課税が限定される。ただ日本に住んでいた際の所得については、その後海外に住所を移しても日本で課税される。
引用:日本経済新聞WEB版
FX自動売買ソフトで得た利益は、2年で3億6800万円
M氏の脱税事件は2つの意味で衝撃的でした。
1つはわずか2年(2009年〜2010年)で3億6800万円の利益をFX取引で得ていたこと、そして2つめは、自動売買ソフトを使っていたという点です。
2009〜2010年当時、自動売買(EA)によるトレードは非常に盛んにおこなわれていました。FXブローカーのシステムが穴だらけで、自動売買によってその穴を攻略することが可能だったわけです。早朝スキャルなどのEAがよく使われていました。私も当時、海外のEAを研究して自作して走らせていました。
そうした儲けの穴はブローカーに対策され、高速スキャル型のEAも徐々に追いやられていきました。
それにしても、M氏の自動売買による利益額には驚かされます。複数の口座を使い、パソコンも複数稼働させ、高速スキャルEAで巨額の利益を得ていたのです。
ミスターブレイン氏が、知人であるM氏に関して語った内容
ミスターブレイン(二人組の方)氏も、M氏について言及しています。どうやらミスターブレイン氏とM氏は知り合いのようですね。
ミスターブレイン氏はM氏とは旧知の仲だという。
「Mさんとはシストレのチームを組んでいた時期があります。彼は独学でプログラミングを学んでいて、セミプロ級の腕前だった。
そして、私たちの取引ロジックをプログラミングするとき、彼に手伝ってもらったことがあるんです」
M氏はもともとシステムトレード(シストレ)に興味があり、独学を重ねていたようだ。そのなかでミスターブレイン氏と知り合い、両氏はある売買ロジックの実現へ向けてチームとして協力体制を敷く。
■巨額利益の出発点は「業者間アービトラージ」だった
「あるロジックというのは、以前にもお話した『業者間アービトラージ』です。
この自動売買を使ったのは開発に加わった数名だけ。全員の元手を足しても100万円に満たなかったと思いますが、数日で2億円になりました。
Mさんも協力者なので当然、このロジックを使って取引していました。当時のMさんは元手がそれほどなかったようなので、資金を少し融通したこともあります。彼の運用資金はおそらく100万円もないくらいだったと思いますが、このときのロジックで2000万円くらいまで増やしたようですね」
M氏とミスターブレイン氏が協力して開発したシステムは、業者間アービトラージだったようです。業者間アービトラージは、複数のブローカーのレート差を利用して利ざやを稼ぐ方法です。
氏とその仲間が開催するTPS(FX裏ワザ攻略塾)とは?
FX業界を一時期賑わせたM氏とその仲間が主催するTPS、FX裏ワザ攻略塾とはいったい何なのか?
アドレスを登録すると3時間を超える動画を閲覧することができます。この3時間30分の動画で語られる内容は、業者間アービトラージを利用して稼いだ過去の栄光の日々の話からブックメーカーの話題、そしてFXの裏ワザであるTPSの仕組みの話です。
TPS(FX裏ワザ攻略塾)とは?
動画で語られるTPSの概略をざっくりとまとめると…
- 実践は簡単(小学生高学年レベルの知識でOK)
- メタトレーダー4専用ツール
- 理論的な勝率は100%
- 利益は投資額に対する1.5%(1回あたり)程度が見込める
- 1日1回トレードできれば、理論的には月33%の利益が期待できる
- 口座で投資可能な資金の上限は1000万円(現行ルール)
- 長期間決済に至らない場合スワップコストが嵩む場合がある
- スリッページによるリスクがある(マイナスに滑れば損失になる可能性がある)
- 条件付き返金保証あり
TPSはすでに第3期にはいっていて、第1期・第2期ユーザーの成績も確認できる
私は今回はじめてTPSの存在を知ったのですが、どうやら第3期募集に入っているようですね。
すでに第1期、第2期でTPSに参加したメンバーの実践報告もFacebookで閲覧することが可能です。
≪TOP5 ランキング発表≫ 9/4 までに投稿頂いた方を対象としています。
【 BEST:5 】
1:Yuya Shimada 第1期 $ 52,191 (約 6,262,920円)
2:Atsushi Koyano 第2期 $ 26,024 (約 3,122,880円)
3:Dai Takeishi 第2期 $ 22,434 (約 2,692,080円)
4:Hironobu Tanji 第2期 $ 19,761 (約 2,371,320円)
5:Jun Matsu 第2期 $ 17,249 (約 2,069,880円)
※円=120円換算引用:Facebook TPSより
TPS(FX裏ワザ攻略塾)に興味がある方は、以下のページにアクセスしてみてください。登録すればTPSに関する概略動画を閲覧することが可能です。
TPSは、高額な入塾費用と90万円の運用資金が必要か?
TPSについて検索していると以下のサイトがヒットしました。
その中に第1期の入塾費用について、20万円(限定10名)との記載がありました。さらに第2期の入塾費用は、298,000円(80名が参加)との記載もあります。第3期は同額か、もう少し高くなっている可能性もありそうですね。残念ながら入塾費用を確認することはできませんでした。
- 2015年5月【TPS】第1期生募集(入塾費用200,000円)
- 2015年6月【TPS】第2期生募集(入塾費用298,000円)
- 2015年9月【TPS】第3期生募集(入塾費用????円)
また入塾費とは別に、運用資金として90万円以上が必要との記載もあります。
実践者の成績がドル建てなので、おそらく海外ブローカーを使った手法なのでしょう(違っていたらすみません)。うーん、私は海外ブローカーの口座に100万円近いお金を入れるのはリスクが高くてできません。
裏ワザがアービトラージ系ならば、ブローカーも手をこまねいているとは思えませんので、いずれ対策されてしまう可能性があります。
先ほどのサイト【TPS】Tetsu Private School にも、ルール変更による対策がなされた旨の記載があります。対策によっていつかは、TPSの裏ワザがまったく使えなくなる可能性も高そうです。上記サイトにもその注意書きは明確に記載があります。
やるならば、期間限定という意識で取り組むべきでしょう。
それなりに余裕資金(入塾費+推奨運用資金=130万円くらい)ある方ならば、トライしてみても良いのでは?