全コピFXは成果報酬型コピートレード?
新しいタイプのコピートレードの登場です。
月額課金なのですが、成果報酬システムを取り入れています。私はずっと前に、シグナル配信の新しいスタイルとして、成果報酬型の仕組みを提案していたのですが、その理想形に近いサービスなのでしょうか?
詳しく検証してみたいと思います。
”完全成果主義”ですが月額固定費が発生する
全コピFXでは、月間収支がマイナス計上の場合は、そのマイナス分を翌月に持ち越すそうです。その翌月もマイナスの場合は、さらに翌月に繰り越されます。
つまり、成績がマイナス分を埋めてプラスにならない限り、会費(月額会費)は請求されないとのことです。
上図を見る限り、素晴らしいシステムに思えます。ところが・・・販売ページをよく読むと、”完全”成果主義ではありません。月額固定費が毎月10,000円、発生します。
つまり月額固定費10,000円+成功報酬なのです。”完全”成果主義と呼ぶにはちょっと違うように思えます。全コピFXは、月額課金10,000円のコピートレードサービスであるとイメージしたほうが実態に近そうです。
そして、成績がプラスの場合は、さらに成果報酬が発生(実益の30%)します。
全コピFXの販売ページについて
残念ながら、全コピFXは完全成果主義サービスではありませんでした。月額課金(毎月固定10,000円)のコピートレード、というのが実態です。
さらに、利益が発生すれば、毎月10,000円に加え実益の30%を支払うシステムです。
単純に考えれば、10万円の利益が発生すれば1万円(固定)プラス3万円=合計4万円 のコストが発生します。一般的な月額固定型のコピートレードよりも、コストがかかる可能性があります。
販売ページの書き方には、ユーザーが勘違いしそうな部分があります。
プラス収支になるまでお支払いは不要!
あなたがプラス収支にならない限りご請求はいたしません!
月間収支がマイナスでも毎月10,000円請求されます。表現に問題がありますね。
ただ、それでも全コピFXが優秀で利益が発生するのであれば、たとえ月額固定費+成果報酬を払ってでも、是非参加してみたいですね。
しかも、マイナスの場合は、翌月以降に持ち越されてプラスと相殺されるという仕組みは非常に評価できますね。
私の考える本当の完全成果報酬とは?
私が、過去の記事で提唱した”完全成果報酬型”のサービスは、全コピFXの仕組みとは大きく異なります。
チケット制(ポイント制)を取り入れ、プラス収支の場合は、そのチケット額(ポイント)から1pips=10ポイント=10円が差し引かれるというスタイルです。
つまり、最初に30,000円分のチケットを購入すれば、トータルで3000pips勝つまでそのチケットが有効なのです。当然、マイナス収支の場合は、トータルプラス収支になるまで負け分が繰り越されます。月額固定費などは一切発生しません。
さらに、そのチケットは、3ヶ月後に、残ポイント分を現金に換金できる(払い戻しできる)ようにします。これこそ、究極の”完全成果報酬型”でしょう。
本当に自信のあるトレーダーだったら、このやり方で配信サービス(コピトレ)をして欲しいです。
コピートレードでは投資スキル向上は望めない
ここからは一般論です。
このサイトで何度も述べていますが、コピートレードやシグナル配信サービスを受けている限り、あなたの投資スキルはほとんど向上しません。
楽をしようとしている時点で投資を止めた方がよいです。銀行や郵便局にお金を預けておいた方が、100倍マシです。
多くののコピートレード、シグナル配信サービスは、調子の良いときもあれば、悪いときもあります。どんなに優れたトレーダーが配信をしていても、です。
たまたまドローダウンに陥ったときに、あなたは月額の固定費(会費など)に加え、投資の損失も負わなければなりません。それが2ヶ月続いたら?3ヶ月経っても、成績が回復しなかったら?あなたはどうしますか?それでも継続できますか?あなたの大切な資産を、他人に委ねることができますか?
「YES」という方は、どうぞ彼らと一蓮托生してください。
投資に対して真面目に向き合おう
こんなことを言っても仕方のないことかもしれませんが、投資をするのであれば、投資活動に真剣に向き合うべきだと思います。
他人に委ねることなく、自らリスクを受け入れて相場と対峙するべきです。
「そんな時間ないよ!」という方は、そもそもリスクの高いFX投資をするべきではないと思います。リスクの低い外貨預金をお勧めします。
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