リバース・トレンドFX|概要
クロスリテイリング社からリリースされた『ReverseTrendFX(リバトレFX)』をレビューします。
販売元:クロスリテイリング社
発売日:2018年8月9日
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://t-lab.s3.amazonaws.com/reverse/top/
リバース・トレンドFX|検証とレビュー
早朝7時に機械的にENTRY&夕方6時に自動決済するだけのシステムトレード
『Reverse Trend FX(リバトレFX)』はMetaTrader4(MT4)に組み込むカスタムインジケーターです。毎朝7時にシグナル(サイン)が表示されます。そのサインに従って機械的にエントリー。その後、ドテンシグナルがあれば決済・再エントリー。もしくは夕方6時にすべてのポジションを閉じる(自動決済)というスタイル。いわゆる早朝トレードと呼ばれるデイトレですね。
同様の早朝トレードには『岡安盛男のFX 極(モリオのFX)』があります。『岡安盛男のFX 極』は「早朝IFDOCO型トレード」です。トレードの流れは次の通り。
- 朝一でチャートを確認し逆指値注文を入れておく=IFD注文
- 同時にOCO注文で利確と損切りを設定してそのまま放置
IFD注文で「ワナ」を仕掛け、「ワナ」にヒットしたらその後は「OCO注文」でほったらかしというスタイルです。
一方、『Reverse Trend FX』は毎朝7時にシグナルが(条件をクリアした時のみ)自動点灯します。そのシグナルに従って手動(成り行き)でポジションを持ちます。
NY市場で形成されたトレンドに追随して仕掛けるストラテジー
『Reverse Trend FX(リバトレFX)』も『岡安盛男のFX 極』も、NY市場で形成されたトレンドがアジア市場でも継続しやすいという市場の特性(=あるある)をベースにしたストラテジーです。
NY市場が大引け後に一旦調整に入りアジア市場(東京市場)が開くまでの間の動きを分析し、東京市場でのトレンドの方向を見定めます。もちろん、各種フィルターによって精度を高める工夫はされていますが、基本的にはよくある「早朝トレード」の一種です。
「ドテンシグナル」でトレンド転換を逃さない
『Reverse Trend FX(リバトレFX)』の基本的なトレード手順は以下の通り。
- 朝7時にシグナルを確認してエントリー
- 夕方6時に自動決済
夕方の決済には「Close On Time」という付属のEAを活用します。
そして、日中にトレンド転換したときは「ドテンシグナル」を自動的に点灯させます。ドテンシグナルによって一旦保有中のポジションを手仕舞い(決済)し、逆方向にポジションを立て直します。
注意!ドテンシグナルは”手動”での手仕舞い・再エントリーが必要
夕方6時の手仕舞いは、EAによって自動化されていますが、日中にドテンシグナルが点灯したときは、手動での作業が必要となります。
日中にドテンシグナルが点灯したら、必ず最初のポジションを手動で決済します。ここは自動ではありません。外出中ならばスマホなどでのチェックは必須です。そしてドテンシグナルに従って逆ポジションを建て直します(ここも手動)。
ドテンして再び建てたポジションは「Close On Time」EAにて夕方6時に自動決済されます。
販売元:クロスリテイリング社
発売日:2018年8月9日
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://t-lab.s3.amazonaws.com/reverse/top/
リバース・トレンドFX|欠点
まず『Reverse Trend FX』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
決済以外は”手動”でのトレードとなる
『Reverse Trend FX』において、以下の3点は手動での作業が必要です。
- 朝7時の仕掛け
- ドテン決済
- ドテン逆ポジション仕掛け
EA化(自動化)されている部分は、夕方6時の手仕舞いのみです。
”検証用EA”を提供してほしかった
『Reverse Trend FX(リバトレFX)』は非常にシンプルかつ明快なロジックですので、EA化することは容易です。ロジックの優位性を確認するための最も簡単な方法はEA化してヒストリカルデータで検証することです。
サインツールとして提供するならば検証用のEAを提供してもよかったかもしれませんね。
EAとして販売する必要はないにしても、せめて検証用のEAを添付してもらえれば、ストラテジーの得意な局面や苦手な局面を過去チャートで検証することができたはず。
再現性を高めるには相応の”慣れ”や”スキル”が必要
”1日を通して行うことは、お知らせのサイン通りの操作をするだけ”と販売ページ内に説明はありますが、実は大いに裁量が求められるストラテジーであるということを理解しておく必要があります。シグナルを取捨選択するための(裁量)ルールは提供されますが、判断は実践者に委ねられます。この点をしっかりと理解した上で検討をするべきです。
- 早朝のシグナルが点灯しても、エントリーするかどうかは「裁量判断」…
- 日中にドテンシグナルが点灯しても、ドテンするかどうかは「裁量判断」…
- トレードする通貨ペアすらも、「裁量判断」…
裁量判断が大いに入るストラテジーであるということは、つまり「再現性は担保されていない」ことを意味します。販売者(開発者)と同等の成績を出すためには(再現性を高めるためには)、大局を見極めるための相場観や慣れなどが求められるストラテジーです。
- 決済以外は手動でのトレードとなる
- ”検証用EA”を提供してほしかった
- 再現性を高めるには相応の”慣れ”や”スキル”が必要
リバース・トレンドFX|評価点
次に『Reverse Trend FX』の評価できるポイントを解説します。
早朝トレードとしてシグナルを参考程度にするならアリか
裁量が大いに必要とされる『Reverse Trend FX(リバトレFX)』。早朝トレードとしてシグナルを参考程度にするなら多少はメリットがあるかもしれません。
リバース・トレンドFX|総合評価
【結論】早朝7時に機械的にENTRY&夕方6時に自動決済するだけのシステムトレード
NY市場で形成されたトレンドに追随して仕掛けるストラテジーだ
「ドテンシグナル」でトレンド転換を逃さない工夫あり
毎朝7時にシグナル(サイン)が表示され、そのサインに従って機械的にエントリー。その後、ドテンシグナルがあれば決済・再エントリー。もしくは夕方6時にすべてのポジションを閉じる(自動決済)というスタイル。いわゆる早朝トレードと呼ばれるデイトレです。
同様の早朝トレードに、『岡安盛男のFX 極(モリオのFX)』があります。
毎朝同じ作業を繰り返すわけですが、再現性を高めるには相応の”慣れ”や”スキル”が必要です。大局を見極めるための相場観や慣れなどが求められるストラテジーであることを考慮して購入検討しましょう。
- 早朝トレードとしてシグナルを参考程度にするならアリか
- 決済以外は手動でのトレードとなる
- ”検証用EA”を提供してほしかった
- 再現性を高めるには相応の”慣れ”や”スキル”が必要
『Reverse Trend FX』を購入するべき人
- 早朝トレードに興味がある人
- 裁量が大いに入る手法であることを理解できる人
- 再現性は担保されていないことを理解できる人
『Reverse Trend FX』を購入してはいけない人
- 再現性の高い手法を探している人
販売元:クロスリテイリング社
発売日:2018年8月9日
メディア:インジケーター・動画・PDF
公式サイト:https://t-lab.s3.amazonaws.com/reverse/top/
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