億千万バイナリー|概要
本日は、BO情報商材をレビューします。クロスリテイリング社(一般社団法人日本投資家育成機構)が新たに投入する『億千万バイナリー』です。
開発者は橋本純樹氏。彼の独自理論”ローソク足波動論”をベースにしたBO商材が『億千万バイナリー』です。
販売元:一般社団法人 日本投資家育成機構
開発者:橋本純樹
発売日:2018年12月6日
公式サイト:https://newtheory.s3.amazonaws.com/top/
億千万バイナリー|検証とレビュー
「ローソク足の規則性」を利用して次足(陽線or陰線)を高確率で予測しハイローで仕掛ける
億千万バイナリーは、”ローソク足波動論”をベースにしたバイナリーオプション商材です。
ところで、”ローソク足波動論”とは何でしょうか?難しそうな理論に聞こえますが、実際は驚くほどシンプルです。ローソク足の陽線と陰線の数は時間の経過とともに均衡する(同じ数になる)…つまり、陽線と陰線の割合が5:5になるように相場が形成されるというもの。
陰線が5本、陽線が2本
⬇(時間の経過とともに…)
陰線が5本、陽線が5本
上記が”ローソク足波動論”の全てです。相場における陽線と陰線の数は時間と共に均一化し同数に近づくという理論。仮に「陰線が5本、陽線が2本」だったとします。それが時間と共に「陰線が5本、陽線が5本」になるよう相場が変化する。この規則性をロジック化したものが橋本純樹氏の「ローソク足波動論」です。
「ローソク足波動論」によって、次足(陽線or陰線)を高確率で予測し、ハイローで仕掛ける…『億千万バイナリー』のロジックはこれでほぼ全てといって良いでしょう。
”ローソク足波動論”に関して解説している動画はこちら。
”ローソク足波動論”の本質はチャートパターン分析だ
『億千万バイナリー』の根幹をなす”ローソク足波動論”ですが、はたして本当に優位性(エッジ)はあるのでしょうか?
陽線と陰線の数を数える…という斬新な点に惑わされてしまうと、ロジックの本質が見えなくなります。”ローソク足波動論”の本質は、トレンド転換後の逆足が高確率で出現するタイミングをチャートパターンによって推測することにあります。
『億千万バイナリー』では、まずエントリーに適した相場(波形=トレンド)を探すところからスタートします。次にトレンドラインを引き、仕掛けのチャンスを伺います。
トレンドラインを切ってローソク足(逆足)が形成されたタイミングで”相場の転換点”を捉えるのですが、ここですぐに逆方向へ仕掛けるわけではありません。
確実に逆足が出るタイミングを見極めるために、次足の形状を確認してフィルタリングをおこないます。このフィルタリングこそが精度を高めるための重要な要素になります。
ロジックの本質は”酒田五法”に極めて近い
『億千万バイナリー』での仕掛けルールは、古くから存在する酒田五法に極めて近いものです。複数の連続するローソク足で構成されるパターンによって相場の転換点を予測する、それが酒田五法の原理です。
酒田五法をベースにした優良商材『The Secret FX』に近いものを感じますね。
チャートパターンで次足の陽線・陰線を予測する。ある意味「王道」といえます。
販売元:一般社団法人 日本投資家育成機構
開発者:橋本純樹
発売日:2018年12月6日
公式サイト:https://newtheory.s3.amazonaws.com/top/
億千万バイナリー|欠点
まず『億千万バイナリー』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
”ローソク足波動論”の本質はパターン分析だ
消費者を惹き付けるためには斬新さが常に求められます。その結果”○○理論”、”○○ロジック”などと奇抜な理論が登場します。しかし何十年ものあいだ、投資に新しいロジックは登場していません。せいぜいコンピューターの進歩を享受した”超高速取引”程度です。これもロジックと言えるかどうかすら怪しいです。
もはや新しいロジックが投資の世界で新発見されるとは思えません。”ローソク足波動論”も、その本質はチャートパターン分析と大きく変わりません。奇抜なフレーズに踊らされないようにしましょう。
短期足(5分足)におけるチャートパターン分析は優位性にやや課題がある
『億千万バイナリー』は、突き詰めれば酒田五法に代表されるチャートパターン分析(プライスアクション)の一種です。このパターン分析も残念ながら万能ではありません。あくまで相場の”傾向”を捉えただけで、その通りにレートが動かないことも少なくありません。
『億千万バイナリー』は5分足が執行時間足となっています。元来、チャートパターン分析(プライスアクション)は、長期足ほどその有効性が実証されています。つまり日足、週足などです。短期足(5分足、10分足など)における数本のローソク足が織りなすパターンはノイズとみなされ、チャートパターン分析の優位性が下がることが常識とされています。この点も憂慮するべきポイントといえます。
- ”ローソク足波動論”の本質はパターン分析にすぎない
- 短期足(5分足)におけるチャートパターン分析は優位性にやや課題がある
億千万バイナリー|評価点
次に『億千万バイナリー』の評価できるポイントを解説します。
奇抜にみえて実は”王道ロジック”だ
一見奇抜に見える”ローソク足波動論”ですが、実は極めて王道なチャートパターン分析がベースになっています。
エントリーに適したトレンド相場にラインを描写し仕掛けのタイミングを待ちます。トレンドラインを逆抜け後、ローソク足形状(パターン)を確認して仕掛けをおこなうことで、逆足が高確率で出現するタイミングを捉えるわけです。
その本質は古くからある酒田五法に通ずるものがあります。まさに王道チャートパターン分析(プライスアクション)といえます。
BOならではのピンポイントを高確率で予測する手法は興味深い
『億千万バイナリー』の最大の特徴は、ピンポイントで1本のローソク足の陽線・陰線を高確度で予測する点にあります。
トレンドを予測するFXと異なり、たった1本の次足が陽線になるのか?それとも陰線になるのかを予測することに注力しています。まさにBO(ハイロー)に最適化された商材(ロジック)と言えます。
逆に言えば、『億千万バイナリー』をFXトレードに活用することは難しいということになります。BOユーザーでハイロー取引のストラテジーを探しているならば選択肢の一つとして本商材はありでしょう。
- 奇抜にみえて実は”王道ロジック”だ
- BOならではのピンポイントを高確率で予測する手法は興味深い
販売元:一般社団法人 日本投資家育成機構
開発者:橋本純樹
発売日:2018年12月6日
公式サイト:https://newtheory.s3.amazonaws.com/top/
億千万バイナリー|総合評価
【結論】たった1本のローソク足(陽線か陰線か)を予測することだけに焦点を絞ったBO向けのストラテジー
その本質はチャートパターン分析であり古典的かつ王道手法だ
BO(ハイロー)商材として選択肢の一つとしてアリかも
『億千万バイナリー』は、ピンポイントでたった1本のローソク足の陽線・陰線を高確度で予測することに最大限のリソースを割いています。そこには緻密なロジックが隠されています。トレンド形成から転換、その後に出現する逆足をチャートパターンによって分析します。ロジックはフィルタリングも含めて非常によく練られていて完成度の高さを感じさせます。
とはいえ、ノイズに近い5分足(短期足)でどれほどその優位性が保たれるのか?バイナリーオプションでは常に50%を超える勝率が求められますが、長期的に優位性を確保できるかどうかは実践者によって経験の差が出そうです。
BO(ハイロー)ユーザーであれば、選択肢の一つとして検討の余地はありそうです。
- 奇抜にみえて実は”王道ロジック”だ
- BOならではのピンポイントを高確率で予測する手法は興味深い
- ””ローソク足波動論”の本質はパターン分析にすぎない
- 短期足(5分足)におけるチャートパターン分析は優位性に課題がある
『億千万バイナリー』を購入するべき人
- BO(ハイロー)ユーザー
- 自身で検証作業することを厭わない人
『億千万バイナリー』を購入してはいけない人
- FXトレードに活用したいと考えている人
- BOに嫌悪感を持っている人
販売元:一般社団法人 日本投資家育成機構
開発者:橋本純樹
発売日:2018年12月6日
公式サイト:https://newtheory.s3.amazonaws.com/top/